皆様はエヴァンゲリオン、好きですか？
私は、再放送でみたのですが、どうにも不思議で魅力的なアニメですね。
劇場版はまだ見てませんが…
さて今回は『新世紀エヴァンゲリオン』にまつわる都市伝説。
この『エヴァ』はあるアニメ作品の続編であると噂されています。
そのアニメ作品とは
『ふしぎの海のナディア』
今回はこの都市伝説についてまとめてまいりたく存じます。
目次
各作品の紹介
どっちかしか知らないという方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは各作品の概要を説明させていただきたく存じます。
『新世紀エヴァンゲリオン』
『新世紀エヴァンゲリオン』は、庵野秀明監督、GAINAXの原作、キャラクターデザイン貞本義行氏によるSFアニメ作品です。
大災害「セカンドインパクト」後の世界（2015年）を舞台に、巨大な人型兵器「エヴァンゲリオン」のパイロットとなった14歳の少年少女たちと、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」との戦いを描く物語です。
1995年10月4日から1996年3月27日にかけて全26話がテレビ東京系列で放送されました。
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『ふしぎの海のナディア』
『ふしぎの海のナディア』は、ジュール・ヴェルヌによるSF小説『海底二万里』及び『神秘の島』を原案とし、庵野秀明氏が総監督、キャラクターデザインを貞本義行氏が務めた作品です。
時は1889年、世界中で相次いでいた謎の怪獣による海難事件。それによって父を失った発明好きな少年が、一目惚れした少女の故郷を探す冒険譚です。
1990年4月13日から1991年4月12日にかけて全39話がNHK系列で放送されました。
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共通点
『新世紀エヴァンゲリオン』、『ふしぎの海のナディア』について、その関係者に共通点がございます。
監督
『新世紀エヴァンゲリオン』、『ふしぎの海のナディア』ともに総監督を務めたのは庵野秀明氏です。彼は他に『トップをねらえ！』などの監督も務めています。
キャラクターデザイン
『新世紀エヴァンゲリオン』、『ふしぎの海のナディア』ともにキャラクターデザインを務めたのは貞本義行氏です。彼は他にも『.hack//』シリーズのキャラクター原案や、『超時空要塞マクロス』などの原画を担当するなど数多くのアニメ作品で活躍しています。
制作会社
『新世紀エヴァンゲリオン』を制作したアニメーション会社は「GAINAX」です。
一方、『ふしぎの海のナディア』を制作したアニメーション会社は「NHKエンタープライズ・総合ビジョン」とされています。
一見、両者は異なるように見えます。しかしながら、『ふしぎの海のナディア』については「NHK」から「NHKエンタープライズ・総合ビジョン」に発注された後、さらに「東宝」に、さらに「グループ・タック」に…そしてやっと「GAINAX」に発注された作品です。つまり、『ふしぎの海のナディア』については、「GINAX」はNHKの下請けの下請けの下請けの下請けとして、直接アニメ制作に携わった会社といえます。
続編といわれる理由
監督やキャラクターデザイン、アニメ会社が共通などということは沢山あります。そういう作品同士はどれも雰囲気が似てますしね。それだけで、両作品がつながっているというような噂は立ちません。
しかし『ふしぎの海のナディア』には、『新世紀エヴァンゲリオン』に繋がるような出来事やアイテム等が出てくるのです。それを紹介したく存じます。
「レッドノア」と「使徒」
「レッドノア」
『ふしぎの海のナディア』では、「アトランティス人」が物語の一つの鍵となります。アトランティス人は、物語上では、太古の昔に地球にやってきた宇宙人のことです。アトランティス人が地球に訪れる際に用いた宇宙船は、「レッドノア」と呼ばれる衛星都市でございます。
▲『ふしぎの海のナディア』より、フランスパリ上空に浮かぶレッドノア
当レッドノアは最終回で、カクカクシカジカ（ネタばれになるので）で、大気圏で大爆発を起こし、地球に落下します。
その際に、アニメ上、16個の球体となって地球に降り注ぐ描写がなされます。
▲『ふしぎの海のナディア』より爆ぜるレッドノア
「使徒」
『新世紀エヴァンゲリオン』では、先述の通り「使徒」と戦うことになります。「使徒」は18体います。
