皆様は深夜に流れるホラー映画のCMを何気なしに見ることはできますでしょうか。
全く何も感じないという方はさすがです。
しかし中には焦ってチャンネルを変えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回は「怖いCM」としてインターネットで話題となったある映像について、
包帯でグルグル巻きになった女性が「医者が来るー！！」と歌い叫ぶだけなのですが、確かに深夜に見るにしては怖いのです。
そしてCMだとしたら何のCMなのか全くわからない。仮に公共広告だとしてもわからないのです。
今回は怖い動画「医者が来る」についてご紹介したく存じます。
目次
「医者が来る」
以下が問題の動画のハイパーリンクとなります。
Vermillion Pleasure Night: Dr Phero – Injection in the Head（YouTube）
動画内容
諸事情により動画を閲覧することができない方もいらっしゃるかと存じますので、以下にテキストと画像を用いてご説明いたします。
なお以下、作品の性質上、若干ドッキリするおそれのある画像を表示いたします。予めご了承ください。
＼デェェェ／
Dr.フェロー！
＼デェェ／
Dr.フェロー！
＼デェ／
Dr.フェロー？
＼デデェェェェェェン／
という音と共に『Dr.フェロー』というタイトルが表示されました。看護師の服装の女性がじゃれあってますね。
直後に包帯でグルグル巻きになった患者役の女性の顔のドアップが！
彼女は謎の歌を歌い叫んでいるのですが、何の宣伝にもなっていません。
カメラはだんだん引いていき、多くの点滴に繋がれ、車椅子に座っていることがわかります。
医者が 来る
医者が 来る
注射は嫌いだけど
今日もうちに来る
優しくしてね 痛くしないで
小さめにして お願いだから
Ah～
医者が 来た
ギャー！（びっくり注意）
というともかくシュールな歌。
本当に怖い「CM」なの？
以上がインターネットで怖いCMとして度々紹介されている動画です。
公共広告機構（現：ACジャパン）のCMだった、という具体的な説までございます（確かに公共広告は不気味なものも多いですが）。
ご覧になられた方や以前からご存知だった方にとっては「いやいやこれが何かのCMなの？」という内容ですよね。
実はこれはCMではなく、バラエティ番組のコントだったのです。
バミリオン・プレジャー・ナイト
皆様は2000年に放送されていた『バミリオン・プレジャー・ナイト（Vermilion Pleasure Night）』という深夜番組をご存知でしょうか。
今から約17年も前の話ですので、あるいは当時まで生まれていらっしゃらない方も多くなってきているかと存じます。
「医者が来る」はこの『バミリオン・プレジャー・ナイト』というバラエティ番組のコントだったのです。制作はあの「吉本興業株式会社」。
というご意見もあるかと存じます。放送当時もそのように感じる方は多かったでしょう。
この番組を一言で示すなら「シュール」。伝説の原宿系サブカルバラエティとも評されております。
1990年代に流行した『ウゴウゴルーガ』の超大人版とも言えるのではないでしょうか。
つまり万人受けは最初から狙っておらず、シュール好きにターゲットを絞っていたのです。
ちなみに「医者が来る」が収録されているDVDもしっかり発売されております。「医者が来る」の他にも「ミッドナイト・クッキング」など、本当にシュルレアリスムがお好きな方には堪らない内容になっているかと存じます。
バミリオン・プレジャー・ナイト Vol.3 [DVD](amazon)
『オー！マイキー！』と「フーコン・ファミリー」
ところで皆様は『オー！マイキー！』というマネキンしか登場しないドラマをご存知でしょうか。
たまに地方局でひそかに再放送されているシュールな番組。
あの笑顔いっぱいのマネキン、好きな人も多いのではないかと存じます。
The Fuccon Family [DVD](amazon)
『オー！マイキー！』は上記の『バミリオン・プレジャー・ナイト』の１コーナー「フーコン・ファミリー」を独立させた番組です。
マイキー君のフルネームは「マイケル・フーコン」。つまり、『オー！マイキー！』も独立前の「フーコン・ファミリー」と同じく、フーコン一家が中心として繰り広げられるドラマなのです。
あの包帯の患者役は誰なの？
この『バミリオン・プレジャー・ナイト』には多くの有名な女優さんやモデルさんが出演しておりました。
では「医者が来る」の包帯でグルグル巻きになった患者さんは誰が演じていたのか…。
これは同番組にレギュラー出演していた片桐華子氏なのではないかと思われます。
片桐氏は1997年のテレビ東京の伝説のオーディション番組『ASAYAN』でデビューした「Say a Little Prayer（SLP, セイア）」の３人組の１人。SLPは1999年に解散してしまい、メンバーは別々に活動を始めましたが、片桐氏は女優さんになられたのですね。
以下のラベルで申し上げますと左の女性が片桐華子氏です。
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まとめ
ともかく注射が嫌いらしいですね。
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最後までお読みくださいましてありがとうございました。