平成初期に大ブームとなったアニメ・ゲームといったら、まず
『ポケット・モンスター』
が挙げられると存じます。珍しいことにそのブームは一過性のものではなく、世界にまで広がり、今やポケモンは日本を代表する作品の一つとなっております。
さて、そんな皆に知られているポケモンでございますが、その知名度ゆえか、それとも本当に制作陣が作為的に仕込んだのか…ポケモンには様々な都市伝説が噂されております。
本ページでは、そのポケモンの都市伝説をまとめたく存じます。
目次
呪いのゲーム『ポケモン ブラック』
過去、任天堂からはニンテンドーDS用ゲームソフトとして『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』が発売されましたが、この都市伝説はその『ポケモン ブラック・ホワイト』とは一切関係ございません。
初代ポケモンは「赤・緑」という2バージョンが発売されました(青やピカチュウ版もございますが)。都市伝説によると、それらに加えて「黒」バージョンが発見されたというのです。「ブラック」というのはそのポケモンカセットの発見場所がアメリカであったから。
都市伝説によると、内容は基本的に他の初代ポケモン変わらないのですが、最初に選べるポケモンの中に通常版と異なり「GHOST(おばけ)」が追加されているというのです。それを選ぶとポケモンバトル中は敵を呪いで倒すことになり、ジムリーダー等はすべて墓標に変わるというのです。
そして恐ろしいエンディングが待ち受けております…
この都市伝説について詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
ライバルのラッタ死亡説
初代ポケモンに登場する主人公に立ちはだかるライバル。彼はポケモンの物語の要所要所に現われては、主人公を煽り、ポケモンバトルを仕掛けてきます。
そんなライバルの使用するポケモンの一匹に、「ラッタ」というねずみ型のポケモンがおります。
これはライバルのラッタに関する都市伝説。
ライバルはそのラッタを進化前の状態から使用しており、実際、ポケモンのゲーム序盤においてはライバルはラッタではなく「コラッタ」を使用してくるのです。
しかし、ライバルはあるときを境に、ラッタを一切使用しなくなります。そのイベントはポケモンの墓場の町「シオンタウン」でのポケモンバトル。
彼は「おまえの ポケモン しんだのか?」という意味深なセリフと言ってポケモンバトルを仕掛けてくるのですが、その手持ちポケモンにラッタがいなくなっているのです。そしてそれ以降もラッタが登場することはありません。
このことから「ラッタは亡くなってしまったのではないか」という都市伝説が噂されております。
この都市伝説について詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
ピクシーとゲンガー
初代ポケモンから登場するおなじみのポケモン「ピクシー」と「ゲンガー」。ピクシーはかわいらしいポケモンで、ゲンガーは怖いポケモンというイメージをお持ちの方が多いはず。
このピクシーとゲンガーという全く相容れないイメージのポケモンには意外な関係があるという都市伝説がございます。その関係とは「ゲンガーはピクシーにゴーストが憑依した状態のポケモン」であるという関係。
以下のエントリーではこの都市伝説をポケモン図鑑や、2匹のポケモンの容姿から考えておりますので、ご興味のある方は以下のエントリーをご覧ください。
<<ピクシーとゲンガーの関係?初代『ポケットモンスター』の裏設定>>
バタフリーとモルフォン
先の「ピクシー」と「ゲンガー」と同じく、初代ポケモンから登場している「バタフリー」と「モルフォン」というポケモンに関して噂されている都市伝説。
バタフリーとモルフォンは、似たような羽のある虫ポケモンですが、バタフリーは「ちょうちょポケモン」、モルフォンは「どくがポケモン」という点で異なります。
ポケモンプレイヤーの内には「ちょうちょポケモン」であるバタフリーには嫌悪感を感じないものの、「どくがポケモン」であるモルフォンを嫌がるプレイヤーも一定数いらっしゃるそうです。
そんな2種類のポケモンですが、都市伝説では、実は進化前のポケモンが当初は逆だったのではないかといわれております。
以下のエントリーでは、この都市伝説についてポケモン図鑑と容姿から考えておりますので、ご興味のあるかたは是非ごらんください。
<<バタフリーとモルフォンの進化ー『ポケットモンスター』の裏設定>>
ミュウツーを創ったのはフジ老人
初代ポケモンのラスボス的ポケモンとして君臨し、後のシリーズでも圧倒的強さを誇るポケモン「ミュウツー」。実はミュウツーはポケモン図鑑によると、遺伝子研究の結果生み出された人造ポケモンであることがわかります。
では、そのミュウツーを創ったマッドサイエンティストは誰なのか。
都市伝説によると、実はその人物はゲーム中では優しいおじいさんとして登場する「フジ老人」とのこと。彼はポケモンの遺伝子研究の末、ミュウツーを創り出しますが、制御ができず、大事故になってしまったということが想像できる伏線がゲーム中に多々ございます。