第1使徒 アダム
第2使徒 リリス
第3使徒 サキエル
第4使徒 シャムシエル
第5使徒 ラミエル
第6使徒 ガギエル
第7使徒 イスラフェル
第8使徒 サンダルフォン
第9使徒 マトリエル
第10使徒 サハクィエル
第11使徒 イロウル
第12使徒 レリエル
第13使徒 バルディエル
第14使徒 ゼルエル
第15使徒 アラエル
第16使徒 アルミサエル
第17使徒 タブリス
第18使徒 リリン
▲『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒
『新世紀エヴァンゲリオン』では、人間は「第18使徒リリン」に相当する存在です。そしてその生命体としての親は、「第2使徒リリス」であり、それは主人公達の基地「NERV」の最深部に安置されています。
人間はそれ以外の使徒と戦うことになるのです。第1使徒アダム、そしてその子供である第3～第17使徒。すなわち、敵の数は16体なのです。
レッドノアから地球に落ちた球体の数と一致します。
第１使徒アダム
『ふしぎの海のナディア』のレッドノアの内部には、アトランティス人が奴隷を作り出す研究をしていた形跡があります。物語上、その成果が人間であるとされています。
そして、レッドノアの中に、最初の人間。彼らの失敗作である。「アダム」が放置されているのです。なんでも、大きさを縮めることが技術的に不可能であったため失敗したとのこと。
ともあれ、エヴァのアダムも巨人として登場したので、似ているといえます。
▲『ふしぎの海のナディア』よりレッドノア内の最初の人間
「セカンドインパクト」と「ガーゴイル」
「セカンドインパクト」
物語上、過去の事故として「セカンドインパクト」について語られます。2000年9月13日、南極で発見された第1使徒アダムの調査中、謎の大爆発が起こりました。これにより、南半球で約20億人の犠牲者がでて、さらにこれを景気とした紛争で、世界の人口は事故発生前の半分になってしまいました。
▲『新世紀エヴァンゲリオン』よりセカンドインパクトの様子
さらに南極大陸は消滅し、バクテリアすら存在しない死の世界になってしまいました。
これは不慮の事故と公には言われていますが…この先はアニメをご覧ください！
「ガーゴイル」
『ふしぎの海のナディア』にて、悪の秘密結社ネオ・アトランティスのボスであるガーゴイルは、最終的にレッドノアの内部で閃光を浴び、溶けて塩になってしまいます。
実は、この現象、『新世紀エヴァンゲリオン』の「セカンドインパクト」と規模は違うながらも、同じ現象であるという公式設定があるらしいのです。
▲『ふしぎの海のナディア』より溶けて塩になるガーゴイル
ドラマCD
実は、両作品のキャラクター（厳密には『ふしぎの海のナディア』についてはひ孫の設定）が話している場面が収録されているドラマCDが存在するのです。
ドラマCD『Good Luck Nadia 〜Bye Bye Blue Water PART2〜』は2005年の第2新東京市にてナディアのひ孫である伊藤ナディアがその友人「リツコ」と語り合うというシーンで幕を閉じるのです。このリツコ…赤木リツコなのではないでしょうか。
ふしぎの海のナディア/Bye Bye Blue Water
その他
戦闘服とプラグスーツ
▼『ふしぎの海のナディア』のエレクトラさんの戦闘服
▼『新世紀エヴァンゲリオン』のプラグスーツ
綾波レイのプラグスーツに近いですかね。
ガーゴイルと冬月コウゾウ
▼『ふしぎの海のナディア』のガーゴイル
DVDボックスの箱絵に描かれたガーゴイルの素顔（見づらくてすいません）
▼『新世紀エヴァンゲリオン』の冬月コウゾウ
似ています。さらに声優も同じ、清川元夢氏。
３バカ
▼『ふしぎの海のナディア』のグランディス一味
『新世紀エヴァンゲリオン』の委員長と仲間達
ケーブル
『ふしぎの海のナディア』のネオ皇帝のケーブル
▼『新世紀エヴァンゲリオン』の「アンビリカルケーブル」
まとめ
明確なつながりはないとは思いますが、『ナディア』が比較的少年向けの内容なのに対して、『エヴァ』は大人向けの内容なので、その間につながりがあると思うと、なんかふしぎな気持ちになりますね。
なんでも「未来少年コナン」とも繋がっているとか、いないとか。
はたまた「天空の城ラピュタ」のパラレルワールドだとか、なんとか。
でもこれらについては、明確にそうとはいえないんですよね。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。