ディズニーアニメでおなじみのグーフィーというキャラクター。
Disney スタンダードキャラクターズ グーフィー
ミッキーマウスの親友として、いろいろなところに顔を出すことの多いグーフィー。おそらくほとんどの方がご存知なのではないでしょうか。
少々おっちょこちょいな面もございますが、そこも含めて愛嬌に溢れた魅力的なキャラクターですよね。
しかし、そんなグーフィーに黒い噂があるのです。
本物のグーフィーは亡くなっており、
あるときを境に別人がグーフィーを演じている
というのです。
あの明るいグーフィーからは思いつかないような暗い噂。真偽の程は存じませんが、この「グーフィー影武者説」の根拠をご紹介させていただきたく存じます。
目次
グーフィー
グーフィーといえば世界的に知名度の高いキャラクターではありますが、詳しい情報についてはご存知でない方もいらっしゃるかと存じます。
そこでまずはグーフィーの概要をご説明いたします。
公式設定
本名:グーフィー・グーフ(Goofy Goof)
身長:132cm
利き手:左手
職業:俳優
初登場
グーフィーがディズニーアニメに初登場したのは1932年5月25日に公開された短編映画『ミッキー一座(Mickey’s Revue)』。
この回はミッキーの指揮による演奏が行われる話なのですが、グーフィーはというと演奏側ではなく観客側。グーフィーは演奏の最中に大声で笑い飛ばすという迷惑極まりない観客として登場しました。
ちなみにこの時点でのキャラクター名は「グーフィー」ではなく、「ディピー・ダウグ(Dippy Dawg)」。「ディピー(Dippy)」とは「気のふれた」という意味。
この名前は1933年の『ミッキーの騎士道(Ye Olden Days)』まで使用されたとされております。
息子がいる!
主要なディズニーキャラクターの中では珍しいのですが、グーフィーには息子がおります。その名も「マックス」君!
おっちょこちょいなグーフィーとは対照的に、かなりまともな性格のいい子です。
ちなみにマックス君にはガールフレンドがいます。しかも少なくとも過去2人(匹?)は確認されているのです。プレイボーイ!!
奥さんは?
恋多きマックス君ですが、そのお父さんのグーフィーの恋はどうなのでしょうか。
実は奥さんについては謎に包まれております。いくつかの短編作品で手や声のみ登場したということですが、ほとんど登場せず、死別説まで囁かれている始末。
実際にシングルファザーであるかのような描かれ方が多いです。
いよいよシリアスな展開になって参りましたね。
グーフィー影武者説
さてここからが本題。
上記を踏まえれば息子さんもいらっしゃるようだし、グーフィーはしっかりと生きている者として生活を営んでいるような気がします。
しかしそんな中囁かれている「グーフィー影武者説」。何者かがグーフィーに成りすましているとでもいうのでしょうか。
グーフィーと共演NGのキャラクター
ディズニーのメインキャラクターといえば…(グーフィーを除く)
- ミッキーマウス
- ミニーマウス
- ドナルドダック
- デイジーダック
- プルート
と様々なご意見はあるかとは存じますが、このような感じになるのではないでしょうか。
実はウォルト・ディズニー氏がお亡くなりになる前はグーフィーとの共演がNGだったキャラクターがいたのです。どの作品でも同じ画面に一度も映ったことがないのです。
そのキャラクターとは…
プルート
スタンダードキャラクターズ プルート
そう。ミッキーの飼い犬で大親友のプルート。プルートは人語をほとんど喋らず、完全な犬として登場していますよね。
グーフィーは喋りますが、彼もプルートと同じく犬だと思われます。そこでプルートがグーフィーの影武者として登場しているのではないか、と言われているのです。
※ウォルト・ディズニー氏没後はグーフィーとプルートは無事(?)共演しております。
犬なの?