この都市伝説について詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
<<フジ老人がミュウツーを作った?初代『ポケットモンスター』の裏設定>>
ヤマブキシティの地下鉄サリン事件
初代ポケモンで、大きな謎とされているのがとある地下通路の存在。この地下通路はヤマブキシティの下を通り、タマムシシティとシオンタウンを結ぶ役目を果たしております。
この地下通路に関する都市伝説。
ゲームプレイヤーにとってその存在価値は皆無。地下道内には特に重要でないアイテムがいくつか隠されているだけ。さらに、タマムシシティとシオンタウンの行き来にはヤマブキシティを通ればよいのです。
そのような目的のないマップが何故存在していたのか。都市伝説によると、実はこの地下通路にはイベントが用意されていたと言います。そのイベントは「ロケット団が地下通路内に毒ガスを撒き散らす」というもの。
確かに「ドガース」などの毒ガスを発するポケモンがいる世界なら、あってもいいイベントだとは思いますが、実際に起きたある事件により没イベントになったというのです。
それが「オウム真理教地下鉄サリン事件」。
この都市伝説について詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
<<ヤマブキシティ地下道と地下鉄サリン事件ー『ポケットモンスター』の裏設定>>
ルージュラへの人種差別批判
コミカルな見た目が魅力的なポケモン「ルージュラ」。
このルージュラに関する都市伝説。
都市伝説によると、実はアメリカのとある文化批評家からのルージュラは人種差別であるという批判があったとのこと(原文の翻訳は以下のエントリー参照)。
この批判を受け、ルージュラはマイナーチェンジを遂げます。具体的には肌の色が黒色から紫色に変更されるというものだったのですが、アニメ版ポケモンもビデオに焼かれる際にはルージュラの肌の色が変えられるなどその影響は思ったよりも甚大。
この都市伝説について、詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
<<ポケモンのルージュラは人種差別批判を受けマイナーチェンジした>>
赤いギャラドスの悲しい都市伝説
ポケモン金銀からカラーになったポケモンですが、それに伴い「色違いポケモン」が出現するようになりました。色違いポケモンに出会うには、乱数調整などをしない限り、相当な数のポケモンとバトルしなければならず、ある意味ロマン。
存在自体が都市伝説と思われても仕方ない程、低い出現率に設定されております。
そんな「色違いポケモン」ですが、ポケモン金銀(クリスタル)において必ず出会うことができるイベントがございます。そのイベントで出会うことができるのが、「赤いギャラドス」。
しかし、その赤いギャラドスが赤い理由について、悲しい都市伝説が噂されているのです。
なんでも、かつての飢饉の際に、人々はコイキングを食べて飢えを凌いでいたそうなのです。
飢饉が終わり、食糧に困らなくなった人々は、いらなくなったコイキングを廃棄したのです。
しかし、その内の一匹がギャラドスに進化。人々の横暴さに怒り狂ったギャラドスは人々を攻撃。その返り血で赤く染まってしまったとのこと。
・・・電波の影響じゃないの?
この都市伝説について詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
パラセクトの本体はキノコ
虫ポケモンの「パラセクト」。「パラス」の進化系で、大きなキノコを背負ったポケモンとして知られております。
これはパラセクトとキノコに関する都市伝説。
多くの方が、パラセクトの本体は下の虫の部分だとお思いかもしれません。しかし都市伝説によると、ポケモン図鑑を見るとそうではなく、キノコの部分が本体だということがわかるとのこと。
そして、ポケモン図鑑にははっきりとそのキノコの種類「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」が記載されているというのです。
この都市伝説について詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
レジ系は戦争に関係している?
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場するポケモン、レジロック・レジアイス・レジスチル。
この3種のポケモンは戦争や原爆に関係しているのではないかという都市伝説がございます。
様々な理由が語られており、例えば
- 3種のポケモンがいる場所がそれぞれ大空襲があった地域にある。
- 体型が障害をもった人間のよう
etc…
詳しくは以下のエントリーをご覧ください。
ユリ・ゲラー裁判
エスパーポケモンとしておなじみの「ユンゲラー」。
このポケモンは超能力者の「ユリ・ゲラー」氏をモデルにしていると考えられております。
ユリ・ゲラー氏が仕事で日本に来た際に、ユンゲラーの存在を知って、自らのイメージを勝手に使用した任天堂に対して憤慨。アメリカの裁判所で訴訟を起こしました。
果たしてその判決は?!
詳しくは以下のエントリーをご覧ください。