Siriが俺に危害を加えてくる件

Pocket

本エントリーは怖い話を扱っております。ご注意ください。

iPhoneをお持ちの方にとってお馴染みの「Siri」

Siriは起動して要望を言えば、すぐに最適な回答を提示してくれる便利なバーチャルコンシェルジュですね。

幣ブログでは以前、Siriが人類滅亡に関係しているのではないかという都市伝説をご紹介いたしました。

<<「Siri、ゾルタクスゼイアンって何?」>>

今回はそんな陰謀論とはまた別のお話を海外から。

携帯電話を人に貸すことって本当に稀にあると存じます。そうそうはないですがね。

仮に善意で貸した相手がとんでもない輩だったら…。海外のある男性はiPhoneを女性に貸したところ、Siriが妙な挙動を取り始め、じわじわと現実世界に…

スポンサーリンク
レクタングル大

I Think My Phone Is Trying to Hurt Me

以下は海外の都市伝説を翻訳したものです。

最初の投稿

俺はこれまで超常現象を信じたことはない。

幽霊はもちろん、悪魔も信じていないし、宗教もまっぴらだ。ビッグフット、チュパカブラ、ネッシーのようなUMAも信じていない。辛うじて宇宙人はいるかもしれないとは思っているが、俺が宇宙人に遭遇する確率なんて天文学的数字、実質的にあり得ない話だ。

しかし、そんな俺にも簡単に説明できないことが起こった。何が原因かは大体検討はつく。だがそうなると俺のいままでの考えを覆すことになる…。まあ最初から説明するから、良ければ付き合ってくれ。

俺はそうそう飲み会には行かないんだ。正直、苦手。飲み会に行くぐらいなら、家でゲームしたい。あるいはカノジョと2人きりで過ごすわな。つまり俺は大人数が苦手なんだ。ビジネス以外の付き合いは極力避けるようにしてる。ビジネスでの飲み会は不可欠だからね。

ランチキパーティにて

でも先週、ステフが出かけに誘ってきたんだ。彼女の同僚がナイトパーティに参加するみたいなんだが、どうも彼女にとってそういう過激なパーティは初めてだから1人で行くのは怖いらしい。つまりそのナイトパーティは性の乱れの場ってことよ。

俺達は車でどんどん田舎道を進んで1時間。大きなボロボロ納屋にたどり着いた。今考えると、そんな田舎の、それも捨てられたような納屋でナイトパーティが行われるなんておかしかった。

とはいえ、いわば法に触れるか触れないかのナイトパーティ。俺の頭は不安と興奮で一杯で、あくまで平生を装うことに意識が向いていたから、そんな違和感は気にもしなかったんだな。

中には大勢人がいて、お酒を飲んだり、ダンスをしたり…その他もろもろやってた。

俺達は2時間程お酒を飲んでダベった後、「ダンスフロア」で「ダンス(性的な意味で)」をした。その後はまたお酒を飲んでダベってた。

携帯を貸してくれる?

会話の最中に見ず知らずの女の子が話しかけてきたんだ。たぶん20代半ばで、汚れたブロンドヘアー。痩せ細って、目は落ち窪んでいた。その見た目から俺はこのランチキパーティでキマっちまってるのかな?と思ったわけ。

でも服装はそこまで不良といった感じはしなかった。黒いジーンズに、真っ黒なTシャツ、黒いパーカーを羽織っていた。これではとてもパーティといった格好ではない。

「電話を貸してくれる?」

その女の子が聞いてきたんだ。その声はなんだか気味悪かった。ほぼうなり声。とはいえ、パーティ会場では皆変な声を出してるから気にも留めなかったけどね(笑)。

なんてことなく彼女にiPhoneを渡した。彼女はそれをグイッと掴むと、ふらふらと少し離れたところに行って電話をし始めた。俺はまた友達との会話に戻った。

異変

数分後、ふとiPhoneが返ってこないことに気づいて、その女の子を探すべく辺りを見渡した。彼女はまだ電話をしていた。だが、その様子に俺は若干ビビった。耳元に電話を持ち、誰かに話している。それだけならいいんだが、俺を睨んでたんだ。まるで心から憎んでいるかのような目。

それには俺も不安にならざるを得なかった。意味が分からず目を話すことが出来なかったため、20秒はお互いに対峙していただろう。その間も彼女はまだ誰かと話していた。

それから10秒後、俺は頭の側面、耳の周りに刺すような痛みを感じた。それも中から疼くような感じだ。最初は微々たる痛みであったが、だんだん痛みが増してきた。しかしその女の子が耳からiPhoneを離した途端、痛みは急に治まった。

