本エントリーは怖い話を扱っております。また後半で怖い画像も掲載しておりますので、閲覧してくださる場合、十分ご注意ください。
皆様が普段アクセスするページが何者かに乗っ取られてしまったらどうおもいますか?
今回はそんな都市伝説を海外のCreepypastaより。
あるチャットでのやり取りをきっかけに自身のホームページが不気味にされてしまったという話をご紹介したく存じます。
乗っ取った者は以下のように呼ばれております。
funnymouse(ファニーマウス)
今回も実際にそのサイトにアクセスしてみましたので、もしよろしかったら最後までお読みいただけると幸いです。
目次
funnymouse
以下は海外の都市伝説Creepypastaを翻訳したものです。
チャットにて
*funnymouseさんが#ReferSalesに入室しました。
*funnymouseさんが#ReferSalesから退室しました。
まず始めに、僕は「lemonlimeskull」。これが僕のコテハン。
僕は上記のチャットで生まれて始めて「funnymouse」という単語を見ました。そして、どんな理由があったとしても、この単語を見るのはこれで最後であるべきだったのです。チャット中毒なら誰しもが経験あると思うんですが、たまに変人が入ってくることがありますよね。そういう変人達は大概が、人が沢山いる部屋に入ってきては突拍子もない質問したり、荒らしたりします。
でも、僕が今回驚いたのは、特別な目的もなく、ただ来て帰ったことです。彼は誰かを怒らせようともせず、例えばコンピューターウィルスを駆除する方法を聞いて回るようなことをしたわけでもなかったのです。
彼はただ滅茶苦茶な言葉を書き込んで、自己完結し、満足して退室したんです。
僕はこの男を追いかけたらどうなるのかわかりませんでした。僕は自分から喧嘩をしかけていくようなタイプではありません。こっちからトラブルを起こすことは極力避けてます。ですが、売られた喧嘩は後先考えず買うタチです。
今回についても、なんでこれの件を追究したのかと聞かれたら、僕は「わからない」って言うでしょうね。
lemonlimeskullさんが#BLUUDに入室しました。
どうやらここは彼が作った部屋のようです。居たのは彼1人でした。
この段階で僕は叫びました。彼は奇妙かつ不快な奴だと思ったんです。
そこで僕は退室しました。僕にもそんな時期がありました。この人はチャットの使い方についてあんまり詳しくない人で、まだビギナーみたいなもんなんだと思いました。
もしチャットしているときに、知らない人が一瞬でも入ってくるだけで、なんか気が散りますよね。実際、僕もそんな行為を1990年代にして、誰かに笑われていたかもしれないですね。はは。
*lemonlimeskullさんがKilljayさんに目覚ましを使用しました。
僕はウィンドウを最小化して、30分ほど別の事をすることにしました。その間、チャットルームは静まり返っていたようです。
返事はない。8人が部屋にいたが、アクティブなのは僕を除いていないようでした。
*lemonlimeskullさんが部屋のメンバーに目覚ましを使用しました。
数秒、思考が止まりました。またfunnymouseです。また見つめてきているようです。「またこのくそったれか」と落胆しました。
しかし、ふと、彼が部屋にいないことになっているのに気づいたのです。
明らかに僕のクライアントかサーバー側の不具合でした。そういった意味不明なメッセージは夜も早いうちから送られてくることがあったんです。こういったことは過去に何度か起こってます。
そうは思っても、僕はビビっていました。
数分の内に寒気がしはじめ、胃の底から恐怖を感じ、「何かしてはいけないことをしてしまった」という感覚がジワジワと襲ってきました。もう、これ以上深入りすることはやめることにしました。チャットを閉じたんです。
悪夢
確かに、その後、何事も無かったかのように過ごすことができましたよ。でも、実際はそのことで頭がいっぱいでした。誰も助けてくれず、見捨てたんですよ。
ともあれ、僕はインターネット上で何時間も過ごし、午前2:40頃に寝ました。
僕がいつも誇らしく思っていたことが、悪夢をほとんど見ないということです。少なくとも、定期的に見るなんてことはありません。モンスターや戦争が僕の夢の中に現れた場合でも、いつもそれをコントロールすることができ、すばらしい時間を過ごすことができます。ゾンビを撃退したり、幽霊と楽しく語りあったり。災害が起これば、避難経路は常に把握しているんです。
