『チャーリーとチョコレート工場』で毒薬作り?!

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皆様は『チャーリーとチョコレート工場』という映画はお好きでしょうか。


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『チャーリーとチョコレート工場』は2005年に公開された、ティム・バートン監督によるファンタジー・コメディ映画です。

わくわくするようなお菓子工場が舞台の映画で、子供はもちろん大人も楽しめるような内容になっております。

…この『チャーリーとチョコレート工場』の主人公チャーリーのお父さんは最初は「歯磨き粉工場」で働く工員さんでした。しかしこの歯磨き粉工場で作っていたものは歯磨き粉ではなく、

毒薬

であったというのです。

というのも、ティム・バートン氏が監督を務めた1989年公開の『バットマン』で登場する薬物兵器と同じ名前の製品「smilex(スマイレックス)」がベルトコンベアに流れているシーンがあるのです。

ティム・バートン作品には様々なイースター・エッグがございますが、今回はその中から『バットマン』と『チャーリーとチョコレート工場』の関係をご紹介したく存じます。

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ウォンカのチョコレート工場

『チャーリーとチョコレート工場』の劇内で恐ろしい目に遭う子供達は登場しますが、死んでしまうということはありません。

『チャーリーとチョコレート工場』あらすじ

まずは『チャーリーとチョコレート工場』をご覧になられたことのない方、あまり内容をお覚えでない方もいらっしゃるかと存じますので、以下にあらすじを引用させていただきます。

世界中で大人気のウィリー・ウォンカ製のお菓子。しかし、その工場の中は完全非公開であった。

ある日、ウォンカは「生産するチョコレートの中に5枚だけ金色のチケットを同封し、それを引き当てた子供は家族を一人同伴で工場を見学する権利が与えられ、さらにそのうちの一人には想像を絶する素晴らしい副賞がつく」という告知を出した。

世界中がチケット争奪で大騒ぎとなる中、運良く引き当てたのは、食いしん坊の肥満少年オーガスタス、お金持ちでわがままな少女ベルーカ、いつもガムを噛み勝利にこだわる少女バイオレット、テレビ好きで反抗的な少年マイク、そして家は貧しいが家族思いの心優しい少年チャーリーだった。

彼らはウォンカの招待のもと、工場の中で夢のように不思議な光景を体験していく。ところがその途中でさまざまなハプニングが起こり、子供たちは一人ずつ脱落していく。

ウォンカは、最後に残ったチャーリーに「副賞」を与えようとするが、チャーリーに提示された交換条件は「家族を捨てること」という家族思いの彼にとって受け入れがたいものだったため、チャーリーはこれを辞退する。

予想外の展開にすっかり意気消沈したウォンカだったが、チャーリーの後押しによって彼自身のトラウマを解決できたことで、改めてチャーリーに「副賞」を受け取るように打診する。ウォンカは、これを受け入れたバケット一家と「とびきり甘い」人生を送ることとなった。

引用:Wikipedia

主なストーリーラインや劇風は子供でも十分楽しめるような内容になっておりますが、所々に散りばめられた社会風刺が大人の心を響かせるような魅力的な映画だと思っております。

ティム・バートン氏独特のブラックジョークがかなり効いておりますね。

チャーリーのお父さんが働く工場

チャーリーの家族構成は以下の通りです。

  • バケット氏(父)
  • バケット夫人(母)
  • ジョーおじいちゃん(父方の祖父)
  • ジョゼフィーンおばあちゃん(父方の祖母)
  • ジョージおじいちゃん(母方の祖父)
  • ジョージーナおばあちゃん(母方の祖母)

とチャーリー自身に兄弟こそいないものの、かなりの大所帯となっておりますね。

そんななか今回ご紹介する「歯磨き粉工場」で働いていたというのがお父さんのバケット氏です。

劇中でバケット氏はウォンカ製のチョコレートのせいで工場をクビになってしまうのです。

というのも、ウォンカ製のチョコレートは売れに売れて世界の子供達はチョコレートジャンキーになってしまうのですが、それに伴って虫歯が大流行してしまうのです。


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…一見、バケット氏の働く歯磨き粉工場も忙しくなると思いますよね?

しかし工場は工程のほとんどをオートメーション化して生産効率を上げると共に、人員を大幅に削減してしまったのです。

チューブの蓋を閉めるという作業を担当していたバケット氏は当然クビに…

…?