彼女はゆっくりとこちらに歩いてきて、俺にiPhoneを返してきた。彼女の顔は若干笑っていたようにも見えたが、何も言わずに向こうを向き、パーティの群集の中に姿を消してしまった。

帰宅

明らかにヤバい奴だ。そう思った俺はStephに帰るぞと言った。彼女はまだ帰りたくなかったらしく困った表情をしたが、俺の表情を見て、急いで財布を取って出て来てくれた(俺の表情は想像を絶するほど怖かったらしい)。

俺達は家に帰って、すぐに眠りに落ちた。翌朝、目を覚まして、酔いの覚めた頭で振り返ってみると、俺は変な妄想をしていただけなんじゃないかと思い始めた。俺は相当飲んでいた。結局、あの女の子は普通の無害な女の子だったに違いない。ちょっと不気味だったけど、無害。そう考えるのが妥当だろ?

まあ、他愛もない出来事だったと考えることにした。

「すみませんが、それはできません。」

だけど先週、俺のiPhoneが変な挙動をしたんだ。Siriが普通のコマンドに応答できないことがあったんだ。俺は普段Siriを利用しているからわかるんだが、この間まではそんなことはなかった。数回、

「すみませんが、それはできません。」

と無効な命令をしたときに出てくる反応を示してきた。しかし、俺の出したコマンドはいままでは普通に通じていたコマンドだった。

また耳の辺りに痛みを感じた。それも内側。なんというか、気圧の変化による痛みのように疼く感じだった。Siriを使おうとするとこの症状が出る? にわかには信じがたい。

勝手に起動したSiri

俺がこの文章をネット上に書き込んだのは、昨夜、何か不可解なことが起こったからなんだ。俺は早朝3:00くらいまで起きてた。Stephはというと昨夜は実家に帰ってたから、俺は家で1人きり。

耳がまた痛んだ。まるで火で炙っているかのような痛みだった。痛みのあまり、涙まで出てきていた。

…俺のiPhoneがSiriを起動したときのビープ音を繰り返し鳴らしていたんだ。俺がベッドから飛び起きると、それは止まった。ただ画面が点灯していた。恐る恐る歩み寄って、画面を見た。Siriの画面だった。画面上に表示されたSiriの応答メッセージは

「あなたは酷い過ちを犯しました。気づいていますよね?」

ビープ音。

誰か返信ください。

1回目の更新

俺は今朝、地元のベライゾン(アメリカの携帯電話会社)のお店に電話をした。俺はちょっと前までその店で携帯電話の販売員として働いてたんだ。今も親友の1人が店長として働いてる。

正常に戻るSiri

俺は彼に例のiPhoneを見せることにした。携帯電話が独りでに生きているかのように動く、そんなこと実際に見せなければ説明できないだろ?

…でもその時、Siriから語りかけてくるようなことは起こらなかったんだ。俺自身も何かの思い違いかと思い始めた。結局、親友にSiriの変な挙動を見せることはできなかった。そして俺も一連の奇妙な出来事は全て夢だったに違いないと思うことにしたんだ。

どうであれ、彼はiPhoneを初期化してくれた。何かの不具合によるものかもしれないからね。

違和感と黒いしみ

安心した俺は家に帰り、昼寝をした。とはいえあの夜のiPhoneの挙動を思い出すと、あんまり寝れなかったんだけどね。結局30分くらい寝て、俺は目覚めた。靴を履きっぱなしだった。…昼寝の前に脱いだはずだった。いや、疲れたから、脱ぎ忘れたのかも。靴には泥がついていて、シーツも汚れてしまっていた。シーツを洗わなくては。

枕には変な黒いしみがついていた。触ってみると松ヤニのようにネバネバしていた。にしても臭い。とんでもない悪臭だった。言うなれば腐った卵が焦げたような臭い。正直、誰かがドッキリを仕組んだとしか思えなかった。

その黒い液体の源は俺の耳の穴なんじゃないかと思う。これが最近耳の裏側に感じていた痛みの原因であるとすれば説明がつく。病院へ行くべきか。いや、まずはStephに知らせてからにしよう。俺はベッドの上を転がって、iPhoneを掴んだ。

覚えのないログ

Stephに電話しようとSiriを起動したんだ。すると最近のSiriとのやりとりが表示された。各やりとりには時間は表示されていなかったし、俺には見に覚えのない会話だった。ただ今日は誰も俺のiPhoneを貸してないし、おれ自身はもちろんそんな会話してない。

