本エントリーは怖い話を扱っております。ご注意ください。
また一部他のエントリーに比べて怖い画像を扱っておりますので、予めご了承ください。
手軽に心霊現象を疑似体験できるツールに「ホラーゲーム」が挙げられると存じます。
ホラーゲームの主人公に感情移入することで、実際に自分が心霊現象によって危機に陥っているのではないかと、ハラハラドキドキできるのです。
通常、ホラーゲームに登場するお化けたちはプレイヤーには見向きもせず、ゲームの主人公に襲い掛かるのみ。よくよく考えると、普通のホラーゲームのお化けは檻に入った猛獣のようなものだと存じます。
しかし、ハドソンから発売されたWii用ホラーゲーム『CALLING ~黒き着信~』において登場する
赤い女
と呼ばれているキャラクターは、
ゲームの主人公ではなく、プレイヤー自身を標的として襲い掛かってくるというのです。
赤い女の影響はゲーム内だけに収まらないとか。
今回は『CALLING ~黒き着信~』より、赤い女についてご紹介したく存じます。
CALLING ~黒き着信~
まずは赤い女が登場するホラーゲーム『CALLING ~黒き着信~』についてご説明いたします。
概要
ゲームタイトル:CALLING ~黒き着信~
ジャンル:ジャパニーズ・ホラー・アドベンチャー
ハード:Wii(任天堂)
開発元:ハドソン
発売日:2009年11年19日
ストーリー
巷でまことしやかに噂されているサイト……、
『黒のページ』普段、真っ黒な背景にカウンターしかないそのサイトは、時折チャットルームに繋がるという。その条件は解っていない。
そして、チャットルームに入った者は、深淵からの”着信”を受け、生と死の狭間に取り込まれ、永遠に彷徨い続けると言われている。
最近、原因不明の昏睡状態の末、死亡するという事件が続いているが、それらは魂が『黒のページ』に取り込まれてしまったのではないかと囁かれている。
今夜も、噂に招き寄せられた者がチャットに集まっていた。
『CALLING ~黒き着信~』では、主人公の「神楽 凛(かぐら りん)」を始めとする合計4名のキャラクターを各章にわけて操作することになります。
生死の狭間の移動手段は携帯
『黒のページ』にアクセスした人間は「生死の狭間」に閉じ込められてしまうのですが、その生死の狭間には病院や学校、ネットカフェの一室など様々な場所があります。
しかし各建物の外に出ることは原則不可能。
移動するにはゲーム内に登場する携帯電話を用いなければなりません。
具体的には、病院から学校に移動したい場合、学校にある携帯電話に電話をしなければならないのです。
『CALLING ~黒き着信~』では、このテレポートシステム(?)を使って、様々な思念が残る生死の狭間を行き来し、『黒のページ』の謎を解いていくことになります。
赤い女について
さて、ここからが本題。『CALLING ~黒き着信~』に登場する「赤い女」についてご説明いたします。
赤い女の本領発揮は2周目以降
ゲーム本編には直接関係しない「赤い女」。彼女が登場するのは2周目以降。
つまり一度ゲームをクリアしなければ、赤い女のイベントを見ることができないのです。
ちなみに『CALLING ~黒き着信~』本編も2周以上プレイすることでよりストーリーの真相に近づくことが出来るゲームなので、2周目以降にしか登場しないからといって赤い女が特別というわけでもないのですけどね。
とはいえ、一周目に何もなかったところに、二週目になって「赤い女」の怖いイベントが組み込まれているのはビックリします。
赤い女に会うと届くメール
任天堂のゲーム機であるWiiには「Wii 伝言板」と呼ばれる、様々なメッセージを受け取れるソフトが入っております。
「Wii 伝言板」では例えば、予め登録しておいたお友達にメールを送ったり…
家族に伝言を残しておいたり…
と、地味ながら楽しい機能。
そんな「Wii 伝言板」には、『CALLING ~黒き着信~』で赤い女に遭遇すると、赤い女から手紙が届きます。
つまり、赤い女が及ぼす影響の範囲はゲーム内だけではないのです。
赤い女について語られることは一切ない
ゲーム内で登場人物たちは時に出現する霊について話すことがあります。
しかしながら、赤い女についてはゲーム内でイベントムービーが流れても、登場人物はちょっと声を上げるだけ。声すら上げないことが多いです。
赤い女について語られる資料もありません。
赤い女は敵の幽霊ではない
