「マイアミゾンビ事件」本当にあったゾンビ事件

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本エントリーは過激な内容を扱っておりますので、ご注意ください。

皆様はゾンビ、お好きでしょうか?

ゲーム『バイオハザード』を始めとする多くの「ゾンビ作品」では、ゾンビは凶暴な「生ける死体」として人々に襲い掛かってきます。

実はかつてアメリカのフロリダ州マイアミには、そんな「ゾンビ作品」から飛び出してきたような人物が出現したというのです。

なんでも、
理性を失い、凶暴化した男性が、他人の顔を食いちぎったとか。

その事件は俗に

マイアミゾンビ事件

と呼ばれております。

今回はアメリカで実際に起こった「マイアミゾンビ事件」をご紹介したく存じます。

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マイアミゾンビ事件の内容

早速、「マイアミゾンビ事件」についてご紹介いたします。

マッカーサー・コーズウェイ脇の歩道に…

2012年5月26日、マイアミ市警察に老人が男性に襲われているという通報が入りました。

場所はマイアミとマイアミビーチを結ぶ橋「マッカーサー・コーズウェイ」脇の歩道。

具体的にはマイアミ側の「ノース・イースト・13通り」という辺りにはコンサートホールやミュージアムなどがある、マイアミ内でも比較的文化的なエリアでした。

しかし、『マイアミ・バイス』などでもおなじみのマイアミ。

そんな場所でも凶悪犯罪が起こることは不思議ではなく、無線を受けたマイアミ警察は直ちに現場に急行しました。

ゾンビが男性の顔を食べている…

優秀なマイアミ警察は間もなく現場に到着。たしかに被害者の男性が襲われておりました。

しかし、その光景を目の当たりにしたマイアミの警察官は愕然としました。

・・・男性がゾンビに食べられている?!

ゾンビ

加害者の男性が被害者の顔を貪り食べているではありませんか!その光景は正しく、故ジョン・ロメロ氏のゾンビ映画さながら。

銃弾を受けても…

しかし、そこはマイアミの屈強な警察官。そのゾンビ男に対して、

「やめろ!」

と拳銃を向け、制止を促しました。しかし、ゾンビ男はその要請をものともせず、被害者の顔を食いちぎり続けました。

そこで警察官は威嚇射撃で発砲。それでもゾンビ男は動じることなく、被害者の顔を食いちぎり続けました。

やむなく、警察官はゾンビ男に銃口を向け発砲。その銃弾は確かにゾンビ男に命中したのです。普通ならゾンビ男は倒れ、そこで事態はひとまず収束するはずでした。

しかし、このマイアミのゾンビ男は被弾してもなお、被害者の顔を食いちぎるのを止めませんでした。

マイアミゾンビ事件、収束

やむを得ず、続けて発砲した警察官。

合計6発の銃弾を受け、ついにゾンビ男は絶命してしまいました。彼はゾンビではなく、ただのホームレスの若者だったのです。

そして、被害者の男性もホームレスの老人でした。彼は加害者の男性に顔をことごとく食いちぎられ、眼球も鼻も失ってしまいましたが、その後の救命活動により一命を取り留めました。