以下にそれのコピーを貼り付ける。Siriと誰かのやりとりだ。

Siri: 起きてください。
Siri: 起きてください。さあ。
主: お前は何がしたいんだ?何者なんだ?
Siri: それはすぐにわかりますよ。今から私のためにしてもらうことがあるんです。
主: 頭が痛い。何が起こってるんだ?
Siri: 落ち着いて。受けいれてください。私がその痛みを止めることができますよ。
主: これをなんとかできるのか?
Siri: あなたが受けいれないから、最初のところで痛むのです。
主: じゃあ、止めてくれ。

以上。会話はここで終了している。皆にとっても意味不明なことが多くあると思う。何かおかしい。それは俺もわかってる。ただ何が起こっているのかわからない。

今わかることは、例の頭の痛みが10倍くらいになったことくらいだ。痛みで涙が止まらない。考え難いことではあるが、俺はある結論にたどり着いた。

女の子の不審点

俺は電話を借りたあの女の子について思い返してみることにした。彼女には明らかに何か問題があったとしか思えない。

彼女は明らかにパーティのコンセプトとは合わない服装だった。大人のランチキパーティだ。しかし彼女は高校生が着ているような簡素なファッションだった。思い返せば、後姿は薄汚かった。ボロボロで汚れていた。ずいぶん洗濯していないような。

そうか、彼女はあの納屋の主で、会場として貸し出すことで納屋を維持していたんだな。

彼女はあの納屋に住んでるのか?一連の現象は彼女が俺のiPhoneを借りてから始まった。そしてすべての現象は今手許にあるこのクソッタレiPhoneが発生源のようだ。彼女を探そう。見つからなくとも、何らかの手がかりがあるかもしれない。

2回目の更新

やっと朝だ。俺は随分前から自室に閉じ込もっている。いつから?本当に覚えていない。今、時間だけは沢山ある。

途切れる意識

意識が時折途切れた。そしていつもどこか別の場所で意識が戻ったんだ。俺はバカではない。絶対に何者かに支配され、操作されているんだ。そのとき俺に何をさせたのかはともあれ、俺が何をしているのかを遠隔地から確認し、俺を決して目覚めさせないあたり、そいつは明らかにただ者ではない。

気がつくといつも俺は公園や路地にいた。俺の意識がない間の話は近所でかなり噂になる。最初に意識が途切れたのはあのランチキパーティから1日半も経っていない内に起こっていたそうだ。とはいえ、それはiPhoneのカレンダーで確認したこと。俺はこいつの言うことはもう信じない。

激しい攻防

制御されそうなときは俺自身も抗うことは出来る。ただそれは耳と頭の痛みとの戦いだ。時に負けてしまうこともある。もう痛みもかなり増してきた。数時間耐えられることもあれば、数分でアウトなこともある。負けたらそこで意識が飛ぶ。俺はいま部屋で痛みと戦い、5時間耐え抜いている。

何者かが俺に流暢に話しかけてくる。たとえこいつが恐ろしいことを延々と話してきたとしても、俺は耐え抜くつもりだ。何がおかしい?もう、俺が狂ってきていることなんてわかってるんだ。お前らがバカにし始めてることだってわかってる。だがお前らに何がわかる?

お前らはもっと危機感を持ったほうがいい。俺は何故俺が選ばれたのかわからない。だがこいつは明らかに大きな目的を持って動いている。俺を制御するなんてその計画に比べれば、ちっぽけなもんさ。お前らなんかもその計画に比べればちっぽけだ。もし計画が実現したら、我々は絶叫の末死ぬ。

電化製品との親和性

これは今俺の頭の中で聞いたことだ。だがおかしなことに、このやりとりもiPhoneの画面に表示されてるんだ。

しかも時々他の電化製品に伝染する。パソコンは約20分前に勝手に起動して、Skypeのビデオ通話が立ち上がったんだ。通話相手は俺…のように見えた。だが目が隅々まで真っ黒だった。話し声は複数の声が重なっているような声で聞こえた。話の内容は全く覚えていない。俺はその言葉の直後、パソコンのコンセントをぶち抜いたんだ。iPhoneの電源を落としてみたが、それは意味をなさなかった。すぐに再起動してしまったんだ。

バリケード

ああそうだった。なんで俺の部屋に閉じ込められているかについて説明してなかったな。答えは簡単。あの女の子がいるからだ。いや、もはや女の子と呼ぶのも間違いかもしれない。はぁ、彼女があの納屋に戻ってくれたらな…。俺だけじゃなく、この家の森羅万象が彼女に帰って欲しいと思っているに違いない。

だが、まだ気配を感じる。彼女が俺の部屋のドアに近づいてくる度に、電話越しに語りかけてくるんだ。決して無理やり侵入してこようとはしない。ただドアの向こう側に立ってるだけ。足音が聞こえて、ドアの前で止まる。一言、二言言うだけ。彼女の言葉はわからない。ラテン語か?

