意味が分かると怖い話5選「ある個人サイトでの書き込み」

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「テレビの砂嵐」「ある個人サイトでの書き込み」「古いカメラ」「嘘発見ロボット」「ホームレスの超能力」

本エントリーでは、意味がわかると怖い話(意味怖・意味深)を扱っております。なぞなぞ感覚でお楽しみください。

皆様は「意味がわかると怖い話」、お好きですか?

謎が解けた後、すっきりするわけでなく、ゾッとするような話。幣ブログでは時々ご紹介しております。

今回も前エントリー同様、5つ集めてみました。

http://sfushigi.com/2017/04/08/horror-riddle-3/

私なりのヒントや解説も記載しておりますので、解説などがお嫌いな方はご注意ください。

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レクタングル大

テレビの砂嵐

本文

深夜、テレビの放送が終わると、砂嵐と呼ばれるザーッという放送になる。

これは実話なんだが、
あるとき地方テレビ局の中の人が、夜勤のとき砂嵐の時間帯に、暇だから見て楽しもうと思ったアダルトビデオを、うっかり公共の電波に流してしまったことがあった。

もちろん、すぐに数十件の抗議電話が殺到した。

ヒント

「もちろん」?

解説

公序良俗に反するような映像が放映された場合、それを目にした方々はテレビ局に対して苦情の電話をかけるかもしれません。

ただ、問題のある映像が放映されたとして、見た人からの苦情しか来ないはずなのです。

本文では「夜勤のとき砂嵐の時間帯に」と記載されており、多くの人がその瞬間を目にしたとはとても思えません。しかし、苦情の電話が殺到した…。つまり、深夜の砂嵐を見ている人が大勢いたということですね。

ある意味怖い。

ある個人サイトでの書き込み

本文

ある個人サイトでの書き込み

man:
やっほ~~^^

KAZ(管理人):
おお、マン、今日も来てくれたかwありw

もちみ☆:
manさん、ばんわです~~w

KAZ(管理人):
みんな、聞いてくれw
今日でサイト開いて祝10日目ww

man:
わw少なw
まだこの提示版の住人は、
俺ともちみちゃんの二人だけだから
もっと住人増やしてこのサイトを盛り上げていかないとなw

もちみ☆:
そうですね~^^
MOONファンサイトとして
このサイトはよく出来てますし
きっとたくさんの人が訪れてくれると思いますw

KAZ(管理人):
ありがとう^^

man:
ところで、聞いた話なんだけど
MOONの幻の曲ってのがあるみたいで
”shine”って曲があるんだってさ。

もちみ☆:
あ、私も知ってる~~。
なんかのアクシデントで発売中止みたいな~

KAZ(管理人):
?、あれ俺は聞いたことないな~、
自他共に認めるMOONマニアなのにw

man:
なんでもイッちゃう位のハードロックナンバーらしいぜ!

数日後の書き込み(この時、管理人不在)

もちみ☆:
やっと、shine手に入れたですぅ~^^いい曲w

man:
おお、マジで!?
俺にも手に入る場所教えてくれよ!w

もちみ☆:
いいですよ~^^場所は・・・

翌日

KAZ(管理人):
えっ、二人ともMOONの幻の名曲手に入れたんだって?

man:
ああ、めっちゃいい曲だぜw
意識が飛ぶような感じw

もちみ☆:
^^そうですね~。
天に昇ったような高揚感がある曲ですね~w

man:
KAZもこの曲あった所、教えてやるから早く聞きなよw

(この後、書き込みなし)

ヒント

管理人のKAZさんが何らかのトラブルに巻き込まれたことは間違いございません。さらに申し上げれば、掲示板の他の住人が幻の曲「shine」をエサにKAZさんを特定の場所におびき寄せたということまでは何となくわかるのではないでしょうか。

しかしこの掲示板の住人にはもっと深い秘密があるのです。

解説

管理人以外の掲示板の住人「manさん」と「もちみ☆さん」は実は最初からKAZさんを陥れるつもりで掲示板に書き込んでおります。

というのもこの2名のユーザーは同一人物なのです。

スマホでご覧になられている方々には大変申し訳ございませんが、パソコンをお持ちの方はキーボードをご覧ください。「M・A・N」のキーにはそれぞれどの平仮名が当てられているでしょうか。そう「も・ち・み」なのです。

上記に関してはフラッシュ動画の『ここはど~この箱庭じゃ』でも用いられたトリックですね。あの時は「JUN」と「まなみ」でございました。

<<怖いサイト34選>>

さらにMOONの「shine」という曲。「shine」と書くと「シャイン」と発音するのではないかと思ってしまいますが、「しね」とも読めますよね。つまり管理人のKAZさんはお亡くなりになってしまった可能性が高いということになります。

