長州力は「キレてないですよ」とは言っていなかった

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皆様、プロレスはお好きですか?

もしプロレスがお好きでなくてもそうでなくても、ある程度の年代の方ならご存知であろうプロレスラー

長州力(ちょうしゅう りき)

ちょっと前に「長州小力(ちょうしゅうこりき)」というお笑い芸人がブレイクして、プロレスファンだけではなく幅広い層に知れ渡りました。

この長州小力氏は長州力氏のモノマネをしながら、パラパラなど面白いことをするという芸風で活動しているのですが、そのキメ台詞が

「キレてないですよ」

という長州力氏の滑舌の悪さをうまいこと捉えた一言。

ただ、この元ネタでは「キレてないですよ」とは言っていないというのです。

今回は長州力氏は「キレてないですよ」とは言ってない説をご紹介したく存じます。

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キレてないですよ

さて長州小力氏のネタで有名になった「キレてないですよ」というフレーズ。

現在はそこまで流行っておりませんが、一時期はものすごいブームでした。


キレてないですよ。

上記のような本が発行されたり…

雑誌にもハッキリと「キレてないですよ!」という文字が印刷されております。

さらに

日本一滑舌の悪いしゃべるスタンプ

本人まで「キレてないですよ」と言ってます。

1995/9/23 新日vsUWFインターの対抗戦前

当時伝統的なプロレスを行っていた「新日本プロレス」と、マスコミを利用しよりスペクタクルなプロレスをしようとしていた「UWFインターナショナル」という2つのプロレス団体が敵対しておりました。

そこで1995年9月23日、新日本プロレスに所属する選手である長州力氏と永田祐志氏、UWFインターナショナルに所属する選手である安生洋二氏と中野龍雄氏でのタッグマッチが行われたのです。

試合前にUWFインターナショナルはマスコミを利用し徹底的に新日本プロレスの体制を批判。「インチキ」「まやかし」「子供だまし」と揶揄し、そんな新日本プロレスには「200%勝てる」と豪語しました。

その言葉を受けた上で、長州力氏はUWFインターナショナルに挑んだのですが、敢え無く敗退。試合終了後、安生氏は負けた長州氏に対して、しつこく挑発をしてきたのです。

しかし、そこはプロレスラー。試合後はグッとこらえ、退場。

その後のインタビューにて…

長州「俺 キレさせたら大したもんだよ。俺 キレさせたらリングから下ろしてないよ、マジで。」

と挑発をもろともしないアピール。さすがプロレスラー。

「俺をキレさせたら大したもんですよ」

も長州小力氏のネタで有名ですよね。

1995/10/9 東京ドーム 長州力vs安生洋二

さて、上記の対抗戦で敗北してしまった長州氏。しかし、リベンジマッチという位置づけではなかったのですが、事前にリベンジマッチにふさわしいカードが切られていたのです。

1995年10月9日、東京ドーム、長州力氏と安生洋二氏との試合

試合は4分5秒で、長州力氏がサソリ固めを決め勝利しました。

この試合後、伝説の「キレてないですよ」が登場するというのですが…

動画

実際のインタビュー動画をご覧頂きましょう。

インタビュー内容

動画をご覧になれない方、あるいはご覧になった上でよく聞き取れなかった方もいらっしゃるかと存じますので、インタビュー内容をできるだけ書き起こします。

アナウンサー「長州さん、キレたんですか?」
長州「あ?」
アナウンサー「キレました、今日?」
長州「キレちゃいないよ。」
アナウンサー「完勝…っ!」
長州「ふぅ」
長州「まあ結果的にはもう想像した…西村と一緒だな。想像した通りだ。」
アナウンサー「横浜アリーナの時に言ってましたよね?こんな差があるって」
長州「ウン…差はあるよ。安生もキラしたかったんじゃないか?勇気ねぇよな。うん。まぁキラしたやつは一応いねぇだろ。うん。でもキラさない限り本質的には、キラさない限りは…勝てないよな。多分。多分俺の勝負はそっからだから。あぁ。まぁ、キレていいのか、悪いのかな、あぁ。キレないで冷静に帰った方が、帰った方がな」
長州「はぁ…はぁ…」
アナウンサー「汗はかいてますけど、あんまり疲れてないんじゃないですか?」
長州「コンディションはいいんだよ俺は。最高にコンディションはいいんだよ。明日明後日もまだあるし。俺はね。うん」

ちょっと途中、何をおっしゃっているのかわかりませんが、

「キレてないですよ」ではなかったのです!

正確には

「キレちゃいないよ」

なのです。

まとめ

キレてないですよ。ネタはキレてないですよ。

ボーン

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

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