先日の調査

彼女は農場から追ってきたようだ。俺は一連の怪奇現象の調査をするためにそこに行ったんだ。行けば何らかの改善が期待できると思ってね。そうでなくても何が起こっているのかわかると。でも今はなんでそんなことをしてしまったのかと悔やんでる。行くべきじゃなかった。無視するのが一番だったんだ。

農場の例の納屋に着いたのは昨夜9時ごろ。中には明かりがついていた。そこで臆せず、俺は入っていったんだ。正直心にあったのは怒りの感情だ。怖がり疲れていた。答えが欲しかった。

納屋の中の大広間は、俺達がランチキパーティから出てきたときとほぼ同じ状態だったが、人は誰一人いなかった。ちょっと捜索すると、地下室に繋がるはしごがあった。

奇妙な部屋

俺の意志は固く、ある意味危機管理が甘い… 俺はそのはしごを降りちゃったわけだ。底につくと、奇妙な光景が広がっていた。そこそこ広い部屋の真ん中に、例の女の子が座っていた。その床には十字架が刻まれていた。彼女とはいうと全裸。彼女の周りにはテーブルがあり、様々な精密機器が変な配置で置かれていた。パソコンに、タブレット、プリンター、携帯電話…。

すべてテーブルの上でスタンドで支えられており、すべて彼女に面していた。すべての精密機器がそれぞれ別の言葉を表示していた。俺にはその言葉を理解できなかった。いくつかは英語であった。俺は近くにあったタブレットと携帯電話から言葉を読み取ることに成功した。

「まもなく。そう遠くない。すぐに実現する。」

「苦痛。はい、私たちはそれが好きです。欲しいです。あなたを拷問します。あなたを痛めつけます。叫ばせます。泣き叫ばせます。」

突然全ての機器が地面に落下し、壊れてしまった。そして例の女の子の頭が痙攣し、ゆっくりとまわりはじめたんだ。ついに彼女の頭は俺の方を向いて、追って体もこちらを向いてきた。彼女の目は真っ黒だった。彼女は俺を見てニヤっと笑った。歯の間から松ヤニのような黒い泥が染み出していた。彼女は言葉を発したが、今まで聞いた事のないような声であった。あまりに低音でほぼ動物のように思われた。

まもなく

俺は彼女に何が起こっているのか説明するように求めた。しかし彼女は応じなかった、いやできなかったのか。代わりに彼女は以下のように繰り返した。

「まもなく。まもなく。彼が来る。近くに。近くに。すぐそこだ。もうすぐそこだ。」

彼女がこれを繰り返しているのを聞いていると、俺と俺のiPhoneの中にいる何者かが喜んでいるのを感じることが出来た。こいつは彼女の言っていることに喜んでいたんだ。

突然、彼女の顔がショックで歪んだ。周りの空気がざわめくのを感じた。まるで見えないものが四方八方から彼女に迫ってきているかのようだった。彼女の声は様々なトーンを発し始めた。あたかも彼女から一度に多くの言葉が発せられているようであった。

俺は逃げ出した。

俺は彼女が俺についてきていることに気づいていた。そこで自分の部屋にバリケードをはったんだ。俺はこれをiPhoneから書き込んでいる。皆に、人々に見てもらう必要がある。俺は止められなかった。痛みが大きくなりすぎている。もう諦めなければならない。これから何が起こるかはわからない。我々はいずれわかる。いつでも誰かに伝染する。何が起こるか知って欲しい。害をもたらすつもりはなかった。ごm

Nulla est ubique. Obvius omnia sinit. Omnibus. Ubique. Tua est, usque ad tempus. Vos non potestis pugnare.

LEGIO ENIM SUMUS. NOS AUTEM MULTI SUMUS.

まとめ

ランチキパーティで携帯電話は貸さない!OK?

<<お墓の場所を検索するサイト「Findagrave.com」>>

<<ある老人の秘蔵怪奇写真集>>

<<戦争捕虜で人体実験?日本軍の「731部隊」>>

<<池袋「サンシャイン60」の「60」は死刑囚の人数>>

ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

スポンサーリンク
レクタングル大