平素お世話になります。
2016年の年末、ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領として選任されることが確定しました。政治学者やアナリスト、その他多くの専門家達はヒラリー・クリントン氏が大統領選挙で選ばれるであろうと予想していたので、テレビのニュースを見て驚愕したのを未だに覚えております。
さてこのトランプ氏の選任、とある秘密結社によって予言されていた、もしくは、強行されたという陰謀説がございます。その秘密結社とは、
イルミナティ（Illuminati）
アメリカ合衆国大統領選挙に関する陰謀説についても、まとめたいところではございますが、今回は、イルミナティの概要についてまとめていきたいと存じます。
イルミナティ、その出自、その目的
イルミナティとは現在でも密かに世界へ手を伸ばし影響を与えている影の権力であるとされる秘密結社です。
結社にまつわる噂のすべてが真実かはわかりませんが、歴史上イルミナティという秘密結社は確かに存在しました。
1776年5月1日、バイエルン選帝侯領（現在のドイツ南部）でインゴシュタット大学法学部長のアダム・ヴァイスハウプト教授がイルミナティという秘密結社を創設しました。
イルミナティの目的は、知的能力を実証された人々 が世界を治める「世界単一政府」を生み出すこととされております。端的に述べれば、エリート達による世界征服です。
イルミナティはかつて、文学・教育・美術・科学・財政・産業の分野でもっとも聡明な人々を含む2000人もの結社員を集めたといわれております。
フリーメイソンとの違い
イルミナティと並んで陰謀論者に大人気なのが、フリーメイソンという秘密結社です。
「フリーメイソンにはカースト制度があり、その上位に位置する者たちがイルミナティという地位にある」としばしば理解されているようですが、「厳密には」異なります。
イルミナティとフリーメイソン、それらは別の秘密結社です。秘密結社は宗教ではございません。宗教だったら、崇拝している神が異れば教典も異なるので、「私はキリスト教と仏教の両方の信者です」という状況はまずありえません。
しかし秘密結社は、ただのグループ。共感するところがあれば、入ることができます。したがって、１人が複数の秘密結社に所属することだって往々にしてありうるのです。
実際、イルミナティの創設者とされるヴァイスハウプト氏は1777年にフリーメイソンになっております。
と申してみたものの、実際にはフリーメイソンの上層部はイルミナティで構成されているという噂はあながち嘘ではないかもしれません。それは、後述のイルミナティの強制解散という歴史的事実そして、イルミナティの能力から考えれば不自然ではないからです。
イルミナティの活動禁止？！
18世紀後半、ヨーロッパはカトリック教会に支配されていました。
カトリック教の教義にそぐわないと判断された団体や書籍は時の権力者に「異端」というレッテルを貼られ、関わり続ける人間を村八分状態にするような時代でした。
イルミナティは異端とされている「キリスト教グノーシス派」の団体とみなされ、1785年にローマ教皇・ピウス六世はイルミナティは異端であると明言しました。
イルミナティの結社としての活動は1785年に終わったとされております。
イルミナティは表立ってイルミナティとして動けなくなったのです。ではどうするか。
フリーメイソンとしてイルミナティの活動をすればいいのです。フリーメイソンは異端認定されませんでした。
そして先述のようにイルミナティはエリートの集団。フリーメイソン内で優位なポジションを獲得することも難しいことではなかったのでしょう。
４．なぜ今でも表に出てこないのか
今は結社の自由や思想の自由が認められました。
イルミナティだって活動停止は解除されたはずです。動いているのでしょうか。
フリーメイソンの日本支部、それは東京タワーのふもとにあります。行けばすぐわかります。フリーメイソンは隠れて行動する秘密結社ではないのです。
なぜならば、フリーメイソンの思想が博愛主義であり、バッシングを受けるようなものではないからです。
イルミナティの場合、いかがでしょうか。なんか「エリートによる世界征服」を目指す団体があったら…エリートではない私からすると、脅威でしかありません。
バッシングの対象となると思います。
「博愛主義の陰に隠れて、エリート世界征服を行う」
これが今のイルミナティと考えられます。現に、イルミナティが現在存在しているかすら不明である以上、あらゆるメディアでイルミナティについてバッシングしても、ただの陰謀論として、自分と関係の薄い都市伝説としてしか捉えられません。
この記事を書いていてなんですけど、私でもこんなの本当にあるのかと疑問に思いながら書いています（病気か！）。
５．上記は設立前から敷かれていたレールであった
話はイルミナティ設立に戻ります。1776年、イルミナティはヴァイスハウプト教授によって設立されました。果たして、一介の大学教授がヨーロッパ中のエリートを2000人も集めることができたでしょうか。
今のようにインフラも整備されていません。人口も多くない。
ヴァイスハウプト氏がエリートを集め、団体を維持するには莫大な費用がかかったはずです。その費用の出所は？
初代ロスチャイルド マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド氏
彼の財政支援があったとされております。そして、彼自身がイルミナティの影の支配者であったとも噂されています。
さてここでマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド氏の名を出したのは、1774年、彼が30歳のときに行った秘密会議に関してお知らせするためです。
その秘密会議の議題、それは「全世界のマンパワーと資源を独占的に支配するためにはどうすればよいか」ということです。
結果25項目からなる
「世界革命行動計画」
がスタートすることになります。ここでは全文は記載できませんが、その25項目の中で、フリーメイソンを利用することが示されているのです。
それが16項、
１６．フリーメーソンのブルー・ロッジ内部に大東社を組織して破壊活動を実行しながら、博愛主義の名のもとで、自らの活動の真の意味を隠すことは可能である。大東社に参入するメンバーは、ゴイムの間に無神論的唯物主義を広めるために利用されなければならない。
つまり、フリーメイソンの集会場の中に東洋を統括する支所も組織し利用すれば、博愛主義を盾にして、世界征服という目的を隠し、破壊活動をできるだろう。と言っているのです。
前後関係はばらばらですが、そこは読者様のフィーリングで！
そして、東洋を統括する支所に参入するメンバーは、非ユダヤ人（＝ゴイム）に無宗派（神様などいないという考え）を広めなければならない。こちらもふんわり解釈ですがね！
読者様は「あなたの宗教は何？」と聞かれて、仏教とかキリスト教とか答えられますか？
私は答えられません。でもなんとなく家に神棚はあるし、毎日手入れしているし、神様になむなむしてます。
まとめ
この記事が消されないって言うことは、内容が嘘か、あたりさわりがないってこと！（雑）
最後までお読みくださり、ありがとうございました！