ホーンテッドマンションの伸びる部屋の仕組みは海外と違う

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部屋が伸びているのか、それとも諸君の目の錯覚なのか

この言葉を聞き覚えのある方はおそらく東京ディズニーランドのホーンテッドマンションというアトラクションで遊んだことのある方であると存じます。

これは東京ディズニーランドのホーンテッドマンションで、2番目に通される大部屋で聞けるゴーストホストによるセリフです。

部屋が伸びているのか、それとも諸君の目の錯覚なのか…

その答えは実は

日本と海外では異なる

という都市伝説がございます。

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(前座)日本版紹介

東京ディズニーランドのホーンテッドマンションを詳しくご存知でない方もいらっしゃると存じますので、まずはアトラクションの概要をご説明したく存じます。

概要

オープン:1983年4月15日(東京ディズニーランドオープン時と同じ)

スポンサー:なし(1998年~2003年にはセコム株式会社)

ファストパス:あり

ストーリー

あなたが招待状を頼りにたどり着いたのは、周りとは一線を画す不気味な雰囲気を醸しだす洋館。それもそのはず、その洋館は約5世紀に渡って数々の人々を犠牲にしてきた呪われた屋敷なのだ。その犠牲者の数は999名に及ぶと言われている。

今宵催されるのは、1,000人目の犠牲者を歓迎するパーティ。そう、屋敷で犠牲となった人々はゴーストとなり、屋敷に訪れた人々を次々と仲間に引き入れていたのだ。

この屋敷ホーンテッドマンションに踏み入れてしまったあなたは、ゴーストによる魔の手を逃れ、無事、外に逃げ出すことができるのであろうか。

伸びる部屋

さて、そんなホーンテッドマンションもアトラクションであることに変わりはございませんので、待ち時間がございます。そして、ディズニーランドでは待ち時間になるべく退屈させないよう、できるだけゲストを楽しませる仕掛けを用意しているのです。

その1つとして今回ご紹介する「伸びる部屋」がございます。

日本(東京ディズニーランド)

全てはここから始まる。まずは、私の一族を見るがいい、この魅力的な姿を。この不思議な気配を、諸君は感じただろうか。部屋が伸びているのか、それとも諸君の目の錯覚なのか。よーく見るがいい。この部屋には、窓も扉も全くない。フフフ・・・。あわててももう遅い。果たして諸君は、この部屋から出ることができるかな?ハハハハハハ、アーッハハハハハハハハ。わたしならこうやって出るがな。キャーーーーーー!

4つの絵

まずは、私の一族を見るがいい、この魅力的な姿を。

というゴーストホストの紹介により見せられるのが以下の絵画。

最初は上半分の優雅な姿しか見えませんが、「部屋が伸びる」にしたがって絵画の下半分が見えるようになる仕組みになっております。

絵画はモデルとなった人物の最期が風刺されているといいます。

仕組み

日本で「伸びる部屋」は

天井が上に伸びているのです。

実は絵画の額縁の上底と下底は本物の木で作られているのですが、両サイドの部分はトリックアート、すなわち絵なのです。ここを絵で表現することで違和感無く、あくまで不思議に絵画が伸びているように見えるのですね。

ところで

わたしならこうやって出るがな。キャーーーーーー!

の部分で、天井に屋敷の主人がいきなり現われる場面があると思いますが、皆様はこのトリック、ご存知ですか?

実は「伸びる部屋」の天井は紗幕(しゃまく)と呼ばれる舞台などで使われる特殊な幕でできております。この紗幕は光の当て方によって、透けたり、透けなかったりする特徴があるのです。

つまりこの幕の向こうには主人の人形が予めセットしてあって、普段は幕の奥は見えないようなライトで。そして、登場シーンのところだけライトを変えて、幕を透けさせれば、屋敷の主人が突然現われたようにみえるというわけです。

アメリカ(ディズニーランド)

さて、ディズニーランドの本家といえば、アメリカ合衆国。ここでは「伸びる部屋」はどのように表現されているのでしょうか。

仕組み

冒頭でネタバレしてしまっていますが、アメリカのディズニーランドのホーンテッドマンションの「伸びる部屋」の仕組みは日本と少々異なります。

床が下に動くのです。

つまり、部屋全体が大きなエレベーターになっていて、ゲスト達をライドに続く下の階へと運ぶ仕組みになっています。

アメリカ(ディズニーワールド)

ディズニーワールドも同じアメリカで下に伸びるんではないかと思った方、違うのです。

仕組み

ディズニーワールドのホーンテッドマンション。実は日本版のギミックとほとんど同じなんです。日本のホーンテッドマンションを元に作られているんですね。したがって、部屋は

天井が上に伸びる

という仕組みになっております。

フランス(ユーロ・ディズニーランド)

人気がないイメージがあるパリのディズニーランドですが、このディズニーランド、ホーンテッドマンションにだけは何故か魂を注いでいます(他にもアリスの迷路とか魅力的な限定アトラクションもございますよ!)。日本やアメリカのホーンテッドマンションに乗って、

「こんなの怖くないぜー。ディズニーだもんねー!」

などと言って、フランス版に乗ると結構シビれます。フランス版のホーンテッドマンションは名前も異なり

「ファントム・マナー」

というアトラクションとして親しまれています。さて、伸びる部屋はどうなっているのでしょうか。

仕組み

日本が上に伸びていて、アメリカが下に伸びている。なら、フランスは「横」か!?

残念。

アメリカ同様

床が下に伸びているのです。

エレベーター方式を採用しているのですね。

ちなみに、日米「ホーンテッドマンション」の伸びる部屋で登場する天井の人物は、屋敷の主人「マスター・グレイシー」という男性です。

しかしながら「ファントム・マナー」で登場するのは、呪われし花嫁「メラニー」の恋人。ちなみにメラニーもその後自ら命を絶ち、100年間も花婿が来てくれるのを待っているのです。アトラクション中、彼女が何度も登場しますが、その行動がいちいち怖いんです。

なぜ違いがあるの?

よく考えたら、エレベーター式のほうがなんとなくコストがかかりそうですよね。ではなぜ、カリフォルニアとパリはエレベーター式を採用したのでしょうか?

実はパーク内を走る鉄道がちょうど通路に当たる部分を通ってしまっていたため、やむを得ずエレベーター式になったといいます。

まとめ

ふたつあわせれば、タワーオブテラー

ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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