『CALLING ~黒い着信~』のゲーム中で、赤い女以外の霊に遭遇した場合、操作しているキャラクターのHPのようなものとして「心電図」が表示されます。
仮にバトルにならなかったとしても、ゲーム中のキャラクターにとって怖いことが起これば心電図が表示されるようになっております。
しかし赤い女に遭遇した場合はその心電図が表示されないのです。
これはすなわちゲーム中のキャラクターにとっては無害であるということを意味しているのです。
赤い女イベントまとめ
『CALLING ~黒き着信~』にて赤い女が登場するイベントは2周目以降では9種確認されております。
以下、赤い女イベントを一つ一つご紹介したく存じます。
界ノ章
2周目の第一章にあたる「界ノ章」。
この章で操作するのは、ジャーナリストである「白江 真(しらえ まこと)」というイケメンです。
界ノ章の中で、学校の美術室に行く場面がございます。
しかしその前に、学校の2階の廊下の行き止まりに向かいましょう。
その行き止まりになった廊下の壁に「目の落書き」があるのです。
「目の落書き」を調べると、赤い女イベントが発生します。後を振り返ると…
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赤い女がいるんですねー!ちなみに白江はノーリアクションです。
赤い女の伝言板①
ここで伝言板に赤い女から手紙が送られてきます。内容は
「みつけた」
と書かれているのみ。
事前知識がなければ、何のことかさっぱりわからないでしょう。
醒ノ章
2周目の第二章にあたる「醒ノ章」。
この章で操作するのは、このゲームの主人公「神楽 凛」です。
醒ノ章にて、神楽は主に学校を中心に冒険します。
学校の怪談といえば、トイレ。醒の章では、女子トイレに赤い女が出現します。
実際に『CALLING ~黒き着信~』をプレイなさったことのある場合、醒ノ章に出現する赤い女には遭遇したことのあるという方が多いのではないでしょうか。
神楽が用務員室に向かう場面があるのですが、その前に2階の女子トイレに向かいましょう。
そして、2階の女子トイレの一番奥の個室に入ると赤い女のイベントが発生します。
個室に入ると閉じ込められて、周りを観察するモードになります。そして、隣の個室の方の壁を見上げると…
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赤い女が隣の個室から覗いているんですねー。
目力がすごい。こんな怖い赤い女に対して、神楽はちょっと「ハッ」と息を出すだけ。
痕ノ章
2周目の第四章にあたる「痕ノ章」。
この章で操作するのは、先ほどのイケメン担当、白江。
今回の舞台もまたもや学校です。
学校の4階の3-2の教室に入るイベントがございます。
そこで「サムサラ」という雑誌を回収すると、先ほど教室に入るために通った扉が閉まっているのです。
その扉の割れた窓ガラスから外を覗くと、赤い女イベントが発生します。
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全身バージョンの赤い女。
白江は「ウッ」とリアクション(意味深)。
赤い女の伝言板②
ここで赤い女から伝言板に2通目の手紙が。
内容は
「今日もアナタ見ていた」
その下に目のマーク。
目のマークからいよいよ怪しいと思い始めます。
徨ノ章
2周目の第五章にあたる「徨ノ章」。
この章では、神楽を操作します。
今回の舞台は岸辺というおばあさんの自宅。
薄暗い2階建ての住居の中を進んでいくことになるのですが、1階の廊下の突き当たりにカラフルな扇子が飾ってあります。
薄暗い中、扇子が鮮やかに浮かび上がっているので、「目」に見えてびっくりした方も多いはず。
この扇子の飾ってある突き当たりの奥まで行くと赤い女イベントが起こります。
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赤い女がこっそり見てきます。しかし、岸部家の赤い女はこれだけではございません。
続いて、懐中電灯が切れて、明かりが蝋燭になってしまった後、2階に向かおうと階段を上ろうとすると…
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女性の霊が上階から這い降りてきます。見た目は赤くないですが、これも赤い女として認識されております。
さらにこの赤い女イベントの後に、岸部家のお風呂場に向かうと…
赤い女が入浴しています。徐々に沈んでいきます。
恥ずかしがり屋かっ!
