初代ポケモンからおなじみの「ヤマブキシティ」は、シルフカンパニーがある街として記憶にある方も多いのではないでしょうか。こちらのヤマブキシティの地下には、東西を行き来できる地下道がございます。
タマムシシティとシオンタウンを結ぶ道でもあります。結果としてヤマブキシティの地下を通っています。
目次
本当はイベントがあった?!
意味の無い地下道
タマムシシティとシオンタウンを結ぶ地下道。通れることは通れるのですが、先述の通りヤマブキシティの反対側をつなぐ役割しかありません。トレーナーもいないのです。あるといえば、隠しアイテム(重要でない)ものが少し落ちているだけなのです。ゲーム上、何の役割も果たさないといっても過言ではありません。
なぜこのような地下道を組み込んだのでしょうか。
実はある没になったイベントがあると噂されています。
シルフカンパニーはロケット団のアジト
ゲームをプレイしたことのある方はご存知でしょうが、シルフカンパニーはヤマブキシティの大企業であると同時に、ロケット団のアジトです。
「ヤマブキ シティごと ロケットだんが のっとったぜ!」
そのことからヤマブキシティにはロケット団の魔の手が迫っているということがわかります。そして、ロケット団は件の地下通路に何かイベントを起こそうとしていたのです。
そして地下通路が一時的に使えなくなるはずだったと噂されています。そのイベント内容は?
地下道毒ガス散布
しかし、ゲーム発売直前、オウム真理教により「地下鉄サリン事件」が起こされてしまいました。これにより、そのイベントは没になったのです。すなわちその内容は
ロケット団が地下通路に毒ガスを撒く
というものでした。
実装されていたら、穏やかじゃなかったでしょうね!
没データの一部が入っていた(追記)
イベントのデータ自体は入っておりませんでしたが、この地下道の入り口部分の没データがポケモンのカセット内に入っているのが発見されました。
この没データのマップは、タマムシシティ側の地下通路の出入り口のマップのようです。
女性のセリフには
「たまむし」シティの デパートへ
かいものに いきたいんだけど……あのまちには ガラのわるい ひとが
おおくて なんだか こわいのよね
と何故かタマムシシティのタマムシが「たまむし」と平仮名表記になっております。「ガラのわるいひと」とは恐らくロケット団のことでしょう。
ポケモン金銀では完全封鎖(追記)
初代ポケモンでイベントこそ行われなかった件の地下通路でございますが、続編のポケモン金銀では完全に封鎖されており、入ることはできません。
ゲーム内の設定では、
悪者がマナーの悪いポケモン勝負をして、住民をこまらせた
という理由で封鎖されております。
この地下通路の封鎖についてポケモンプレイヤーの中では、容量の関係で無駄なマップを削除し、封鎖という体をとったのではないかという説も挙げられております。
しかしながら、金銀のカセットには地下通路には比べ物にならないくらいの規模の「サファリゾーン」という没マップデータが収録されているのです。
ここで考えられるフローチャート(妄想)を…
- 初代ポケモンスタッフは件の地下通路であるイベントを起こすつもりであった。
- そのイベントは、ロケット団がドガースを用いて毒ガスを撒き散らすという事件イベントであった。
- しかし、オウム真理教による地下鉄サリン事件によってイベントは没になった。
- 金銀の実装にあたって、やはりこの地下通路は危なかったということを暗示すべく、危険なポケモンバトルにより封鎖されたというような設定にした。
- ゲームのイベントとして事件が起こることはなかったが、初代ポケモンとポケモン金銀の間で地下通路に毒ガスが撒き散らされたのではないだろうか。
まとめ
プレイ当時は隠しアイテムにも気づかず、一切利用しない地下道でした。むしろ、間違えて入ったら、すぐに引き返すレベルの不毛地帯でした。
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