『1dallar.wav』の呪い③

Pocket

本エントリーでは怖い話を扱っております。ご注意ください。

なお、本エントリーは前エントリーの続編となります。前エントリーをまだお読みくださっていない場合、本エントリーをお読みになられる前に、前エントリーをご一読いただけると幸いです。

『1dallar.wav』の呪い①

『1dallar.wav』の呪い②

スポンサーリンク
レクタングル大

前回のあらすじ

ひょんなことから気味の悪い老婆にストーカーされるようになった主人公(ひょんなことについては、前エントリー参照)。その老婆は主人公が意識を向けると、煙のように消えてしまう。そして老婆のいた場所には1ドル紙幣が置いてあったという。主人公はその老婆の出現のたびに、1ドル札を集めては財布に入れ、証拠として保管することにした。しかし、そんな現象を体験している中、老婆が血まみれのナイフを手にしていることに気がつく。

主人公はいても立ってもいられず、愛犬の「ココ」と共に、友人の「ビル」の家に逃げ込む。ビルの協力を得ることができ、主人公はしばらく彼の家に滞在することにした。しかし、ビルの家の外からあの老婆が覗いてきた。主人公だけではなく、ビルにも老婆が見えるようである。主人公とビルは、いまだかつて体験したことのない恐怖に戦慄し、ドアと窓を封印し家に篭城することを決意する。

以前『1dallar.wav』について質問した掲示板を改めて確認してみた主人公。するとあの老婆からの返信であろうメッセージが。書き込み内容の不気味さもさることながら、さらに不気味なのは、その書き込みは1928年、インターネットが存在しない時代の日付であったのだ。

そしてビルのパソコンに『1dallar.exe』というファイルが強制的にダウンロードされる。想像に反して、内容はただのゲーム。銀行強盗をするという内容のゲームだ。1面のボスである銀行員にヘッドショットをして1面をクリアした主人公。ゲームを中止しようと×ボタンを押すも、反応しない。結局、初日を彷彿させる「コンセントを引き抜く」方法で終了させるしかなかった。しかし、主人公のケースとは異なり、ビルのパソコンは以降も問題なく動くようである。

『1dallar.wav』ブログでの投稿

以下は、John Goodman氏のブログの投稿のコピペを、私なりに翻訳したものです。同じ文章がやけに続くような箇所がありますが、仕様ですのでご了承ください。なお、原文は、http://creepypasta.wikia.com/wiki/1dollar.wavをご覧ください。

2011年9月4日

ゲームが現実に?