僕の人生で見た悪夢という悪夢は4つしかありません。
人生で最初の悪夢は、大人になった2005年のことです。ちょうど1年以上交際した彼女との関係が破局したときに見た夢でした。なかなか寝れませんでしたが、やっと眠ることができました。夢の中でその彼女が医療用ベッドに縛られていました。すると、見たこともない不可解な生き物が現れ、有機的な装置を使って彼女の脳みそを吸い取りだしたのです。
脳は音を立てていました。絶え間なく。
3つ目の悪夢は2つ目の後、すぐに見ました。僕はある2人の人物に接近していました。一人はいつまでも僕を罵りたい男。そしてもう一人は僕の顔をつねろうとしている男でした。僕はこの夢も他の夢と同じようにコントロールできると思い、2人の男に互いに喧嘩させようとしました。それが正しいと思ったんです。
しかし、「つねり男」は「罵り男」の舌を掴むと、ずるずる引きずりだし、どんどんグロテスクな内容になっていってしまいました。
とはいえ、以上までは、なんだかんだ言っても、恐怖の矛先が僕自身ではありませんでした。なんというか人間の残酷性に対する恐怖という物でしょうか。
ここからが本題。このチャットの日の夜は違いました。眠るとすぐに夢を見たような気がします。定期的に見る夢のように思えました。動物達が寒さで冬眠している森の中に僕がいる夢。そして僕は草の上に横たわり、空を見上げます。いつもはすばらしい夢でした。なぜなら、嫌な一日を過ごしても、その夢を見た朝は目覚めがよかったんです。
今回は内容がすこし違いました。草の上で横たわります。空を見つめます。…何かがおかしいそう感じたんです。
背筋がざわつく感じといいますでしょうか。
首に長いミミズがついていたんです。僕は剥ぎ取りました。ミミズは嫌いなんです。もし庭でミミズを見た場合、その上にシャベルで土をかけるんです。見えないように。
嫌な内容でした。でもそのミミズは放り投げたので、夢を見続けることにしました。
そして、またあの感覚。首にぬめっと。
そのミミズも放り投げます。
そして、また別のミミズが。
ミミズが3回目に現れたときには、もう混乱と恐怖の感覚に圧倒され、すぐに夢から飛び起きました。それは嫌なことが夢の中で起こった場合の最終手段。いわばゲームオーバーです。
そして僕はその夢について考えることにしました。現実の世界でも、僕の首が湿っていて、ネバネバした膜がついていることに気がつきました。
論理的に考えれば、夢精したと考えるのが妥当でしょうか。誇らしいことではありませんが、怖いことではありません。僕の夢では、その嫌な感覚が森の生き物に適切に置き換えられたのでしょう。
他にもいろいろ理由は考えられましたが、その夜の眠りは浅くなりました。天井の換気扇のような小さな音でも目を覚ましてしまいました。もう森に戻りたくなかったんです。
迷惑メール
朝が来て、僕は外出の準備を整えました。家の外に出て、蜘蛛の巣を取り払う。溜まっている仕事のメールや質問のメールなど対応すべきメールが来ていないか確認する、すばやく確認できるはずでした。
でも、衝撃が走りました。
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 2:42 AM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>あなたと話せてよかったです またああえたらたのしいよ
やめたくない
皆さんお気づきかもしれませんが、僕は彼にメールアドレスを教えていないんです。でも、論理的に考えれば、部屋の他の誰かが教えたって可能性も。きっと彼はあの後#ReferSalesに戻ってきて、誰かに僕の連絡先を尋ねたんです。そして、そいつは僕を裏切って彼に情報を教えたんです。
しかし…
送信時刻は2:42。僕が寝た瞬間とも近似しています。入室者は皆、少なくともそれまでは離席していたではないですか。
はっきりした答えがでないまま、僕は返信しました。
From:Charles Watts <chwatts@refersales.com>
Sat,11/17/2012 at 9:29 PM
To:funnymouth@bluud.comおい、いいか?メールとか迷惑なんだけど?
