「私にも聞かせて」かぐや姫解散コンサートに心霊?

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本エントリーは怖い話を扱っております。ご注意ください。

皆様は「かぐや姫」というフォークグループをご存知でしょうか。

「かぐや姫」をご存知でなくても、『神田川』という曲をご存知の方は多いはず。

あの

あなたは もう 忘れたかしら
赤い手ぬぐい マフラーにして

というフレーズで有名なフォークソングです。

さて、その『神田川』で有名な「かぐや姫」ですが、1975年に一度解散してしまいます(後に度々再結成をしておりますが)。

解散後も南こうせつ氏、山田パンダ氏、伊勢正三氏はそれぞれ音楽活動を続けており、今でも音楽界のレジェンドとして君臨しております。

その1975年のかぐや姫の解散コンサート。トップの歌謡グループですので、当然ライブ会場は満員でした。

そんな熱気に満ちたかぐや姫の解散コンサートの音を録音したカセットテープがあるのですが、それに心霊の声が入っているというのです。

「私にも聞かせて」

そしてさらにこの心霊の声と思われる部分を逆再生すると…

「私もそこに行きたかった」

と聞こえるというのです。

今回はかぐや姫の解散コンサートについてこの心霊現象をご紹介したく存じます。

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かぐや姫について

かぐや姫についてご存知の方は多いかもしれませんが、かぐや姫が解散したのは1975年。

ご存知でない方のために、改めてかぐや姫についてご紹介したく存じます。

実は有名なのは2期目「かぐや姫」

実は『神田川』などで知られる南こうせつ氏、山田パンダ氏、伊勢正三氏で構成されている「南こうせつとかぐや姫」は実は1971年に結成された2代目なのです。

かぐや姫ベスト Original recording remastered

それ以前に、南こうせつ氏と森進一郎氏、大島三平氏の3人で「南こうせつとかぐや姫」として、1970年から約1年半活動しておりました。

第2期目かぐや姫メンバー

以下がかぐや姫のメンバーです。

南こうせつ

かぐや姫といったらまず南こうせつ氏。かぐや姫のリーダーです。今回の怖い話の主人公も南こうせつ氏です。

プラチナムベスト 南こうせつ

かぐや姫の解散後も『夢一夜』『夏の少女』などのヒット曲を生み出しており、他の多くのアーティストのための作詞・作曲も手がけております。

山田パンダ

かぐや姫の「僕の胸でおやすみ」といったら山田パンダ氏

ベストアルバム~風の街~

実は2000年のかぐや姫再結成を2度お断りになられたという猛者。『男はつらいよ』の寅さんで有名な渥美清に楽曲を提供するなど、やはりすごい方です。

伊勢正三

かぐや姫の「なごり雪」といったら伊勢正三氏

ISE SHOZO ALL TIME BEST~Then & Now~

個人的には伊勢正三氏の歌った「なごり雪」のパロディ「なごり寿司」が好きです。

現在は南こうせつ氏と新ユニット「ひめ風」を結成しております。

かぐや姫解散コンサートの心霊カセット

さて、本題の上記のレジェンドメンバーで活動していた「第2期かぐや姫」の解散コンサート

実は当時、カセットレコーダーを持ち込んでこっそりコンサートの音をカセットテープに収録するのが慣例だったりしました。

Tonor MP3変換プレーヤー カセットテープ

今回の心霊の声もその個人のカセットテープに収録されてしまっていたのですが、実は多くのカセットテープにその声が入り込んでいるというのです。

『南こうせつのオールナイトニッポン』

『南こうせつのオールナイトニッポン』でパーソナリティを務めていたとき、ある少女から一通のファンレターが送られてきました。

不治の病の少女からのファンレター

そのファンレターにはその少女は南の大ファンなのですが、1975年4月12日のかぐや姫解散コンサート行くことができないという旨が書いてありました。

その理由は少女は不治の病に侵されているから。少女はこの手紙を病院のベットの上で書いたのです。

このファンレターを『オールナイトニッポン』の収録で紹介した南氏は

「何弱気な事言ってるんだ! 必ず会場に来てくれよ!」

とマイクを通じてエールを送りました。

少女の訃報

数日後、例の少女の友人と名乗る人物から手紙が届いたのです。

「彼女は亡くなりました。でも、今度のコンサートには彼女の写真を持って行きます」

と書かれていました。

南氏は涙ながらその手紙を読み、後日コンサートが行われました。

解散コンサートの客からの問い合わせ

かぐや姫の解散コンサートは無事に終わりました。

しかし、数日後、

「(コンサートを録音したテープの中の)歓声の中に女の子の声がする」

とコンサートを主催したニッポン放送に対する問い合わせが殺到したのです。

「私にも聞かせて」

この話を聞いた南氏はニッポン放送のディレクターに頼み、会場の集音マイクの音源を確認しました。

すると、会場の喧噪を遮るように「わたしにも聞かせて」寂しげな女性の声が入っていたのです。

これを聞いた南氏は号泣。

その一部始終を見聞きしたのが、当時おなじく『オールナイトニッポン』のパーソナリティだった稲川淳二氏でした。

実はここから前エントリーにご紹介した稲川淳二氏の『生き人形』の怪談が始まるのです。『生き人形』については以下のエントリーをご覧ください。

<<「生き人形」稲川淳二の最怖怪談>>

問題のカセットテープ(YouTube)

以下がかぐや姫解散コンサートのカセットの問題の箇所をピックアップした動画です。

動画の0:35あたりにご注意ください。確かに「私にも聞かせて」と聞こえます。

「私にも聞かせて」の逆再生

上記の「私にも聞かせて」を逆再生すると…

「私もそこに行きたかった」

と聞こえるというのです。

以下がその「私もそこに行きたかった」の動画。

逆再生について

逆再生したらどうなるかを考える際は、母音と子音を丸ごと逆にすることになります。

すなわち、

「わたしにもきかせて」ならば、

「てせかきもにしたわ」ではなく、まずは、

「watasinimokikasete」とローマ字表記にした後、

「etesakikominisataw」としたものが逆再生時の発音となるはずなのです。

※今回はわかりやすいように「し」は「shi」ではなく、「si」と表記しております。

しかしこの場合、推測できる逆再生結果は

「えてさきこみにさたう」です。

歓声と拍手によって逆再生結果に変化が生じてしまったということも考えられますが、「私にも聞かせて」も「私もそこに行きたかった」もはっきりと聞こえているのです。

某心霊番組で検証されたときも原因は不明とされてしまいました。

まとめ

かぐや姫解散コンサートの「私にも聞かせて」の音源は私も苦手です。結構怖いですよね。

<<「生き人形」稲川淳二の最怖怪談>>

ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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