ここで流れているベルトコンベアの歯磨き粉…「Smilex」と書かれておりますね。

『バットマン』を観たことのある方ならお気づきになられたのではないでしょうか。「Smilex」はバットマンでジョーカーが使った薬物兵器なのです!!

Smilex

さて話を『バットマン』に移しましょう。


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1989年『バットマン』あらすじ

以下に『バットマン』のあらすじを引用いたします。

犯罪都市ゴッサム・シティ。ギャングやチンピラが闊歩し、犯罪と暴力がはびこるこの街に一人の怪人が現れた。闇に紛れて犯罪者を次々と倒していく異形のボディスーツを纏った黒い怪人、その名はバットマン。彼は制裁を加えた犯罪者たちに「仲間に自分のことを話せ」と言い残しては闇へと消えていった。

いつしか“蝙蝠男”と呼ばれ都市伝説として街で流布されるこの噂を、特ダネに目が無い新聞記者ノックスと聡明な女性カメラマン、ヴィッキー・ベールは周囲に冷やかされながらも追及していく。

そんな中、二人はゴッサム一の大富豪である青年、ブルース・ウェインと知り合う。ヴィッキーはブルースの謎めいた魅力に興味を持ち、次第に二人は惹かれ合っていく。ヴィッキーは一見楽天家にも見えるブルースの孤独な一面を察し、またブルースも彼女にだけは長い間閉ざしていた心を開いていった。

一方、ゴッサムの裏社会を牛耳るマフィアの一員ジャック・ネーピアは、仕えていた幹部グリソムの愛人に手を出したことで怒りを買い、罠にはめられる。取引の材料として警察に売り渡されたジャックは、街外れの化学工場で警官隊に追い詰められ窮地に立たされた。そこに突然バットマンが現れる。バットマンとの格闘の末、ジャックは銃弾を放つが、バットマンの防御で跳弾し、自分のあごに当たり、化学薬品の液槽に転落。

ジャックは一命を取り留めたが、化学薬品の作用で肌は真っ白に漂白され、あごの傷により顔面の神経が麻痺したことから極端に引きつった笑い顔に表情が固定されてしまう。その姿はまさしくトランプのジョーカーそのものであり、これに大きなショックを受けたジャックは精神に異常をきたす。しかしその狂気は彼が持ち合わせていた明晰な頭脳と残虐性を更に研ぎ澄まし、ジャックは自分を罠にはめたグリソムを手始めに次々と裏社会の大物たちを“笑いながら”殺害していく。

程なくしてゴッサム・シティはかつてジャック・ネーピアと呼ばれた男、“笑う殺人鬼”ジョーカーが支配する街へと変貌していった。ジョーカーはバットマンを「顔を隠さなければ人前に出ることも出来ない小心者」と嘲笑い、ありとあらゆる方法で彼への挑発を繰り返す。そしてジョーカーの一味はバットマンをおびき寄せるため、彼が唯一関わりを持つ人間であるヴィッキーを誘拐した。

怒りが頂点に達したブルースは屋敷の地下に隠されたボディスーツを纏い、バットマンに変身する。ハイテクを満載した強化車両・バットモービルに乗り込んだ彼は、ジョーカーとの最後の決着をつけるべくゴッサム・シティの中枢に向かう。だがゴッサムの二人の怪人、バットマンとジョーカーの間にはもうひとつ、重大な過去の因縁が隠されていたのだった。

ジョーカーの使う「smilex」

『バットマン』に登場する悪の親玉「ジョーカー」は普通の殺戮を好む男ではありません。常にジョークを大切にしており、その犯行手口は単純なものではありません。


ムービー・マスターピース DX バットマン 1/6スケールフィギュア ジョーカー
冒頭に記載させていただいたようにジョーカーは「smilex」という毒薬を使って人を殺すことがあるのですが、この「smilex」もただの毒薬ではございません。

Go with a smile!

笑って逝け!

というように、服用(吸引)した者は笑いがとまらなくなり、最終的にはジョーカーのように引きつった笑顔で死んでしまうという恐ろしい薬品なのです。

まとめ

以上のように『バットマン』で使用された毒薬と同じ名前の薬品が『チャーリーとチョコレート工場』の歯磨き粉工場で製造されておりました。

全く別の製品と見ることもできますが、やはりティム・バートンワールドなので明らかにカメオ出演を果たしている「smilex」にはどこか脅威を感じてしまいますね。

Go with a smile!!

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ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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