スーファミ『GO GO ACKMAN』は鳩を呼ぶ

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皆様はスーパーファミコン用ソフト『GO GO ACKMAN(ゴー ゴー アックマン)』というゲームをご存知でしょうか。

かつて『月刊Vジャンプ』にて連載された鳥山明先生の同タイトルのギャグ漫画のゲーム版でございます。

これまでナンバリングとしては3作品リリースされた『GO GO ACKMAN』でございますが、その一作目に不可解な噂がございます。それは

『GO GO ACKMAN』をプレイすると、
鳩が集まってくる

というもの。

今回はスーパーファミコン用ゲーム『GO GO ACKMAN』の都市伝説をご紹介したく存じます。

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『GO GO ACKMAN』

まずはゲーム『GO GO ACKMAN』についてご紹介いたします。

概要

タイトル:GO GO ACKMAN

発売元:バンプレスト

発売日:1994年12月23日

対応ハード:スーパーファミコン

GO GO ACKMAN(スーパーファミコン)

原作

冒頭で記載したとおり、ゲーム『GO GO ACKMAN』は鳥山明先生のギャグ漫画をゲーム化した作品です。

原作のストーリーとしては、

50年間眠り続けていた悪魔の王子「アックマン」。彼は人間の魂を集めて大魔王に献上してその累計のポイント×100の額をお金に替えて一家の生活費にしている。

しかし、王子としての無駄なプライドが邪魔して、コロす相手や方法を選り好みするためにライバルのキャラ「天使くん」が問題を起こさないとなかなか成果を挙げられていない。

ほとんどの場合、事故や天使くんが大量虐サツしてしまうなど、たまたま得られた魂を回収している。


GO GO ACKMAN ゴーゴーアックマン Vジャンプブックス

ゲーム内容

『GO GO ACKMAN』のゲームについて、特に一作目においては原作の話を何話かステージにするなど、原作を重視したつくりになっております。

ゲーム中、アックマンを操作し、剣や銃などの武器やアイテムを駆使して敵を倒して各ダンジョンをクリアしていくアクションゲームとなっております。

鳩を呼ぶゲームカセット?!

さて上記のゲーム『GO GO ACKMAN』でございますが、こちらのゲームをプレイしていると家の周りに鳩が集まってくるというのです。

カセットに鉛を使った

当時、発売元であったバンプレストは経営難に陥っておりました。

そこで、バンプレストはコスト削減のためにカセットを安価で生産していた海外業者に発注したそうです。

しかし過度なコスト削減は時にコンプライアンス違反を招くおそれがございます。

噂によると、カセットの生産を受注した海外業者は製作費を抑えるため部品としての使用を禁止されていた鉛を大量に使いカセットを生産したそうです。

鉛が鳩を呼んだ

鉛を大量に積載したカセットを差込み、スーパーファミコンを起動すると、特殊な高周波が発せられたそうです。

その高周波が信じられないことに周囲の鳩の神経に影響を与え、彼らを呼び出してしまうという怪奇現象が起こったというのです。

噂の真偽(予想)

スーパーファミコンのソフトが鳩を呼び出すなどにわかには信じがたいです。

バンプレストがそのような違法なソフトを開発していたらそれこそ一大事です。そもそも高周波で鳩を呼び寄せるなど可能なのでしょうか。

スーパーファミコンカセットの生産体制

実はスーパーファミコンを含む任天堂のハードのカセットのほとんどが任天堂によって生産されております。つまり開発会社がカセットを量産するということはないのです。

前エントリーでご紹介したアメリカゲーム会社「アタリ社」の事実上の経営破綻(アタリショック)。これはゲームの質が著しく低下したことによるものでした。

任天堂はアタリショックを教訓にゲームの質を一定以上に担保するために、認証したゲームソフトのみを自社工場で量産するという仕組みを採用したのです(ファミコン時代に一部例外はございます)。

市場への出口を完全に統制することで、クソゲーが乱発され、ハードのブランドが下がってしまうことを防止したわけですね。

上記から、カセット自体の生産はバンプレストの財政状態・経営成績に関係なく、任天堂に発注しなければならないということになります。したがって、安価に生産してくれる海外業者など表舞台では存在しなかったのです。

高周波で鳩を呼べるか?

実際に手許の『GO GO ACKMAN』を起動してみましたが、カセットから特別な音が聞こえてくるということはございませんでした。

とはいえ、噂となっているのは「高周波」。人間には聞き取ることができない超音波の領域も含まれます

例えば暗闇にいる「コウモリ」は超音波で障害物やエサの大きさや距離、方向などを把握するそうですね。また、「ネズミ」も超音波を用いて仲間とのコミュニケーションを図っているという研究もございます。

さらに、たまにホームセンターなんかに行くと、超音波で鳩を遠ざける装置が売っているのをみかけます。

これらから高周波により鳩に影響を与えられるのではないかとも考えられます。

しかしここで反証を一つ。

実は鳥の音を感知する能力は人間よりも低いのです。つまり鳩は高周波を聞き取ることはできません

このことから高周波で鳩を呼ぶことは無理だと私は考えます。

まとめ

そんなことより、GO GO ACKMAN 4をはよ!

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ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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