めざましテレビで転落放送事故

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皆様は朝、テレビをご視聴になられますか?

朝の情報番組といえば、フジテレビ系列の「めざましテレビ」。多くの視聴者の朝を20年以上も支えています。

さて、今回ご紹介するのは、「めざましテレビ」その20年以上の歴史で最も悲惨な放送事故。

菊間アナウンサーが避難器具の紹介中に、

ビル5Fから転落してしまった

というものです。

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めざましテレビ菊間アナ転落事故

まずは当時の放送をご覧いただけますでしょうか。

YouTube

以下は「めざましテレビ」の放送の録画を有志がYouTubeにアップロードしたものです。グロテスクな映像ではございませんが、ショッキングな事故の映像であることには変わりはございませんので、ご視聴の際は十分ご注意のほどよろしくお願い申し上げます。

動画内容

諸事情により上記の動画をご視聴なさることができない方もいらっしゃるかと存じます。

そこで、画像とテキストを用いてめざましテレビの放送事故の内容を説明させていただければと存じます。

ちなみに、今回「めざましテレビ」にて事故に見舞われてしまわれました菊間アナウンサーと一緒に商品の紹介をしていらっしゃったのは、この商品(後に紹介させていただきます)を発売していた会社の社長さんでございました。


菊間アナに避難器具を取り付けている社長。

社長:海外旅行にもね(持っていけるサイズ)、はい。


カメラが窓から下を撮影しました。落下した場合、大惨事になる高さであることが感じられます。

菊間アナ:見て、見て。あのね、5階です!15メートル!ギャラリーの皆さんもすごい沢山いますけども。

(菊間アナのレポートに、めざましテレビのスタジオから大塚アナウンサーや小島アナウンサーが返答。)

小島アナ:あー。でもね、こうやって体験する人がいないと。

社長:乗用車吊っても、切れませんから。心配要りません。はい。

菊間アナ:あのねー、なんか、持つところが何もないじゃないですか。それが一番、心配…

社長:ぶら下がるだけで、引力がある限り作動します(?)

大塚アナ:なんか命綱が普通欲しいくらいなのに、へへっ。それが命綱なんでけども、はっはっは。

小島アナ:本当に気をつけてねー。

菊間アナ:大丈夫ですか?

社長:大丈夫です。

菊間アナ:なんか、カチャカチャ…

社長:はい。

小島アナ:皆さん見ておくと、災害のときにねぇ。

大塚アナ:どぅすんの?どぅすんの?

菊間アナ:行きますよ、キャーーーー!

大塚アナ:どうすんの?それで、そうやって外に出て行くの?

小島アナ:ちょっと待って、ちょっと待って。


ビルの窓の外にぶら下がった菊間アナ。避難器具を信頼しているのか、恐怖は感じていらっしゃいますでしょうが、笑顔を絶やすことはございません。

菊間アナ:行きます!

社長:はい、大丈夫です。はい。

菊間アナ:せーの、あっ!きゃーーーーー!

大塚アナ:あああああ、あ、あぁ

社長:へっ?あ、外れちゃった、今。

小島アナ:アッハッハ!そうなんだ外れちゃった…え?菊間ちゃーん。菊間ちゃん、え?大丈夫ー?

スタッフから何らかの指示


スタジオの大塚アナ、小島アナも突然の出来事に唖然。

小島アナ:はい、はーい。はい、ちょっと…外れちゃったんでしょうか。

大塚アナ:外れちゃったんだ。

小島アナ:外れちゃったのかなぁ。大丈夫かな。

大塚アナ:大丈夫でしょうか。下はウレタンでちゃんと防御はしてありましたけどね。

小島アナ:はーい。

大塚アナ:ちょっとびっくりしましたけども、一旦お知らせを終わりたいと。

小島アナ:はーい。じゃぁ…

大塚アナ:お天気ですね。

小島アナ:お天気ですか。じゃあ、華ちゃんお願いしまーす。

(角田キャスターによる天気予報⇒割愛)

大塚アナ:えー、先ほど「それ行けキクマ」のコーナーでNASAが作った命綱の実験をした菊間さん、ちょっと途中で落ちて心配されましたけども、意識はしっかりしておりまして、大変皆さんにご心配をおかけして、失礼いたしました。