より頻繁にあのババアが現れるようになった。毎回、血まみれのナイフを持ってるんだ。窓やドアに板を打ち付けたのはどうやら無意味だったようだ。彼女は家に入ってきた。今日、俺達は正面玄関の板を取り外し、新聞の日曜版を取った。たとえ俺達を葬ろうとしているドS幽霊から隠れていたとしても、ニュースには通じていないとな。新聞によると、地方銀行の銀行員が遺体で発見されたらしい。彼の額には銃弾が撃ち込まれていたそうだ。紙面にはその男性の写真が、あぁなんということだ。彼は『1dallar.exe』の1面で倒したボスにそっくりだった。やられ方も一緒だ。…新聞を読んでいると、視界の端にまたあのババアが現れた。腕に抱えているのはあの銀行員の亡骸…なのか?俺は今回は彼女に意識を向けないことにした。俺は新聞を真剣に読み、もし彼女が消えなかったらどうなるかどうかを見ようとしたんだ。なぁに、彼女が俺や他の誰かを葬ろうとしたならば、俺が睨みさえすれば消えるんだ。彼女はただそこに立っていた、気味の悪い笑顔と魂を貪る目をして。しばらくすると、彼女から笑顔が消えていった。まるで俺が彼女に気づいていないことにがっかりしているようだ。俺は友人のビルを見た。驚くことに、彼もまた彼女を無視している。さらに愛犬のココさえ、彼女に気づかないフリをしているではないか!俺は紙面に目を戻した。そうすれば、悟られずに、ババアの動向を視界の隅で見続けることができるからな。「見ないようにするのと同時に見ること」は簡単ではなかった。見たかったんだが、俺がもしガン見しちゃったら、彼女は消えてしまう。もし見ずに彼女が消えなかったら何が起こるのかを知りたかったんだ。もし彼女が消えなかったらどうなるかどうかを見ようとしたんだ。なぁに、彼女が俺や他の誰かを葬ろうとしたならば、俺が睨みさえすれば消えるんだ。彼女はただそこに立っていた、気味の悪い笑顔と魂を貪る目をして。しばらくすると、彼女から笑顔が消えていった。まるで俺が彼女に気づいていないことにがっかりしているようだ。俺は友人のビルを見た。驚くことに、彼もまた彼女を無視している。さらに愛犬のココさえ、彼女に気づかないフリをしているではないか!俺は紙面に目を戻した。そうすれば、悟られずに、ババアの動向を視界の隅で見続けることができるからな。「見ないようにするのと同時に見ること」は簡単ではなかった。見たかったんだが、俺がもしガン見しちゃったら、彼女は消えてしまう。もし見ずに彼女が消えなかったら何が起こるのかを知りたかったんだ。彼女はただそこに立っていた、気味の悪い笑顔と魂を貪る目をして。しばらくすると、彼女から笑顔が消えていった。まるで俺が彼女に気づいていないことにがっかりしているようだ。俺は友人のビルを見た。驚くことに、彼もまた彼女を無視している。さらに愛犬のココさえ、彼女に気づかないフリをしているではないか!俺は紙面に目を戻した。そうすれば、悟られずに、ババアの動向を視界の隅で見続けることができるからな。「見ないようにするのと同時に見ること」は簡単ではなかった。見たかったんだが、俺がもしガン見しちゃったら、彼女は消えてしまう。もし見ずに彼女が消えなかったら何が起こるのかを知りたかったんだ。彼女はただそこに立っていた、気味の悪い笑顔と魂を貪る目をして。しばらくすると、彼女から笑顔が消えていった。まるで俺が彼女に気づいていないことにがっかりしているようだ。俺は友人のビルを見た。驚くことに、彼もまた彼女を無視している。さらに愛犬のココさえ、彼女に気づかないフリをしているではないか!俺は紙面に目を戻した。そうすれば、悟られずに、ババアの動向を視界の隅で見続けることができるからな。「見ないようにするのと同時に見ること」は簡単ではなかった。見たかったんだが、俺がもしガン見しちゃったら、彼女は消えてしまう。もし見ずに彼女が消えなかったら何が起こるのかを知りたかったんだ。彼女はただそこに立っていた、気味の悪い笑顔と魂を貪る目をして。しばらくすると、彼女から笑顔が消えていった。まるで俺が彼女に気づいていないことにがっかりしているようだ。俺は友人のビルを見た。驚くことに、彼もまた彼女を無視している。さらに愛犬のココさえ、彼女に気づかないフリをしているではないか!俺は紙面に目を戻した。そうすれば、悟られずに、ババアの動向を視界の隅で見続けることができるからな。「見ないようにするのと同時に見ること」は簡単ではなかった。見たかったんだが、俺がもしガン見しちゃったら、彼女は消えてしまう。もし見ずに彼女が消えなかったら何が起こるのかを知りたかったんだ。

一触即発

彼女の失望の表情は、しだいに怒りの表情へと変わっていった。彼女はナイフを振り上げ、俺を脅してきた。俺とビルとココは皆で彼女と向き合った。彼女は今にも俺達に届きそうなところまで来たがそこで停止し、消え去った。

ここで一つの疑問が生じた。もし彼女が俺達を無残に葬りたいのであれば、何故こうも回りくどいアプローチを仕掛けてくるんだ?彼女は俺達を葬りたいわけではないというのだろうか。彼女は俺達をビビらせて、ドSな快楽と娯楽を楽しんでいるだけなんじゃないか?まぁ、そうだとしても、驚きはしない。

2011年9月5日

朝の視線

俺は今朝、すこししか寝れなかったが目が覚めてしまった。いつもの天井が目に浮かぶはずだった。だが、これは誰にでもある先入観だ。目を開けた瞬間、俺の背筋は凍った。

俺の枕元に立ち、魂を貪る目と狂った笑顔で俺の目を覗いてくる…あのババアだ。

しばらく静寂が続いた。俺はあまりの恐怖に声を出すことすらできない。動くことも、息すらしていなかったかも。脈拍が激しく、心臓が破裂しそうだ。…ついにババアが沈黙を破る。