古いカメラ

本文

「やるよ」

そう言って親父が俺に渡したのは、古いカメラ。

「これにはな、人の死に顔が写るんだよ」

「は?全然面白くねーよ」

親父は黙ったままだった。

数ヵ月後、親父は死んだ。

急性の心臓発作だった。

それから数ヶ月経ち、カメラの話を怖いもの好きの彼女に話してみた。

「そのカメラのはなし、本当なの?」

「撮ってみるか?」

「そうしよっか」

おい待て、冗談で言ったんだぞ。

だが、後には引けない…

カシャ

「なんだよ、コレ」

俺の顔はいつもと変わらなかったが、彼女の顔が血塗れだった。

「なんかイタズラしたんでしょ!?」

もちろんしていない。

それに、写真を撮ろうと言ったのはそっちじゃないか。

取り乱したまま、彼女は帰ってしまった。

…俺が逆の立場だったら、そう思うと責める気にはなれない。

数日後、彼女が交通事故で死んだ。

聞いた話だが、顔は血塗れだったそうだ。

「苦しかっただろうな」

写真を見せて以来、ずっと怯えていたらしい。

あの写真を撮らなければもっと楽しく数日生きられたんじゃないか、と考えてしまう。

俺は彼女の分も強く生きようと思った。

ヒント

人の死に顔を写すというカメラ。実際に語り手の彼女は写真通りの死に顔でお亡くなりになってしまいました。写真通りの死に顔だったのです。

解説

彼女と一緒に写真を撮った語り手。写真には血塗れの顔の彼女といつも通りの顔の自分。

・・・いつも通りの顔では困るのです。「俺は彼女の分も強く生きようと思った」語り手は恐らくお年寄りになるまで生きることを考えているのでしょう。

お年寄りになった語り手の顔は写真には写っておりませんでした。

語り手はいつも通りの顔で写っていましたよね。つまりもうすぐ語り手もお亡くなりになってしまうのです。その原因は存じませんが…。

とはいえ、カメラが死を招くというわけでもございませんからね。

嘘発見ロボット

本文

ある時、父さんが家にロボットを連れてきた。

そのロボットは特別で、ウソをついた人の顔をひっぱたくって言う物騒な代物らしい。

そんなある日…。

僕は学校から帰宅するのがかなり遅くなってしまった。すると父がこう尋ねてきた。

「どうしてこんなに遅くなったんだ?」

僕は答えた。

「今日は学校で補習授業があったんだよ」

すると驚いたことに、ロボットが急に飛び上がり、僕の顔をひっぱたいた。

父は言った。

「いいか、このロボットはウソを感知して、ウソついた者の顔をひっぱたくのさ。さあ、正直に言いなさい」

そして父がもう一度聞いてきた。

「どうして遅くなったんだ?」

僕は本当のことを言うことにした。

「映画を見に行ってたんだ」

父はさらに聞いてきた。

「なんの映画なんだ?」

「十戒だよ」

これに反応して、ロボットがまた僕の顔をひっぱたいた。

「ごめんなさい…父さん。実を言うと『Sexクイーン』ってのを見てたんだ」

「何て低俗な映画を見てるんだ、恥を知れ!いいか、父さんがお前くらいの頃は、そんな映画を見たり態度が悪かったことなんて無かったんだぞ」

するとロボットはきつい一発を父に食らわせた。

それを聞いていた母が、キッチンから顔を覗かせるとこう言った。

「さすが親子ね、あなたの子だけあるわ」

母も顔をひっぱたかれた。

ヒント

嘘をついた人はひっぱたかれます。

「嘘発見器」ハンディトラスター・タカラ
皆様は、人の嘘を見抜けますか? もし見抜けるならば、それはもうすばらしい能力です。お大事になさってください。 一方、見抜けないという...

解説

「さすが親子ね、あなたの子だけあるわ」と言ったお母さんも嘘発見ロボットにひっぱたかれてしまいました。つまり、僕は本当はお父さんの子ではないのです。それを母は知っていると。

びびる少年

嘘がわかってしまうのも考え物ですね。

ホームレスの超能力

本文

ニューヨークの地下鉄を私はよく利用する。

毎朝通勤の度に地下鉄構内で何やらぶつぶつ言ってる一人のホームレスの男がいた。

男の近くの壁に寄り掛かり内容を盗み聞きした。

目の前をおばさんが通る。すると男は
「豚」
と呟いた。

私は思った。なんだただの悪口か、動物に例えているだけか…。

次に普通のビジネスマンが通る。すると男は
「人」
あぁ、まさに普遍的人間って感じの人だな…。

別の日、暇潰しにまた盗み聞きしてみる。

男の目の前をやつれた男が通る。すると男は
「牛」
と呟いた。

牛?どちらかと言うと痩せた鳥だが…?

次に典型的な肥満の男が通る、すると男は
「野菜」
と呟いた。

野菜?豚の間違いだろ?
私は家に帰り考えた。

もしや、次に生まれ変わる生き物、すなわち転生を言い当てるのか!?
その後、何度もホームレスを観察しているうちに疑問も確信に変わった。

ある日思い切ってホームレスに疑問をぶつけ、能力を身につける方法を教えてくれと懇願した。

ホームレスは淀んだ目で私を見つめた後、私の頭に手をかざした。
次の日からホームレスはいなくなった。仙人だったのだろうか?はたまた神か?

私は能力を身につけた。
それは期待するものとは違っていた。
ただ単に、その人が直前に食べたものだった
私はあまりのくだらなさに笑ってしまった。

ヒント

ホームレスの方が言葉にしたものを一つ一つ確認してみましょう。

それが直前に食べたものだと考えてください。

解説

以下がこの物語に登場する「食べ物」

  • 野菜

そう「人」を食べてしまった人がサラッと登場しているのです。

まとめ

今回は有名なお話が多かったかもしれませんが、お楽しみいただけましたでしょうか。

http://sfushigi.com/2017/03/13/horror_riddle_3/

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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