本エントリーは怖い話を扱っております。ご注意ください。
閉鎖されてそのまま残されているディズニーリゾート。
前エントリーではエメラルドアイルにある「モーグリの宮殿」についてご紹介いたしました。
実は、他にもまだまだ存在しております。
今回ご紹介するのは、「リバー・カントリー」。アナハイムにあるウォルト・ディズニー・ワールド(WDW)のテーマパークの1つとして、1976年から2001年の約25年間営業されていたパークでございます。
しかし、2005年、米ディズニー社が正式に永久閉鎖するという宣言をしております。解体もせず、土地の売却もせず、永久閉鎖。その理由について、海外では怖い話が囁かれています。
今回はこちらの都市伝説についてご紹介いたします。
目次
「リバー・カントリー」の記録ビデオ
以下は、海外の噂を私なりに翻訳したものです。不自然な表現も多々あるかとは存じますが、ご容赦のほどよろしくお願い申し上げます。
ディズニーワールドの魅力
当時、私が家族とフロリダでの休暇を最後にとってからもう3年になっていました。不景気になる前は、毎年のように行ってました。しかし、やっと我が家の景気も回復してきたようで、私の家族でウォルト・ディズニー・ワールドにまた行くことになったんです(ほぼ、私と妹の頼みで)。私達はどちらも10代で、両親はディズニーなんてもう子供じみているのではないかと言いましたが、私達は絶対に楽しくなると思っていました。私も妹も、それはもう待ちきれませんでした。私達は熱狂的なディズニーランドファンで、そこのアトラクションを始めとするあらゆる物に込められた創造力、「魔力」に惹かれていました。それらは決して色褪せることなく、懐かしさと興奮を与えてくれます。
リバー・カントリーの疑惑
しかし、私がウォルト・ディズニー・ワールドへ行きたいのには、他にも理由があったのです。
皆さんはディズニー・ワールドと聞くと、「興奮」や「楽しい」、「幸せ」などの言葉を思い浮かべると思います。しかし、光があれば闇があるのです。ある夜、ゴシップ雑誌をパラパラめくっていると、興味深い見出しが目に入りました。「リバー・カントリー」、それは明らかにディズニー・ワールドの閉鎖された水のテーマパークに関する記事でした。
それまで私はディズニーは理想的で完璧なものだと考えていたのですが、この話を知ってゾッとしました。そのパークは素朴な荒野をイメージしており、ビッグサンダーマウンテンなどでも利用されている人工の岩が多用されているようなパークでした。プールについてはダムが泥水の侵入などを防いでいるため、安心して泳げるようになっています。そこは約25年間営業されていましたが、2001年に閉鎖され、2005年にはディズニーが永久に閉鎖することを表明しました。
したがって、約11年もの間、リバー・カントリーは放置されているということです。草木は生い茂り、設備は風化していると思いますが、ウォータースライダーや人工岩、プール(もはや沼地とかしていますが)はそのまま残されているそうです。多くの廃墟マニアがこの地域に行っては、パーク内の映像を撮影すべく壁を乗り越えています。
今日、議論されているのは「このテーマパークは何故永久閉鎖されたのか」です。そして、私はそれを知ってしまったかもしれないのです。
リバー・カントリーの閉鎖前の映像
噂によれば、他の今日のゴーストタウンに比べて、「リバー・カントリー」は閉鎖前は楽しむ人々で溢れていたとのことだったので、閉鎖前の映像を見てみたくなりました。当時、私はインターネットを使えなかったので、出発の2日前に地元の図書館に行ってみました。そこでは地域の人たちが個人的に保管していたビデオの寄付を大量に受け付けており、それらは撮影当時の歴史を目で見ることができるすばらしいものでした。私はいい映像を見れることを期待し、司書の方に2001年の頃の映像を見せてくれるよう頼みました。彼女は頷くと、大量の古いビデオカセットと、数枚のDVDが保管されている場所に案内してくれました。30分くらい探しましたでしょうか。「Old Fashioned Swimming Hole」と書かれた一本のビデオカセットを見つけました。
これは、パークが営業していたときにリバー・カントリーを表現するために使われていた言葉であったので、私はそれを手に取りました。これで間違いない、捜し求めていた映像が入っているとを確信しました。司書の方に貸し出しをしているのかどうかを尋ねましたが、古いビデオについては禁貸出とのこと。私はしぶしぶフロントデスクの後ろにあった小さな部屋でビデオを閲覧することにしました。
司書の方が私を窓の無い小部屋に案内してくれました。私がテレビの前に座ると、彼女は音が他の利用者の邪魔にならないよう扉を閉めて出て行きました。カセットをテレビの下のビデオデッキにセットし、映像がよく見えるように部屋を暗くしました。映像の品質が酷く劣化していると予想したんです。
閉鎖前日の夜
約30秒間、画面は灰色、ビデオで典型的な信号音が鳴り続いていました。その後、灰色が消え、リバー・カントリー入り口の前にいる2人の人物が映し出されました。彼らはどちらも男性でした。夜遅く、もしくは早朝でしょうか、パーク内には誰もいません。パーク内に灯っている明かりもわずかです。画面左下に「2001年11月1日」の日付が表示されていました。このウォーターパークは正にその翌日、11月2日に閉鎖されたので、これは大変貴重な映像だと思いました。
