イルカとクジラとシャチ。違いは「大きさ」だけ

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海の王者といえば「クジラ」

海の殺し屋といえば「シャチ」

海の豚といえば「イルカ」

皆様はイルカとクジラとシャチは全く別の生き物だとお考えですか?

実は、この2つの生き物の違いは

大きさだけ

なのです。

今回は「イルカ、クジラ、シャチの違いは大きさだけ」説をご紹介したく存じます。

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見分けることができますか?

この説をご説明する場合、イルカ・クジラ・シャチのそれぞれの生物学的分類を確認すれば済むのですが、その前に、皆様にいくつかの画像をご覧頂きたいと思います。

皆様は以下の画像の海洋生物が「イルカ」、「クジラ」、「シャチ」いずれかであるか判断することができますでしょうか。

生ける潜水艦

最初は簡単な画像から参りましょう。

海を往くその巨体はまるで潜水艦です。

この画像に写る生き物は…

マッコウクジラです!

マッコウクジラは歯のある動物では地球上で確認されている生物で最大とされております。つまり最大の肉食動物。

ちなみにそんなマッコウクジラにも天敵がおります。その天敵は今回の主題の一つである海のギャング「シャチ」。

大きさが必ずしも強さであるとは限らないのですね。

ということで、上記の画像に写っている動物はクジラです。

かわいいスマートなやつ

まだまだ簡単です。

水族館でお姉さんと一緒に泳いでいたりするあれですね。

この画像に写る生き物は…

マイルカです!!

イルカにもいろいろ種類はありますが、マイルカが最もメジャーなのではないでしょうか。

ということで、上記の画像に写っている動物はイルカです。

パ、パンダ?

いよいよ難しくなってきます。

目の周り…そして末端部分が黒い。それ以外は白い…。

まるでパンダのような海洋生物ですね。

この画像に写る生き物は…

コガシラネズミイルカです!

一見、クジラにも見えるし、ちょっと記憶が曖昧な方にとってはシャチにも見えても不思議ではない外見をしておりますね。

実は1953年に新種として発見されたのですが、現在最も絶滅の危険性が高い海洋生物の一つとされております。

ということで、上記の画像に写っている動物はイルカです。

やっぱり悪そう

そろそろ終わりましょうか。

黒を貴重に白いアクセントが!明らかに悪です。海の悪です!!

この画像に写る生き物は…

シャチです。

シャチには天敵という天敵がおりません。食物連鎖の頂点にいる影の王様ですね。

生物学的分類は?

上記のように、皆様も何となく「これはクジラだ!」とか「これはイルカだ!」と判断できたのではないでしょうか。

それは皆様の頭の中にそれぞれの違いが何となくイメージとしてあるからではないでしょうか。

さて、ここからが本題。

生物学的にはイルカとクジラとシャチはどのように分類されているのかご覧頂きましょう。

 クジラ目ハクジラ亜目

実はイルカもクジラもシャチも大きく括れば「クジラ目」という分類に属します。

クジラ目は

  • 歯がある「ハクジラ亜目」
  • 歯がなく、髭がある「ヒゲクジラ亜目」

に分類されます。

さらに、イルカとクジラとシャチは、その分類でも同じ「ハクジラ亜目」に属します。

イルカは?

実は「クジラ目ハクジラ亜目」の多くを占めているのがイルカです。その種類としては、

  • マイルカ科
  • ネズミイルカ科
  • イッカク科
  • アマゾンカワイルカ科
  • ラプラタカワイルカ科
  • ヨウスコウカワイルカ科
  • インドカワイルカ科

とかなりの種類のイルカがおります(絶滅寸前のものも含む)。

クジラは?

「クジラ目ハクジラ亜目」というくらいですから、クジラがメインかと思いきや、クジラは3種類のみ。

  • マッコウクジラ科
  • コマッコウ科
  • アカボウクジラ科

「クジラ」と「イルカ」を名称として分けているのは明らかです。

その生物学的分類は世界的には実は

はっきりしていないのです。

ですので、
大きさとも言い切れないのです!

冒頭で述べた

「大きさで分けている」

というのは日本においての一般的な基準です。

成体になったときの大きさが3m以上の種類がクジラで、3mより小さい種類をイルカと呼ぶことになっているのです。とはいえ、生物学分類ではそれに当てはまらない場合があるとか※。

いいのか!それで!

※ゴンドウクジラは3mより小さいですが、クジラに分類されております。

では、シャチは?

シャチは実はクジラよりも闇が深いです。

シャチは

「ハクジラ目」

「マイルカ上科」

「マイルカ科」

「シャチ亜科」

に分類されるのです。もうほぼほぼ「イルカ」

しかし、イメージでは明らかに気性が違いますよね。シャチはなにせ強い。

何か明確に分けられる基準があるように思われる方も多いかと存じます。

しかし、今回もその分類の拠り所はただ「大きさ」だけなのです。

具体的には

シャチは3mから9mの大きさのものであるとされていることが多いです。というのも、今回も明確な基準が存在しないのです。

結局、どう分けるの?

上記をまとめると、

  •    ~3m:イルカ
  • 3m~9m:シャチ
  • 9m~   :クジラ

となります。

まとめ

でっかいことはいいことだ!

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ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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