『ビアンカの大冒険』ディズニー映画のビデオに卑猥すぎるカット

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本エントリーは若干過激な内容を扱っております。ご注意ください。

皆様は『ビアンカの大冒険』というディズニー映画をご存知でしょうか

『ビアンカの大冒険』はウォルト・ディズニー・カンパニー創設50周年記念アニメ映画として制作された作品です。

そんな記念すべき作品ですが、実は多くの批判を受けたという事実がございます。

『ビアンカの大冒険』の物語自体はさらわれた少女を助けるべく2匹のネズミが奮闘するという冒険活劇でかなり感動的なアニメでございます。

劇場で公開された映画自体には問題なかったのです。

問題があったのは劇場公開後に発売されたビデオ版。そのビデオ版『ビアンカの大冒険』のワンシーンで、街中を滑空するシーンがあるのですが、その建物の窓に…

裸の女性が映りこんでいた

というのです。

『ビアンカの大冒険』は大人も楽しめる作品となっておりますが、当然子供にとっても楽しい作品。そんな作品にとんでもないスキャンダルがあったのです。

今回はこの『ビアンカの大冒険』の卑猥なワンシーンをご紹介したく存じます。

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『ビアンカの大冒険』

『ビアンカの大冒険』自体は東京ディズニーランドでもテーマとして扱われることが少なく、内容についてそこまでご存じない方もいらっしゃるかと存じます。

そこでまずは『ビアンカの大冒険』に関する概要をご紹介いたします。

あらすじ

物語はニューヨークの港に流れ着いたビンに入っていた一通の手紙から始まります。この手紙を回収したのは世界中のネズミ達によって構成される「救助救援協会」。

水で滲んだ手紙から、「みなしごのペニーが助けをもとめている」ということを読み取ることに成功した協会はいざ助けを送ることに。

そこで立候補したのが「ミス・ビアンカ」という名の若く美しいメスのネズミ。女性一人では危険すぎるという申し立てにより、パートナーとして「バーナード」という冴えないオスのネズミと任務に向かいました。

調査の結果、少女ペニーは「マダム・メデューサ」という表向きは質屋を営む悪党に誘拐されていました。洞窟の奥で世界最大のダイヤモンド「悪魔の目」を探す労働を強いられていたのです。

2匹のネズミはマダム・メデューサからペニーを救うことが出来るのでしょうか。

続編も公開

『ビアンカの大冒険』の魅力の1つとして、主人公の2匹のネズミが挙げられます。キャリアウーマンで積極的なビアンカ、そして普段はおどおどしているけれどもいざというときは男前なバーナード。

この2匹の人気はアメリカでも高く、1作品目が公開された13年後、続編の映画が公開されました。それが『ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!』

ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え! [DVD]


続編の興行収入は残念ながら1作目の1/3ほどではございましたが、続編アニメとは思えないほどの高いクオリティだと存じます。恐らく「続編アニメは手抜き」という従来からの先入観が興行収入の伸び悩みに繋がったのではないでしょうか。

窓の女

1作品目の『ビアンカの大冒険』は興行的にも成功を収め、ディズニーアニメの名作として知られております。

先述のように、劇場フィルムには問題はなく、ビデオ版に問題がございました。

ビデオ化の前に修正

アニメ作品の多くはビデオ化の前に手直しが行われます。これはディズニーだから、映画だからというわけではなく、普通に日本のテレビで放映されている深夜アニメでも例外ではございません。

その手直しによっては作品が何故か改悪されてしまったり…ということもあるのですが、多くは色の調整や影の修正など細かい点に修正が入ることになります。

例えば大友克洋先生の『AKIRA』は劇場公開版からビデオ化されるにあたって、200箇所以上の修正が加えられたと言われております(ちなみに元のフィルムは廃棄されてしまったので、今となっては確認することは難しいです)。

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この『ビアンカの大冒険』もビデオ化にあたって修正が入ったのでしょう。その際に携わったスタッフの誰かが裸の女性を組み込んだのです。

問題のシーン

それでは問題のシーンをご覧頂きましょう。


幣ブログにおいて問題のシーンの画像を直接引用することは控えさせていただきますが、動画内で問題の部分がかなり見やすく編集されているので、大変恐縮ですがご確認ください。

このフレームは映画本編76分間の11万コマ中、たった2コマ。ふと気づいてコマ送りにしなければわからないような一瞬です。しかし卑猥な画像が挿入されていることは事実。

リコールに応じたディズニー

上記のシーンを受けて、ビデオ購入者から多くの問い合わせを受けたウォルト・ディズニー・カンパニー。

彼らは検証の末、1999年1月8日、指摘が正当であることを認め、出回ったと推定される約340万本ものビデオを回収することを発表しました。

回収するに至った理由としてディズニー社は

すべての家庭に最良の娯楽を届ける、という約束を果たすため

と同発表の記者会見で述べたそうです。かなり真摯な対応ですね。

噂される意図

上記のように卑猥なシーン。単なるイタズラだろうという意見がある一方で、何らかのサブリミナル効果を狙ったものなのではないかという意見もございます。

サブリミナル効果に関しては幣ブログで何回か取り扱わせていただきましたが、映像中にほんの一瞬だけ特定の画像を映した場合、そのイメージが無意識に脳みそに焼き付いてしまうというイメージでよろしいかと存じます。

<<サブリミナル映像『シティハンター2』にも>>

<<『POLYBIUS』恐怖のアーケードゲーム>>

<<『スポンジボブ』恐怖の未公開エピソード>>

サブリミナル効果について現状の研究では実証されず、その効果は否定されております。

まとめ

ともかく、ミス・ビアンカだけでも十分目覚めちゃう人は目覚めちゃうと思うんだよ。

<<アメリカ訴訟大国伝説「マクドナルド・コーヒー事件」>>

<<ファミコン版『ゴーストバスターズ』の真のエンディング>>

<<「カルピス」の語源>>

<<『I Feel Fantastic』女性アンドロイドが歌う不気味な動画>>

ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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