単純かつ明快。僕の送ったメッセージは間違いなく喧嘩を売っているようでしたが、仮に喧嘩が始まったとしても、これ以上返信するつもりはありませんでした。
しかし…
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 9:30PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>来て 心配はいらないです
好きなのはしってます いっぱいたのしめます
だいじょうぶ
そこで僕は受信拒否設定をしました。本当は最初にそれをすべきだったのですが、始めに受信したときは、ある種の病気のようなものにでもかかっていたんでしょう。
仮に僕が彼の上に足を乗せても、きっと彼はうっとりした顔をして、塗れた毛布と呼ばれることも嫌がらないでしょう。僕が彼がそんなやっかいな奴だとわかった瞬間、受信拒否という考えが浮かんだんだと思います。
まぁひとまず安心してください。これはうまくいきました。受信拒否できたようでした。その受信拒否が回避されることもありませんでした。
それから数分後、僕はこれで終わりだと確信して、日常に戻りました。普段どおりの普通の生活、しかしそれは夕方帰宅したときに再び終わりを告げました。胃の底からわきあがる恐怖。一体何が起こっているのかわかりませんでした。
ありえない。色々な思考が頭を巡りました。ともあれ、事を説明します。
乗っ取られたサイト
僕はいつものように帰宅後メールチェックをしたんです。
「funnymouse」からのメールはありませんでしたが、Jorgeからのメールがありました。
From:Jorge G <ghostjorge@refersales.com>
Sat,11/17/2012 at 2:03 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>おい、
俺達のReferSales.comが落ちてるぞ。いつものサイトじゃなくなってる。もしこのメールを見たら、すぐに確認してくれ。
君の親友のJorgeより
違う意味でゾッとしました。僕らはウェブサイトで生計を立てているので、サイトのダウンは売り上げの喪失を意味します。
僕は一日中外出していたので、Jorgeが僕に連絡することはできませんでした。もし僕がもうすこしプライバシーの管理にいい加減だったならば、Jorgeが電話の一本でもかけてくることができたのでしょうが…
早速僕はサイトにアクセスし、何らかのエラー画面が出るんじゃないかと思い読み込みを待っていました。
しかし、エラー画面が表示されるのではなく、別のページにリルートするようになっていたんです。
Bluud.com
From:Charles Watts <chwatts@refersales.com>
Sat, 11/17/2012 at 6:15 PM
To:Jorge G <ghostjorge@refersales.com>ああ、見たよ。気味の悪い舌をした巨大な顔の画像が貼られたウェブサイトにリダイレクトするようになってる。
僕はこれはfunnymouseっていうあのクソの仕業だと思うんだが。お前、アイツに僕のメールアドレスを教えたか?
ちなみにリダイレクトされたページは「Bluud.com」だ。あいつのいたチャットルームの名前だよ。
CWより
From:Jorge G <ghostjorge@refersales.com>
Sat,11/17/2012 at 6:23 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>いや404ページで、リダイレクトなんかされない。何かの間違いでは?Bluud.comについて確認してみたが、「まもなく」っていうメッセージしか表示されない。
それにお前のメールアドレスを教えてもいないぞ。
Jorgeより
From:Charles Watts <chwatts@refersales.com>
Sat, 11/17/2012 at 6:15 PM
To:Jorge G <ghostjorge@refersales.com>はっはっは。傑作だな。
その後、Jorgeは僕に2枚の画像ファイルを送ってくれました。404エラーが表示されたサイトのスクリーンショット、そして「Bluud.com」に表示されている「coming soon.」のスクリーンショット…
そんな画像、彼にとっては簡単に捏造できます。だが、何故?僕は彼の捏造じゃないと思いました。何かの冗談にしては、わかりにくいし、実際僕も状況を把握できていません。
ファイルマネージャー経由で僕のサイトのファイルを見てみましたが、すべて正常でした。何かが削除されていたりするどころか、誰かが更新するためにログインした形跡すらなかったんです。
bluud.comの秘密
それから私がリルートされてしまう「Bluud.com」のドメインサーバーを閲覧してみました。しかしそこには何も見当たらなかったんです。
それでも、気味の悪い長い舌を出した顔の真っ黒な目が僕を見てきたのは事実。
そして、ついにわかったんです。そのトリックが。なんで最初に気がつかなかったんでしょう。
よく見ると、その顔の画像は画像ファイルではなかったんです。それは羅列された小さな文字それぞれに色づけしていたサイトだったんです。
画像を構成する文字は
「funnymousefunnymousefunnymouse」
と何度も繰り返されていました。そう僕の前に何度もちらついたあのユーザー名。気味が悪いです。
スクリーンにツバを吐きたくなる気分でした。
送り続けられたメール
僕はメールの受信拒否を外し、アイツに対して自分でもびっくりするくらい乱暴で脅迫的なメールを送ることにしました。この時点でもうサイトを取り戻すとかはどうでもいいと思っていました。僕の胸にある憤りをすべてそのままぶつけてやりたいと思っていたので、ある意味冷静に状況管理できていたと思います。
もうすぐメールを打ち終えるというときに、再び、あの嫌な感覚が襲いました。その感覚は「できない…」、皆さんが不条理な行動であると同時に、正しい行動であるともわかっているときに感じる感覚に似ていました。
僕は脅迫メールを送ることを止め、受信ボックスを見てみました。
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:00 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>君はイケメンなんですね。
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:00 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>こんばんは ねぇ
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:01 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>きてね
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:01 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>こんには
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:01 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>こんちには こんには んこんには
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:01 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>わたしはしたくありません
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:01 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>わたしはそれをかんがえてないけどおねがい
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:01 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>君はイケメンなんですね。
これは推測なんですが、たぶん正しいと思います。これらのメールは受信拒否を解除した瞬間一気になだれ込んできたわけなのですが、きっと受信拒否している間もずっとコイツはメールを送信し続けていたんです。
僕が返信メールを打っている間にも、他に10通も届きました。
怒り心頭
From:Charles Watts <chwatts@refersales.com>
Sat,11/17/2012 at 7:00 PM
To:funnymouth@bluud.comもういい加減にしてくれ!