「おはよう、ジョン」

彼女は気味の悪い声で言った。

俺は勇気を振り絞って返答したよ。

「お前の望みは何だ?!くれてやるから、もう俺達を放っておいてくれ!!」

「呪いの中で生きるのは、実に悲しい。私の創造物である呪い。他者に押し付けることを強要する呪い。1ドルの呪い。欲の呪い。私はこんなこと要求していなかったわ。だけど、しかたなかったのよ…私は…それを楽しむようになった。呪いを押し付けることが正当かどうかなんて、もう、どうでもいいの。ただ、他の人に私と同じ苦痛を味わってもらうのが、心地いいのよ。」

引き裂き

「もうたくさんだ!クソッタレ!」

俺は叫んだ。すると、どこからともなくココが飛び出してきて、ババアを地面に押し倒したんだ。ババアはただ笑顔を浮かべていた。

「好きにしなさい。やるんです。私を肉片に引き裂きなさい。それがこの忌々しい呪いを破壊する唯一の方法よ。あなたの苦しみは無くなる。そして欲の呪いに囚われた犠牲者たちも皆、解放され…」

彼女が次の言葉を発する前に、ココは彼女を引き裂いた。俺の犬がこんなに暴力的だったことは全然知らなかったが、そんなことはどうでもよかった。それが俺達を取り巻く恐怖の終焉を意味しているのであるなら、称えるべきだ。俺とビル(騒ぎで目覚めたらしい)ただただ老婆が引き裂かれるのを見ていた。彼女は一切悲鳴をあげなかった。実際は、「やっと終わってくれた。ありがとう、神様。」と言っているかのように、安らかに微笑んでいた。そして、事が済んだ。彼女の肉体はズタズタになり、もはや誰かは識別できない。血がそこら中に飛散していた。

そして、その肉体、血が光り輝き、消え去ってしまった。痕跡は一切残っていなかった。まるで何もなかったかのようだ。それから、俺達は引き裂きが行われていた場所の床にメモが置かれていることに気がついた。ビルがそれを拾い、読み上げる。

「ドルを破壊し、ディスクを破壊しなさい。それらの中にある呪いの残骸がわたしを奴隷にしたように、あなた方を奴隷にしてしまう前に。」

俺はすぐにすべきことを悟ったよ。

破棄

俺はあの1ドル紙幣を保管していた財布を取り出した。そしてマッチで火をつけてやった。血に塗れた犠牲者の悲痛な叫びがそこから響き、俺は気を失いそうになった。俺はそれを外に投げ出し、塵になるまで燃えるのを確認した。それから『1dallar.wav』が入ったディスクを取り出した。俺はそれを床に投げ、踏みつけた。また血にぬれた叫び声が響き、ディスクが独りでに発火した。「CD-ROMを焼く」とはまさにこのことだ。それは、溶けたプレスチックの塊になるまで燃え続けた。俺はそれを床からはがし、外に放り出すために、シャベルを使わなければならなかった。

あとは何も起こらなかった。ババアも出ない。何もない。

もうすぐこの悪夢とはおさらばだと思う。だが、決め付けるにはまだ早い。暫く待っても、何も起こらなければ、『1dallar.wav』については終わったと考えることにしよう。

2011年11月12日

その、俺は完全に終わったと考えられるくらい待った。何も起こらなかった。もう十分だと思う。俺とココは我が家へ帰った。どうやらすべてが正常に戻ったようだ。

しばらく考えていたんだが、俺は今回起こったことが何だったのかについてある説を思いついた。

俺は、あの可哀想な老婆はひどいことをするよう「呪い」に強制させられていたんだと思う。呪いはまるでウィルスのように、彼女を媒介して他人に広がった。俺は『1dallar.wav』やそれに関連するものはすべてこの「ウィルス」の複製なんじゃないかと推測する。「欲の呪い」がどのようにして生まれ、目的が何であったかは、知る由もないが、それを作り出し、すべての原因となる過ちを犯してしまった老婆、彼女がヒントになると思う。俺は「ドル紙幣」、「ディスク」、「老婆」、これらが「欲の呪い」の最後の残党であり、それらを破壊したので「欲の呪い」は完全に破壊されたと思う。彼女は「証拠」を「破壊」するのを切望していた。彼女は「欲の呪い」を破壊したかったんだ。俺はこの推測のどれが真実に近くて、遠いのかはわからない。これ以上気にするつもりもない。この悪夢が終わった以上、もう知らなくてもいい。そして、俺はついに終わったんだと確信してる!

あなたはどう思う?

まとめ

おわったとおもいます(小並感)

いや、終わっていて欲しい。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございます!

スポンサーリンク
レクタングル大