赤い女の伝言板③
伝言板を確認してみると赤い女からの手紙が!
内容は
「目があいました」
で雑なハートマークがいっぱい。
繋ノ章
2周目の第七章にあたる「繋ノ章」。
この章では白江を操作します。
繋ノ章の舞台は病院。
明らかに怖い雰囲気のステージですが、その中でも最も行きたくない地下1階にある霊安室に行く場面がございます。
その場面の後、地下1階から1階に上がる階段に向かう途中の廊下で赤い女イベントが発生します。
霊安室から出て、廊下の壁の突き当たりに行くと…
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赤い女がこっちを見ながら、右に歩いていきます。
赤い女の伝言板④
赤い女にあったら伝言版という習慣が身につき始めたこのごろ。
やはり赤い女からの手紙が届いておりました。
内容は
「いつもいっしょ」
で、白江さんと思われる人物と赤い女が手を繋いでいるイラストが。
どうやら赤い女は恋のアプローチをしてきているようですね。
哭ノ章
2周目の第八章にあたる「哭ノ章」。
この章では神楽を操作します。
哭ノ章でも病院に向かうことがあり、赤い女イベントも病院で発生します。
哭ノ章の最後に病院の2階、院長と看護師の霊が後から
「あの患者を部屋に連れ戻しなさい」
と言って追いかけてくるイベントがあるのですが、そのイベントが起こった後、背後のエレベーターを調べると、隙間から中を覗けるようになります。
エレベーターの隙間を覗くと、赤い女イベントが発生します(時間経過で上からバン!と出てきます)。
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プレイしていて滅茶苦茶びびりました。これは怖いし、心臓に悪い。でも、
一瞬だけ映るエレベーターの俯瞰画面に、赤い女のこの状態が。
ワンピースの裾…大丈夫でしょうか。
赤い女の伝言板⑤
あまりに衝撃的なシーンで確認が遅れましたが、やはり赤い女からの手紙が届いておりました。
内容は、
「アナタとイタイ」「ずっとみてる」
のようなサイコパス的な言葉が乱雑に書いてあって、目のイラストや血?
手紙には穴が開いておりました。
怨ノ章
2周目の第九章にあたる「怨ノ章」。
怨ノ章ではイケメン白江さんを操作します。
舞台は『黒のページ』に関係すると思われる事件を追っていた白江の同僚のジャーナリスト「天野」のワンルームマンション。
白江が天野のパソコンを起動した後、そのパスワードを探すという謎解きの場面があるのですが、赤い女イベントはそのタイミングに起こります。
パスワードを探している最中、直接関係はない、トイレを調べてみましょう。
・・・すると、背後の扉が閉まります。出ようとすると、周りを観察するモードになるので後を振り返りましょう。
便器の中に上から何かが滴り落ちているのが確認できるので、上を見ると…
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換気口から赤い女が飛び出てきています。
どうして換気口から?どうしてトイレに?
ともあれ直ぐに換気口に吸い込まれていくので心配は要りません。
赤い女の伝言板⑥
やはり赤い女からの手紙が届きます。
内容は、
「会いにいきます」
さあ、ショータイムだ!
タイトル画面に現われる赤い女
さて、以上がゲーム本編に登場する赤い女です。
上記でご紹介した赤い女イベントを確認した後、タイトル画面を見てみてください。
『CALLING ~黒き着信~』をプレイしたことのある方はわかるかもしれませんが、左に赤い封筒が追加されているのです。
この封筒にゲーム内の懐中電灯を当てて調べてみましょう。
メニューが消え、下から何かが出てきます…
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うぎゃあああああ!!
赤い女がああああ!!
と、下から何かが生えてきた時点で何かあるとわかっていても、びびってしまいます。アバターもびっくりの飛び出し具合。
赤い女、ここまでとは…。
伝言板⑦
そして赤い女からの最後の手紙が届きます。
内容は
「やっと会えた」
赤く塗りつぶされた紙に、目が一つ描かれてました。
まとめ
白江さんみたいに、男気ないので許してください。
むしろ女々しいんで!!
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最後までお読みくださいましてありがとうございました。