ホテル活魚(油井グランドホテル)

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本エントリーは怖い話を扱っております。ご注意ください。

皆様は「活魚」と呼ばれる心霊スポットをご存知でしょうか。

ご存知でない方にとっては、「魚屋?」となってしまうような全く怖くなさそうなネーミングなのですが、活魚は

千葉県最恐の心霊スポット

と名高い曰く付きの場所。

かつては「油井(ゆい)グランドホテル」として営業していた建物なのですが、現在は廃墟となっております。

今回は千葉県の心霊スポット「ホテル活魚」をご紹介したく存じます。

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ホテル活魚の場所

ホテル活魚はお車やバイクをお持ちでない方が行くには多少不便な場所にございます。具体的には千葉県東金市油井(ゆい)という場所にございます。

※建物は所有者によって管理されており、無断での侵入や物品の持ち出しは法律で禁じられています。

道路で

お車でホテル活魚に行く場合、東京方面から千葉東金道路を終点で降り、出てすぐ左側にある「らーめんの王様」および「BIGベアー ザ・東金」が目印となります(ちなみにこの2軒も廃墟です)。

これらの廃墟の左側に生い茂る森の中に、大きな看板に「活魚」とデカデカ書かれているのですぐにおわかりになるかと存じます。

電車など

お車をお持ちでない場合、JR外房線の東金駅で下車し、そこからバス(ちばフラワーバス)に乗車して丘山小学校まで乗るというルートが一般的なようです。

丘山小学校から活魚までは歩いていくことになりますが、10分を見ておけば十分かと存じます。

ホテル活魚の歴史

「活魚」がいくら怖い廃墟であったとしても、かつてはホテルとして営業していたわけですから人で賑わった時期もあるはず。

そこで「活魚」の歴史をご紹介いたします。

元はホテル

昭和50年代後半頃、「活魚」の前身である「油井グランドホテル」というホテルが開業したそうです。

詳細に関しては不明なのですが、現在残された外観から察するにラブホテルであったのではないかとのこと。

「油井グランドホテル」という名前からはラブホテルかは判断できませんが、たしかにお風呂なんかを見ると、イメージするラブホテルと合致しますね。

経営難の末、料理屋に

千葉県最恐の心霊スポットと言われている活魚ですが、実は平成10年頃までは普通に営業していたといいます。

とはいえ、ホテル業を続けていくことは難しかったようで、平成7年に油井グランドホテルは廃業し、生け簀料理屋さんとして営業を始めたそうです。

現在廃墟の上にデカデカと「活魚」と書かれているのはこの料理屋さんの頃の名残なのです。

ちなみにホテルの建物をそのまま利用していたため、お客さんは各個室でお食事を食べることができたそうです。刺し違えていたら、観光名所ともなっていたかもしれない斬新さですね。

モーテル化

上記の料理屋については斬新過ぎたせいか、全く経営が振るわなかったといいます。

そこで再びホテル業へ。しかし今度はホテルというよりも、簡単に泊まれるモーテルとして営業を再開したそうです。

廃墟となる

しかし上記のモーテルの経営も立ち行かず、遭えなく廃業。ついに「活魚」は廃墟になってしまいました。

明らかにラブホテルな建物…しかし、看板にはデカデカと「活魚」…

そんな斬新な廃墟が怖いもの知らずの若者の注目を浴びないわけがございませんでした。廃墟好きや肝試しが好きな若者は好んでこの活魚を訪れたといいます。

廃墟になった時点ではまだ「活魚」は千葉県最恐ではなかったのです。

凄惨な事件

このある意味ギャグ要員でもあった活魚が変わってしまったのは、平成16年12月12日。活魚にて凄惨な殺人事件が発生してしまったのです。

参照:茂原の女子高生殺害 無事祈る声届かず〔読売新聞千葉支局〕終業式当日 関係者 言葉失う

被害者は女子高生

女子高生だったK・Tさんは平成16年12月12日の明け方まで友人と遊んでおりました。その帰り、JR茂原駅前にて不良グループに囲まれてしまったのです。

その不良グループはその地域のカラーギャング。カラーギャングは組織的でかなり過激な部類のチーマー集団の総称です。例えば池袋で大規模な抗争事件を引き起こしたことなどでも有名。

K・Tさんを囲んだカラーギャングは成人男性2名・少年3名。とてもではないですが、暴力での勝負になったら勝てるわけがない状況でした。

現金を強奪し拉致。そして…

K・Tさんは不良たちに押し倒され、現金を奪われました。そしてこの後、車に乗せられ、廃墟である「活魚」まで連れて行かれました。

不良たちはK・Tさんの首を電気コードで締め上げ、ついにK・Tさんはお亡くなりになってしまいました。

K・Tさんのご遺体は活魚に残された業務用の冷蔵庫の中に詰め込まれ、遺棄されました。

すでに犯人は逮捕されておりますが、この女子高生の怨念が未だに残っていると噂され、活魚は完全な心霊スポットになってしまったのです。

探索動画

ともあれ活魚の所有者は行政ではなく、民間の方です。立入のアポイントを取るにしても、なかなかハードルが高いというケースもございます(テレビとかが頻繁に入っているので、そんなこともないのかもしれませんが)。

そこで有志の方がアップロードした探索動画で探索した気分になるのもいいのかもしれません。

まとめ

それに実際に行くと、怖いしね…

<<外房にそびえる絶壁「おせんころがし」>>

<<表参道の石灯篭に染み込んだ戦争の跡>>

<<池袋「サンシャイン60」の「60」は死刑囚の人数>>

<<『Atuk(アトゥック)』呪われたハリウッド映画>>

<<ゲーム『MOTHER3』の怖い没データ>>

ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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