小島アナ:失礼いたしました。

大塚アナ:今後とも危険の無いように注意するしくみ(?)でございます。

紹介された商品

めざましテレビで、大塚アナウンサーは「NASAが作った命綱」と発言なさっておりますが、実際どのような商品だったのでしょうか。

セーフリー・ダウン

実際の商品の詳しい情報については得ることができませんでしたが、めざましテレビにて菊間アナウンサーがレビューなさった商品はケネディ・インターナショナル株式会社が輸入販売していた「セーフリー・ダウン」という避難器具らしいです。

めざましテレビの映像から、セーフリー・ダウンは工事現場で高所作業をする大工さんなどが使っている安全帯とよばれる命綱を応用したもののように思えます。

安全帯の応用

安全帯の使用者は工事現場にしっかり固定したロープや、頑丈な部分にフックを取り付け、万が一足を踏み外した場合でも、落下することを防ぐことができます。

ただ、安全帯は避難することを目的としていないので、長さとしては到底地面に到達する程もございません。

そこでその技術を応用し、ロープの長さを長くしたりや滑車の摩擦係数をあげることで、有事の際には、ゆるやかに降下できるような避難器具を開発したのだろうと推測されます。

取付場所の瑕疵

さて、安全帯がその効果を十分に発動する条件の一つに、フックを取り付ける場所が人間の体重(落下した際の加速度含む)に耐えられることが挙げられます。

たとえば、どんなに丈夫で優れた安全帯であったとしても、そのフックを今にも折れてしまいそうな棒なんかにつけてしまった場合、落下の際、その棒が折れてしまうので安全帯の強度とは関係なく転落事故に繋がってしまいます。

今回、めざましテレビにて菊間アナウンサーを襲った事故も恐らく、セーフリー・ダウンのフックの取り付け場所の瑕疵が原因。めざましテレビの映像からは断定することはできませんが、噂によると、フックはソファのようなものに取り付けられていたそうです。

ともかく、フック設置場所の耐久度不足で、菊間アナウンサーははるか15メートル下の厚さ30センチメートルのウレタンに叩きつけられてしまったのでしょう。

当時フジテレビの広報部はこのめざましテレビの事故について、「本番前に菊間アナ本人を含め、2度にわたり、器具をテスト使用して安全を十分確認した」と発表しております。

フックの設置場所の耐久度が下がってしまっていたのか、それとも・・・

・・・ちなみに、セーフリー・ダウンを販売していたケネディ・インターナショナルという会社は倒産しているという説が濃厚。

あるいは、会社名を変更し、豆腐を販売しているという説もございますが、実際、会社名や会社の目的を変える手間(登記簿や定款など)を考えると少なくともケネディ・インターナショナル自体は一度畳んでしまったのではないでしょうか。

菊間アナウンサーのその後

めざましテレビの放送事故をご覧いただきまして、皆様が一番不安に思われているであろう、菊間アナウンサーの安否。

実は、めざましテレビの放送事故の後、菊間氏は1年のリハビリの末、アナウンサーに復帰。現在はアナウンサーを辞めて、弁護士として活躍なさっております。

腰を強打、腰椎圧迫骨折

めざましテレビの放送事故で、菊間アナウンサーは30センチメートルの厚さのウレタン上に転落したものの、落下高度は15メートル。無事では済みません。

腰を強く強打したことにより、腰椎(ようつい)圧迫骨折を患ってしまいました。全治3ヶ月。さらに復職までには1年のリハビリ期間が続いたといいます。

ちなみにめざましテレビを放送していたフジテレビには800件以上の問い合わせが殺到したそうです。そりゃそうですよね。

放送界から法曹界へ。そして結婚

事故があったのは1998年、そして1999年に復職しますが、2005年にはフジテレビに勤務しながら、大宮法科大学院大学(夜間)に入学。その2年後には学業に専念すべく、フジテレビを退社。

さらにそれから3年後の2010年の新司法試験に合格なさっております。

司法修習を経て、晴れて弁護士になり、アメリカなどへも研修にお行きになられたそうです。

2014年、早稲田大学時代の同級生とご結婚。

まとめ

人生って何があるかわからないですね。

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ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございます。

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