本エントリーは怖い話を扱っております。ご注意ください。
『Minecraft(マインクラフト)』が世に出てから、いろんな人が好きなように自分だけの世界を探索したり、そこに建築物を建てたりする「サンドボックスゲーム」というジャンルのゲームが大流行しました。
今では、スマートフォンでも『マインクラフト』はもちろん、他にも様々なサンドボックスゲームがリリースされています。
しかし今でも「サンドボックスゲーム」の決定版といえば『マインクラフト』。
『マインクラフト』は日本では「マイクラ」と呼ばれ、実況動画などでも親しまれております。
今回はその「マイクラ」に登場すると噂されている、
Herobrine
の都市伝説をご紹介させていただきたく存じます。
目次
マイクラ都市伝説の発端:とある書き込み
Herobrineに関する都市伝説は海外のマイクラに関する掲示板(非公式)のとある書き込みから一気に広がりました。
以下は、それを私なりに翻訳したものです。
霧の中のモブ
私は最近、マイクラのシングルプレイモードで新しいワールドを生成しました。
まず、私はマイクラのセオリー通り、木を伐採し、作業台を作成しました。ここまでは全く問題なかったんです。
私はふと濃い霧の中で何かが動いていることに気がつきました(私のパソコンは低スペックなので、描画範囲を狭くしなきゃいけないんです)。
私はそれを牛だと思って、皮の鎧の原料を手に入れようと、追いかけたんです。
不気味なスティーブ
しかしそれは牛ではありませんでした。私の方に振り向いてきたソイツは、マイクラ初期設定のスキンをしたキャラクターでした。
ただ、マイクラのデフォルトのスキンと違ったのは、彼の目が白目だったことです。
他プレイヤーならその頭上に名前が出るはずですが、それも表示されておりませんでしたし、マルチプレイモードではないことも再確認しました。
彼は長くそこに留まることなく、私のことを見るやいなや、すぐに霧の中へ走っていってしまいました。
私は好奇心から彼を追いましたが、もう彼はどこかへ行ってしまったようでした。
▲出典:http://minecraft-ja.gamepedia.com/Herobrine
マイクラ内で勝手に作り出される人工物
その後、私は普通にマイクラを続けました。どんどん開拓を続けていきました。
普通ならランダムな地形が形成されるはずですよね。人工物なんて自分が作らなければ存在しないはず。
しかし、あきらかに何者かが作成したようなオブジェがあったのです。
岩の中を2×2マスで掘られたトンネル・海の砂で作られた小さいながらも完璧な正三角形のピラミッド・すべての葉が刈り取られた木々。
時折霧の中に他の「プレイヤー」が見えたような気がしたのですが、ソイツをはっきりと見ることは決してできませんでした。
私は、見えた!と思ったときに、追いかけずマイクラ画面の描画範囲を広げてみたのですが、それも無意味でした。
マイクラの公式フォーラムにて確認
私は一旦マップをセーブして、これに似たような現象の目撃情報がないかと、マイクラの公式フォーラムに行きました。
しかし、情報はありませんでした。そこで私は自らそこにトピックを作って、情報を募ることにしました…が、そのトピックは5分以内には削除されてしまいました。
もう一度作り直しても、さっきよりも素早く削除されてしまいました。
そして、私は「Herobrine」という名のユーザーから、たった一言メッセージを受け取ったのです。
「Stop.」
すぐに私はそのユーザーページを見ましたが、既に削除されていました。
その後、私は別のユーザーからメールを受け取りました。
なんでも、マイクラのフォーラムのメッセージ機能で送られたメッセージは、やり方さえわかれば誰でも読めてしまうそうです。だからメールの方が安全だ、と。
メールの送り主もマイクラ内で謎のプレイヤーを見ており、他にも同じような経験をしたようなマイクラフォーラムのユーザーを何人か知っているとのことでした。
彼らのマイクラのワールドにも、明らかに人工的なものが散在しており、白目の謎のプレイヤーに関する証言があるとのこと。
マイクラの開発者が関係?