ここでよく考えるとおかしいのが、グーフィーとプルートの関係ですよね。
仮に別の個体だったとして、同じ犬なのにも関わらず、グーフィーが文化的な生活を営んでいるのに対して、プルートは飼い犬。
そこでグーフィーは犬ではないのではないか、という疑問が呈されました。
と「グーフィーおおかみ説」が提唱されたのです。
もしこれが本当なら明確に犬という設定があるプルートがグーフィーを演じているという線は薄くなります。
しかし、この点、ディズニー公式の発表により「グーフィーは犬である」という結論が出ておりますので、グーフィーは犬ということで間違いないようです。
そもそも初登場時の名前が「Dippy Dawg(気のふれた犬)」であったことを踏まえても、同じ犬であるプルートがグーフィーに成りすますことは十分に可能なわけです。
死んでるの?
そもそも「影武者説」と申し上げましたが、その前提となるグーフィーの死は本当にあったのでしょうか。
Halloween Traditions: Franken Goofy グーフィーフィギュア
グーフィーは多くの作品で様々な危険を体験しておりますが、なんだかんだで大怪我を負う程度で済んでいるような気がします。そもそもギャグキャラですしね。
グーフィは人気キャラで多くの登場作品がございますが、グーフィーが亡くなっているような描写があるアニメ作品は3作品ございました。
- ミッキーのクリスマスキャロル
- 家にとりつく方法
- 怖い友だち
ミッキーのクリスマスキャロル
『ミッキーのクリスマスキャロル』は小説の『クリスマスキャロル』をディズニーキャラでなぞったものです。
作中でグーフィーは因業な経営者スクルージのビジネスパートナーであるマーレイ役で登場します。
このマーレイという男は冒頭で亡くなってしまうので、この点、グーフィーが亡くなっていると考えることもできなくはありません。
とはいえ、あくまで「マーレイが死んだ」だけなので、グーフィー自身が死んだとは考えづらいかもしれません。
家にとりつく方法
「家にとりつく方法」は『ハウス・オブ・マウス ミッキーの悪いやつには負けないぞ!』という短編集の一話です。
グーフィーシリーズ特有のナレーションで「とりつく方法」を紹介してくれる回なのですが、なんと冒頭でグーフィーは幽霊になります。とはいえ仮死状態という説も。
さらにこの話ではグーフィーがあの手この手でドナルドダックを驚かせようとするのですが、ドナルドも最終的に幽霊になります。
全編がギャグ回ですので、あまり深刻に設定に関わるような話ではないのかもしれません。
怖い友だち
上記の2作品に比べて最近のシリーズ「ミッキーマウス!」から『怖い友だち』という回にてグーフィーの死が描かれております。
正確には死亡時の描写はないのですが、すでに肉体が腐敗した状態でミッキーマウスの前に現われるのです。
この回につきましては、2017年11月29日現在、YouTubeにてディズニー公式チャンネルが公開しておりましたので、埋め込ませていただきます。
かなり不気味な描写もあり、ディズニーものだと高を括っていると意外とショッキングかもしれません。
グーフィーの死んだ夜
上記のようにアニメ作品上ではシリアスなグーフィーの死は描かれていないようです。
1961年に「ディズニー・クラブ」が発行した会報『ディズニー・ジャーナル』にて「グーフィーの死んだ夜」という評論が掲載されました。
この「グーフィーの死んだ夜」では
グーフィーと顔と耳が酷似しているプルートは、グーフィーと同じ場面に映ったことがない
という上記の旨を指摘した上で、独自のストーリーを仮定しておりました。というのも、
グーフィーはミッキーとドナルドとのスターの座の奪い合いに疲れ果て、ある夜に人知れず自殺してしまった。
彼の死後は影武者が代わりに映画に出演している。
「いやいや、ただこの論評者が勝手に書いただけでしょ?」とお思いの方もいらっしゃるかと存じますが、あながち侮れないのです。
『ディズニー・ジャーナル』は創刊号にウォルト・ディズニー氏本人からのコメントを貰うなど、かなりディズニーサイドとの繋がりが強い刊行物だったのです。
さらにこの記事が掲載されてからも、なお、グーフィーとプルートは同じ場面に映ることはなかったのです。
仮にこの記事をディズニー側が読んでいたとしたら、ある意味、その噂を楽しんでいたのかもしれません。
まとめ
アッヒョwwwwwwwwwww
<<ファミコン版『ゴーストバスターズ』の真のエンディング>>
最後までお読みくださいましてありがとうございました。