平素お世話になります。
本エントリーは怖い話を扱っておりますので、ご注意ください。
2017年3月3日、任天堂よりニンテンドースイッチ『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が発売されましたね!なんでも、オープンワールドのゼルダということで、私もプレイしたいです!!
さて、本エントリーは呪われた中古ゲーム『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』に関するお話です。
今回は前エントリーの続編です。前エントリーをお読みでない方は、大変お手数ですが、前エントリーをお読みになってから本エントリーをお読みになられることを推奨いたします。
目次
前回のあらすじ
BENについての情報を手に入れるために、再び老人の家を訪れた主人公。案の定、老人は戻っていなかったものの、その隣人からBENに関する情報を入手する。彼曰く、BENは不慮の事故に遭ってしまったとのこと。
主人公はゲームを再開する。主人公は、セーブデータ選択画面で、「BEN」のデータが以前見たときよりも進んでいることに気がついた。恐る恐るそのデータをプレイすると、ねじれ曲がったリンクに現れる「ぬけがら」。その後、クロックタウンやグレートベイに飛ばされる。ゾーラリンクでグレートベイの海底にたたずむ「ぬけがら」を発見するが、ゾーラリンクなのにも関わらず溺れてゲームオーバーになる。その後、リスポーンすることなく、ゲームが再起動した。
主人公が再びセーブデータ選択画面に戻ると、新たなセーブデータができていた。「DROWNED」…このことから、主人公は「BENは溺れて亡くなった」という推測をした。そして主人公はこれ以上このゲームをプレイすることはないと宣言した。
物語
しかし、このゲームは主人公が逃れることを許しませんでした。以下のスレッドが、再び掲示板に書き込まれることになります。
2010年9月10日の書き込み
結局、主人公は掲示板でのアドバイスなどを見て、ゲームを再開することにしたようです。以下、その書き込みです。前回の書き込みの、2日後ですね。
「DROWNED」をプレイ
ゲームの要望を叶えてしまったかもしれない
ああ、もう既に朝になっちまった。俺は一晩中起きてたんだ。寝れやしない。この書き込みを誰も見てなくたって、そんなことどうでもいい。なんにもせずにはいられないんだ。
ただ、俺はゲーム内容について書き込む気力はなくなっちまった。俺がくどくど説明するより、録画した動画を見たほうがはやい。
俺はお前らに言われたことをしたんだ。俺はゲームを始めて、最初の演奏シーンで「ぬけがらのエレジー」を演奏したんだ。…でも、それこそ、ゲームが、BENが俺にやらせたかったことなんだと思う。
日常を侵食しはじめる
奴は今、追いかけてきている。単にゲームの中だけでなく、夢の中で。奴はいつも俺の背後でじっと俺を見てきやがるんだ。俺は大学の授業に少しも出ていない。俺は部屋のブラインドと窓を閉め切って閉じこもってる。これなら奴も見られないはずだ。いた、見つかる。ゲームをすると見つかる。怖い。このゲームが怖い。話しかけてきた。既存のテキストでなかった。BENのことを話した。意味がわからない。何を言っているんだ?俺に何をさせたいんだ?やだ。元の日常に戻りたい。
こんなこと酒も飲めない俺に起こりっこない。あんまりだ。お家に帰りたい。お母さん、お父さん、会いたいよう。ああ、ここからはお家は遠すぎるや。お母さん、俺を抱き締めておくれよ。
俺はただ「ぬけがら」の恐ろしい顔を忘れたいだけなんだよ。俺のセーブデータが復活してる?消えたんじゃないのか?俺はもう、やりたくない。やらなきゃ何か悪いことが起こりそうな気もするけど、そんなことない。これはゲーム。ただのゲーム。…霊も人を傷つけることできないはずだろ?真面目に聞いてんだ、傷つけることはできないだろ?これは俺が、自分を失いそうになったときに、自分自身に言い聞かせていることだ。
動画
YouTube
動画内容
書き込み内で、動画内容に関する詳しい説明がなかったので、私(当ブログ管理人)が勝手ながら内容を文字で表現させていただきます。