1ヶ月後、私は彼らから再び情報を入手しました。
マイクラ内で謎の男に遭遇した人々は、その後マイクラフォーラムに現われた「Herobrine」というユーザーについての調査を進めたそうです。
その結果、「Herobrine」という名前はしばしばスウェーデンのゲーマーによって使われている名前だということが判明しました。
さらに情報を収集するうちに、Herobrineはマイクラの開発者である「Notch」氏の兄弟であることがわかりました。
▲Notch氏のマイクラのスキン
そこで私は個人的にマイクラの開発者であるNotch氏にメールを送り、彼に兄弟がいるのか伺いました。
しばらくした後、彼は非常に短いメールを私に送ってきてくれました。
「昔は。でも、今は私達と共にはいない。 -Notch」
私は最初に遭った時以来、マイクラ内で謎の男を見ていません。それ以来、私のマイクラのワールドには何の異変も発見できてないのです。
しかし、最初に彼に遭遇したとき、スクリーンショットを撮る事ができたんです。それが、Herobrineの存在を証明する唯一の証拠です。
▲出典:http://creepypasta.wikia.com/wiki/Herobrine
都市伝説に対するマイクラ運営の対応
上記はあくまで匿名での書き込みです。
「Herobrine」の都市伝説について、マイクラの運営は認識しているのでしょうか。
マイクラの運営は何とHerobrineの都市伝説を肯定しているような振る舞いをしていたのです!
マイクラ公式のアップデートの内容に・・・
上記は「マイクラ1.6.6」のアップデート情報ですが、そのアップデート内容の一番下をご覧ください。
「Removed Herobrine」
Herobrineを削除・・・。これはマイクラユーザーを怖がらせるためのジョークなんでしょうか。
マイクラ公式の画像
マイクラ公式の画像にも「Herobrine」が紛れ込んでいるようです。
▲マイクラの公式イベントの画像にもHerobrineが…
▲マイクラ公式キャンペーンの画像にも
▲マイクラFacebookの画像にもHerobrineが…
マイクラ公式のネタでしょうかね。
Herobrineが都市伝説として広まる前の画像については不明です。
マイクラ開発者のNotch氏は?
そしてマイクラ開発者のNotch氏はHerobrineの存在をごまかしているのです。
以下、Notch氏のコメントを私なりに翻訳したものです。
「Herobrine」のネタは、すばらしいけど、同時になんだか怖いね。コンテンツ作成者はそのコンテンツよりも非力かもっていうことを思い知らされるね。
僕は公式に、「Herobrine」についてそんな話は存在しないし、僕に死んだ兄弟なんていないし、沢山の動物を溶岩に落とすことが誰にでもできる彼の召還方法だと述べてきた。
Herobrineを恐れる必要なんてないんだ。
彼は君を見張っていて、見えない危険を警告しようとしているだけなんだよ。
彼は物質的な証拠こそ残さないけど、君がマイクラを起動しながら寝ているとき、君の寝顔をすぐそばで見つめているんだ。君を起こすために叫ぼうとしている。そして、稀に君が起きるようなことがあれば、彼は消える。
彼の形跡とかすかに聞こえた叫び声は記憶の中にある。もちろんこれは夢だったんだよ。僕のゲームで遊ぶ子供達のことを考えたら、そんな恐ろしい幽霊を仕組むわけないじゃないか。
そんなの非道徳的だよ。そんなもの絶対にない。ないんだよ。
と、Notch氏からのHerobrineの都市伝説に対するなんとも歯切れの悪いコメントに、マイクラユーザーたちからのブーイングが!!
マイクラユーザーはNotch氏に問い合わせました。
ついに、これらを収拾するのが困難になったNotch氏は自身のTwitterにて
マイクラで成功を収めたNotch氏ですが、マイクラのユーザーサポートで大変だったんですね。
まとめ
マイクラに出現するといわれているHerobrineは怖いですが、都市伝説上、現われたとしても、実被害はないっぽいです。
どうしても信じちゃう人は、人畜無害と考えましょう(雑)
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