これにて、マイアミゾンビ事件は一旦の収束を見ることになります。

マイアミゾンビ事件の動画

以下、マイアミゾンビ事件の現場を捉えた監視カメラの映像です(YouTube)。一部物陰に隠れており、ショッキングな部分は見えないようになっております。

マイアミゾンビ事件の原因

上記、マイアミゾンビ事件でございますが、加害者が何故、ゾンビのように被害者の顔を貪り食べるようなことをしてしまったのかについての捜査が行われました。

加害者について

加害者は「ルディ・ユージーン」氏。当時32歳の若者でした。

高校時代はフットボール選手として有名であったルディ氏。

2005年に結婚して、2年後の2007年に離婚しておりました。その後、ホームレスとして生活していくことに。

マイアミゾンビ事件の経緯

上記のとおり、ルディ氏は離婚をしておりましたが、事件発生時の2012年には新しい恋人と交際しておりました。

彼女宅にて

マイアミゾンビ事件の発生日2012年5月26日の早朝2:00までその恋人宅にいたそうなのですが、ルディ氏は何故かその家を出て行きました。

そのまま車で友人宅に向かったルディ氏。

友人宅にて

その友人宅でと友人としばらく遊んでいたそうですが、朝6:00頃、友人が

「今日、一緒にイベントに行かないか?」

とルディ氏を何かのイベントに誘ったそうなのですが、

「1人で行くよ」

とルディ氏はそっけない回答をして、友人宅をあとにしました。

事件発生

しばらくは車で移動していたルディ氏ですが、何故かその車を乗り捨ててしまいます。

その後、5kmも歩き、マイアミゾンビ事件が発生した「マッカーサー・コーズウェイ」の付近にたどり着きました。

時刻はもう昼過ぎ。その日は暑く、ルディ氏は着ている服を全て脱ぎ捨ててしまいました。

そして、午後2:00、被害者の男性に出会い、襲い掛かったのです。

怨恨による事件ではない

マイアミゾンビ事件で顔を食いちぎられてしまった被害者の男性の身元も明らかになりました。

被害者は「ロナルド・ポッポ」氏、当時68歳。

加害者のルディ氏と同じくホームレスではありましたが、ルディ氏との面識はなかったということが判明。

マイアミゾンビ事件は怨恨による事件ではないということがわかったのです。

マイアミのゾンビは食人鬼ではなかった

事件発生後、亡くなった犯人ルディ氏の検死が行われました。

マイアミゾンビ事件を担当した捜査官達は、ルディ氏の胃からは人肉が発見されると踏んでいたそうです。

たしかにゾンビのようにロナルド氏の顔を食いちぎっていたのですから、そう思うのが普通です。

しかし、ルディ氏の胃からは人肉は発見されませんでした。

代わりに見つかったのが、

大量の謎の錠剤

そう、マイアミゾンビ事件のゾンビは食人鬼ではなかったのです。

ロナルド氏の顔の肉を食いちぎっては捨て、食いちぎっては捨て、という謎の攻撃行為をしていたのです。

薬物による錯乱状態が原因か

では、ルディ氏の胃袋から発見された大量の錠剤の正体は?

実はこれがルディ氏をマイアミゾンビにした直接の原因であると言われております。

その錠剤の正体は

「バスソルト」

…とはいえ、お風呂に入れてゆったりする皆様がご存知のバスソルトではございません。

「バスソルト」はLSDを元に作られたドラッグ、いわゆる「危険薬物」の一種なのです。

この危険薬物の「バスソルト」は日本ではそれほど知名度はないものの、アメリカではそこそこ有名な危険薬物。

摂取した者に高熱を発し、凶暴化、錯覚・幻覚をもたらすと言われております。

絶対に摂取してはいけない薬物です。

マイアミゾンビ事件の被害者はどうなったの?

マイアミゾンビ事件の被害者ロナルド氏は一命を取り留めたと申し上げましたが、一体その後どうなったのでしょうか。

マイアミゾンビ事件で失ったもの

実はマイアミゾンビ事件によって眼球や鼻を含めた顔面の約80%を失ってしまったロバート氏。

その写真については、幣ブログに貼り付けることは避けさせていただきますが、以下の外部サイトにまとめられておりますので、よろしければそちらをご参照ください。

マイアミゾンビ事件 顔を食べられた被害者の写真【閲覧注意!】– Naverまとめ

マイアミゾンビ事件で得られたもの

一方で、マイアミゾンビ事件を受けて、インターネットを中心にロナルド氏に対して寄付金が集まり、最終的にその金額は日本円にして約1,000万円に達しました。

さらに連絡が取れなくなっていたロバート氏の親族も発見されるなど、様々な幸せも舞い込んできました。

皮膚移植手術により顔面もある程度まで復元され、事件発生前よりも10kgほど体重も増加したといいます。

まとめ

薬物は絶対にやめましょうね。

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ボーン

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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