タイトル画面
↓
データ選択で「BEN」と「DROWNED」が…
「DROWNED」を選択
↓
変なテキストボックスが出てくるものの、普通のオープニング
森を行くリンク(ジャンプ音などがおかしい)
↓
ムジュラの仮面をつけたスタルキッドと遭遇。
通常の会話の後、叫ぶシーン。
叫ぶシーンで画面点滅、処理落ち、お面屋のカットイン
↓
本来と違い、デクナッツリンクにならない。
オカリナのシーン。
「いやしの歌」を演奏
↓
「You shouldn’t have done that…」
「それはやめたほうがよかった…」のテキスト
↓
ムジュラではなく時のオカリナに登場した穴の中に、飛ばされる。ゴシップストーンに話しかけると、「You shouldn’t have done that…」というテキスト。宝箱を開けてルピーを手に入れてもその際のテキストは「You shouldn’t have done that…」。穴から出る。
↓
同じく、時のオカリナのハイラル城。フクロウに話しかけられるが、そのテキストも「You shouldn’t have done that…」。
↓
しあわせのお面屋に飛ばされる。ここも、時のオカリナで登場するマップ。店主(例のお面屋)はいない。客や看板に話しかけると「You shouldn’t have done that…」。
↓
フリーズ。画面暗転。
「BEN is getting lonely…」
「BENはさびしくなってきた…」のテキスト
↓
ムジュラの仮面の月のマップに飛ばされる。大樹に近づくも、誰もいない。後ろを振り返ると「ぬけがら」がいる。「ぬけがら」を主観で見る。
↓
怖い顔をしたしあわせのお面屋がドン!画面暗転
「You will be given one last chance…」
「Back to where it all began…」
「Come play with us.」
「最後のチャンスをやろう…」
「すべてのはじまりへ戻れ…」
「ぼくらと一緒にあそぼう。」のテキスト
↓
デンデン「最後の日の朝ーあと24時間ー」のカット
↓
タイトル画面にもどる
↓
最初に作ったファイル「Link」が復活している。
2010年9月12日の書き込み
上記の書き込みの2日後、再びこの話題について、書き込みがありました。しかし、今回は主人公本人ではなく、友人の書き込みのようです。
9月10日以後の主人公
様子が明らかにおかしい
皆さん、アイツ(主人公)のことを心配していると思いますが、結論から言いますと、彼は大丈夫です。アイツは実家に帰ると言って、ここを出て行きました。どうやら、今学期は学校を休むらしいです。私は何が起きているのかさっぱりわかりません。それに関してなんとなくは想像つくのですが、おそらく、皆さんのほうがよくわかってるでしょう。
私はアイツのルームメイトなのですが、ここ数日、彼はどこか様子が変でした。部屋に引きこもり、誰とも話そうとせず、食事も全くとっていなかったと思います。気味が悪くてね、私は2日前から、友達の家に泊めてもらって、必要なときだけ戻るようにしてたんです。
何回か会話を試みたんですが、彼の奇妙な行動について聞いてみようとしても、無視したり、生返事したりで…まるで、何かに追われているかのようでした。
主人公の依頼
昨日、哲学の教科書を取りに部屋に戻ったのですが、アイツ、こっちに近づいてきましてね。目の下は真っ黒なクマができていて、見た目はそれはもう酷いもんでした。USBを渡してきて、私に具体的な指示をしてきたんですよ。
まず、何が起こっているのか説明してくれました。それで、アイツ、「一生で一度のお願いだ」なんて言ってきましてね。YouTubeのアカウント情報を教えてきて、「動画をアップロードして、現状を人々に伝えてくれ」って言うんです。
「自分でやらないのか?」と聞いたんですが、急に目つきが鋭くなって、もうあのゲームを見たくもないとかなんとか。それが最後の言葉で、その後は両親と実家に帰りました。さよならも言わず。
私は正直なところ、何が起こったのか説明することができません。アイツの話は聞き取りづらかったし、彼のめちゃくちゃな見た目に気をとれてちゃいましてね。