2人の男性は、パークの営業時間に入場制限で入場を拒否されたことについて語っていました。また、彼らは撮影されている夜のこの時間帯のみ、警備をかいくぐりパーク内に潜入できると述べました。2人はパーク内の大きなウォータースライダーまで歩いていきました。そのスライダーはベイ・レイク(フロリダの湖)から入ってきた緑の水が溜まったプールの中に続いています。彼らはスライダーの頂上に到着しました。そこは人工的な岩で囲まれており、1人ずつ滑り降りることができるようになっています。2人は何がおかしいのかゲラゲラ笑って、ついにはカメラマンが相方をスライダーの上から突き落としてしまいました。私はその相方がプールに落ちたとき、喜ぶ彼(落ちた側)の叫び声を聞きました。カメラマンはスライダーまでの登ってきた道を戻り、小さな池に掛かっている橋の上を通りました。彼はついにそのプールサイドに到着し…
異変
これが私がこのビデオに戦慄を感じ始めた時です。プールサイドで待って3分が経過したでしょうか、誰も上がってきません。カメラマンは相方の名前を必死で叫び始めました。そしてFort Wilderness Resort(最寄のディズニーリゾートのホテル)に助けを求めに行くべく走り出そうとしました。しかし、彼は突然立ち止まります。子供用エリアでしょうか、小さな浅いプール。その方向から小さな咳が聞こえたのです。カメラはすぐにその方向に向きました。10メートルほど離れたところに、ぼんやりと人影が見えます。ああ、相方か。カメラマンは相方が無事だと思ったらしく、安堵した様子で、その影に近づいていきました。しかし、再び立ち止まりました。
水の中には希望は無い
その男の頭は垂れ下がっており、ゆっくりと起き上がりました。顔の細部が見え始めると、カメラマンの息が荒くなっていきました。
赤く乾燥した血液が口の周りに付着し、顎から滴り落ちています。頭部の毛は抜け落ちているようでしたが、もっと衝撃的だったのは、彼の頭蓋と顎の骨の一部が露わになってしまっていることでした。右目は欠けており、空洞になっています。
私はこの時点で嘔吐しそうになりましたが、吐くわけにはいかないので、我慢しました。心拍数がどんどん上がっていきました。ビデオの最後の方に、恐ろしい人物が何かを呟きました。
「水の中には希望は無い」
と私には聞こえました。そして、カメラマンは自分の命を優先し必死で逃げ出しました。彼はパニックに陥っており、嗚咽する声が聞こえました。
もう見たくない!
私はテレビの電源を切ろうとしましたが、やり方がわからなかったため、部屋をでることにしました。しかしドアノブを掴んだとき、ふと立ち止まってしまいました。テレビがアメリカの家の地下によくある炉のような音、それをもっとやわらかくしたような音を発したのです。この音色で、何故か私は移動することができなくなってしまいました。私の体は麻痺して、テレビを見ることしかできませんでした。私は精神的にパニックに陥っていました。何が起こっているの?一体何が起こっているというの?
伝染は今日、始まる
カメラマンは未だ走っていましたが、前進していないようでした。結局、彼はスライダーのふもとのプールに戻ってきてしまいました。彼は命の危機を感じ、すすり泣いているようでした。突然、ビデオテープが徐々に減速し始めます。カメラマンは狂ったように辺りを警戒し、視点を左右に振っています。ビデオの減速に従い、謎の炉の音も大きくなっているようでした。カメラマンが見回していると、突然彼の相方が映り、カメラマンは叫びました。ビデオはこのフレームで止まりましたが、相方の顔には血瑠が沢山できていました。
彼の頭蓋骨の上部と下顎の骨は完全に露出しており、右目は無いままでした。口があんぐりと開いていて、ベイ・レイクの緑の水と胆汁が混ざったような液体が流れ出ていました。それは10秒ほど画面に表示されて、その後黒い画面に切り替わり
伝染は今日、始まる。
瞬時に電源は切れ、私は暗い部屋に一人取り残されました。私はあまりの恐怖に、出口のドアはおろか、なにも見ることができませんでした。私は自分の身に危険を感じ、ガタガタ震えていました。これだ。これに違いありません。これが理由でリバー・カントリーは閉鎖されたんです。ウォルト・ディズニー・ワールドは禍々しい秘密を持っていたんです。私は部屋の反対側でうずくまり、混乱していました…
あとがき
「リバー・カントリー」は実際に存在し、閉鎖されたウォーターパークで、およそ10年間遊休状態が続いています。不思議なことに、照明もまだあり、音楽も再生されているようです。閉鎖の理由についていままで多くの仮説が議論されてきましたが、WDWの従業員から確認できた最も信憑性の高いものとして、テーマパークの主な水源であったベイ・レイクに有害なアメーバが発見されたからであるというものが挙げられます。このアメーバは、深刻な病気を引き起こし、最悪命に関わる恐れがあることから、予防措置としてディズニーはこのパークを閉鎖したそうです。
まとめ
なんで突き落としたし(雑)
私も行ったことのあるテーマパークだけに、怖いですね。
大丈夫か?!私!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。