僕はストレス性の頭痛を感じていました。僕の心拍数は上がっていました。恐怖からではなく、憤りから。いわゆる、「顔真っ赤」。
幸い、メールは止みました。
僕は自分を落ち着かせようと深呼吸しましたが、落ち着きそうにありません。自分でも信じられないくらい怒っていました。しかしあえて丁寧に、僕は彼に対してもう1通メールを送りました。
From:Charles Watts <chwatts@refersales.com>
Sat,11/17/2012 at 7:21 PM
To:funnymouth@bluud.comこんにちは。
私はあなたがおっしゃっていることや、望んでいることを理解できません。言葉の壁があるのではないかと思います。あなたの母国語は英語なのでしょうか?
私はあなたが私のウェブサイトに何かをしたと思っております。そうであるなら、元に戻してくださいませんか?
もし怒っているなら、すいません。怒らせるつもりはなかったのです。あなたは私の言ったこと、意図したことを誤解なさっているのかもしれません。
私のウェブサイトを戻してください。そして、もう関わらないようにしましょう。
どうぞ、よろしくおねがいします。
CWより
ただ待つのみ。
自らの憤りをどう沈めるか、それを考えたときにこれは最善の方法だと思います。コイツは僕の言ったことを理解してくれるはず。彼自身の間違いに気づいてくれるはず。
僕は落ち着きました。すべてが元通りになる。
そして…
From:funnymouth@bluud.com
Sat,11/17/2012 at 7:23 PM
To:Charles Watts <chwatts@refersales.com>O)_(O
僕は沸騰しました。
いままでにない憤り。逆に目の前がはっきりするくらいでした。
僕は目の前のモニターを手で叩き、机の上から落としました。まだ怒りは収まらず、キーボードをキーがはじけ飛ぶまで何度も拳で叩きました。不条理への不満と激怒から怒号を発し、手当たりしだい部屋にある家具をすべて叩き壊しました。
体力の限りを尽くしました。仮にライターなんかを持っていたら、火をつけてしまっていたと思います。
その夜、睡眠前の時間が永遠に感じました。ただ天井を見つめるばかりで寝れない。
寝るのを待っていながら、僕は待つのは悪夢だとわかっていました。わかっていたんです。僕の命運がどうなるか。
ゆめかうつつか
すぅぅ…僕は驚きました。眠りに落ち、僕がいたのは恐ろしい場面ではなく、安全な場所。
森。
そして僕はまた草の上で寝そべる。感ずるは平穏。大丈夫。潜在意識では不安を抱えつつ、すべては大丈夫だとわかっている。僕の人生が破綻したところで、世界は回る。永遠などない。全てが変わってしまった。もう誰も僕に救いの手を差し伸べることはできない。
首にはミミズの感覚。
できない。もう何も。今、剥ぎ取ることはできない。ミミズを無視した。きっといなくなるさ。
ミミズが口に向かってきているようだ。自分自身では目覚めることができない。他のときはいつも、目覚めることができたのに。機会を逸したのか。
そして、それはミミズではなかった。指だ。細長くヌメヌメした指が僕の下顎をガシっと掴んだ。
それが起こったとき、痛くなかった。
ポンという感じ。痛みというより圧迫。
何が起こったのかわからないほど速く、終わった。
その後、僕は自らの意思で目覚めた。真っ暗な中部屋、ベッドの上で座る。壁伝いにバスルームに向かう。ようやく、電灯のスイッチを押した。
いきなりの光に目がくらむ。目を擦る。鏡を見る。
ぼーっと鏡を見る。無感情。無思考。
そして微笑んだ。
あごが崩壊していたので、できるかぎりがんばってわらったよ。べろがだらんと垂れ、まるでカービィのグーイみたい。
歯はお肉の表面にくっついてたけど、針が刺さっちゃったときみたいに手ですっと抜けた。
僕は笑った。排水口から聞こえてくる。
なんてイケメンなんでしょう!