USBメモリ
USBメモリの中には、パスワード付の動画ファイル、YouTubeにログインするための情報が書かれたテキストファイル、「TheTruth.txt」というこの出来事に関して書かれたと思われるテキストファイル、これら3つのファイルが入ってました。
普段なら、たかだかゲームの話でこんな面倒な事に付き合うような私ではないのですが、彼の話し方から、どうも彼は真剣なんだと思いまして、私のほうも怖くなってきましてね。付き合ってやろうと思ったわけです。
件のビデオファイルなんですけど、昨日から持っているのですが、私、コンピュータに弱いのです。ですので、アップロードは、そういうことに詳しい友人の助けが必要だったんで、遅れてしまいました。
ビデオファイルを見た後、私は他の動画も見てみたんですが、理解するどころか、より混乱するだけでした。ビデオファイルについては、今夜アップロードされると思います。
また、「TheTruth.txt」につきましては、アイツの指示で9月15日に公開する予定です。彼を尊重して、私もまだ中を見てないんです。
皆さんの質問にお答えすべく、まだ彼に電話してません。明日、彼に大丈夫かどうか聞くために電話しようと思います。今頃、おそらくもう家に帰ってるでしょうね。
動画
YouTube
動画内容
イカーナの谷にいるリンク。アイテムはかなり持っている。
↓
イカーナ場に潜入。順調に最初の仕掛けを突破。
↓
しかし、謎の扉の前に飛ばされる。
↓
何気なく写し絵(カメラ)を確認してみる。
「ぬけがら」とお面屋が写る写真が表示される。
「Keep this picture? Yes No」
「この絵を 残しますか?はい いいえ」
月が近づいているからか、揺れる大地
↓
扉に入るリンク。なんか、イカーナ王がしゃべる。
テキスト解読不可。イカーナ王を倒したときのテキストだと思われる。
「ぬけがらのエレジー」を教えられる。
↓
通常通り、「ぬけがら」が出るシーンが流れる。
そのシーン後、リンクは壁まで飛ばされ動けなくなる。
中ボスの「ゴメス」と思われるモンスターに襲われる。
なすすべなく、鎌にかられゲームオーバー。
↓
「Why is he smiling? The father?」
「なぜ彼は笑っている?父親なのか?」のテキスト
↓
イカーナの墓場に飛ばされる。墓をチェック。
「The melody that summons the tears of angels rests here.」
「天使のナミダ いざなうメロディ ここに眠る」のテキスト。
↓
他の墓をチェック。
「The souls of a brave soldier from Ikana rests here.」
「イカーナの勇敢なる戦士の魂 ここに眠る」のテキスト。
↓
また他の墓をチェック。
「A vessel that holds wandering spirits rests here.」
「さまよえる魂 封じ込めるウツワ ここに眠る」のテキスト。
↓
直後、リンクが見えない墓穴に落ちる。画面暗転。
「It’ll be our little secret, okay?」
「みんなにはナイショだよ」のテキスト
↓
時のオカリナの森の神殿に登場するねじれた廊下に飛ばされる。
その奥に、「ぬけがら」。画面暗転。
↓
「You can’t run.」
「お前は逃げられない。」のテキスト
↓
クロックタウンの時計塔の中に飛ばされる。
リンク、「ぬけがら」、しあわせのお面屋の3ショット。
リンク、動けない。
しばらくして、「ぬけがら」がリンクに憑依するようなムービー。
画面暗転
↓
「Please… help me…」
「おねがい…たすけて…」のテキスト
↓
タイトル画面に戻る。
データ選択画面、「Link」と「MATT」。
まとめ
いよいよ、このシリーズの終わりが近づいてまいりました。しあわせのお面屋、怖いですね。BENとはどのような関係があるのでしょうか。「MATT」って?主人公の本名?
次回は以下のエントリーをご覧ください。
ところで、オープンワールドのゼルダやりたい(雑)
最後までお読みくださり、ありがとうございます。