なんて面白い口!
Funny Mouse!!
A funnymouse funnymouse funnymouse!
*lemonlimeskullさんが#ReferSalesに入室しました。
*lemonlimeskullさんが#ReferSalesを退室しました。
【完】
「ReferSales.com」にアクセスしてみた
ここからは幣ブログの管理人である私が、上記の物語上でおかしくなってしまったという
「ReferSales.com」
を簡単にご紹介したく存じます。
おさらい
物語だけでも相当分量がありますので、はっきりと「ReferSales.com」についての現象を把握なされていない方もいらっしゃると存じます。
そこで「ReferSales.com」がどんなものに変わってしまったかを、前項を参考にまとめさせていただきます。
- 本来はlemonlimeskull(Charles)氏が運営するなんらかのビジネスサイトだった。
- 2012年11月17日に乗っ取られた。
- アクセスすると「bluud.com」にリルートされる者もいる。
- その者が「bluud.com」を見ると、不気味な顔の画像。
- その画像は画像ファイルではなく、着色されたAA。
- またアクセスしてもただの404エラーが表示されるだけの者もいる。
- その者が「bluud.com」にアクセスすると、「coming soon」というテキストのみが表示される。
Google検索
「ReferSales.com」・「bluud.com」に検索エンジンのrobotが巡回しているかどうか確認すべく、Googleで検索してみます。巡回しているからって何だというわけではありませんが、念のために。
「ReferSales.com」
まずは「ReferSales.com」を。
一番に表示されてんだよなぁ。
「bluud.com」
そして「bluud.com」を。
これも一番に表示されてんだよなぁ。
いざアクセス!
検索はただの心の準備です(私の)。儀式みたいなものです。ここからが本番。アクセスしてみます!
「ReferSales.com」
アクセス…特にリルートされるわけではないようです。
ん?なにかが表示されてます。
不気味ですね。ですが、今のところこれといって害は無いです。
全体像を。たしかに文字で描かれた画像でした。
ソースを見てみましたが、人の業とは思えません。一文字一文字に色が設定されていて…。AAを自動作成するソフトがあるのは存じておりますが、色まで付けるソフトってあるんですかね?
「bluud.com」
アクセス…
ドメインが販売されているようです。
キャッシュは?
「ReferSales.com」はかつて普通のサイトだったならば、その頃のキャッシュがどこかに保管されている可能性があります。また「bluud.com」についても、何らかの形跡が残されているかもしれません。
今回はご存知「Internet Archive」を利用します。
「ReferSales.com」
正常なころのページはなさそうですね。これより前には2003年以前のアーカイブがありましたが、それは「ReferSales.com」というドメインを販売しているサイトでしたので、恐らく無関係でしょう。
ただここで試しにアクセスしてみると…
2017年4月19日のデータにアクセスしてみます。
なんか、普通っぽい!!
リストア中みたいなことが書いてありますね。
でもこの頃は既におかしいはずなので、
ちょっとソースを覗いてみます。
最後の一行で既におかしいことがわかります。
「ソースを見るのは楽しみを台無しにするぞO)_(O」
なんという、やっちゃった感。お茶目な一面を垣間見ました。
ですが、それ以上に気になるのが、台車を転がしている人物の画像に貼り付けられたハイパーリンクのタグ。わからない方もいらっしゃると存じますので、抜粋します。
これはアーカイブを通しているので、多少URLがややこしいですが、
この人物の画像、見た目は「ReferSales.com」にアクセスするようになっておりますが、この人物をクリックすると「bluud.com」にアクセスするアクションが作動するようになっておりました。
クリックしちゃうよねーO)_(O
「bluud.com」
クリックすると、飛びました。
chromeのタグ名がおかしいです。
あの顔の文字列と共に、下に文言が書かれていました。
「気に入ってくれると幸いです」
※2013年5月13日のデータなんかを使うと再現できると存じます。
まとめ
誰が気に入るか!!(雑)
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最後までお読みくださいましてありがとうございました。